【冬のおしゃれは足元から】おすすめの冬靴はこれだ!スーツ・ジャケットにも実は合うブーツがある
みなさんこんにちは。
「冬の靴、なに履けばいいんだろう?」
「スーツに合わせる靴、冬だからって何か変えるべき?」
「ブーツって、ビジネスでも履けるの?」
寒い季節になって、足元の選択に悩んでいる方も多いのではないでしょうか。今日はそんな疑問を一緒に解決していきたいと思います。
おしゃれは足元から、その理由
「おしゃれは足元から」という言葉、よく耳にしますよね。これには深い理由があるんです。
実は、人が他人を見るとき、最初に目が行くのは顔。そして次に必ず見るのが足元なんです。なぜでしょうか?
それは人間の本能として、相手がどんな足取りで近づいてくるのか、という部分に注目が行くから。だからこそ、足元の印象が、その人全体の印象を大きく左右するんですね。
特に冬は、重たいアウターで全身がカバーされる分、見える足元の重要性が増します。
今日はそんな冬の靴についてお伝えいたします!
冬の靴はこれ!足元、押さえるべきポイント
冬の足元選びで特に重要なのが、以下の3つです:
1. 季節感の演出
2. 防寒性の確保
3. スタイルとの調和
この3つを同時に満たす最適解が、実はブーツなんです。
ブーツという選択肢の深さ
「ブーツ=カジュアル」というイメージをお持ちの方も多いかもしれません。確かに、無骨なワークブーツならその通りです。
しかし、ブーツには実に様々な種類があり、フォーマルな場面でも着用できるものも少なくありません。
ドレッシーブーツの代表格、チャッカブーツ
特におすすめなのが「チャッカブーツ」です。
チャッカブーツは、実はとても由緒正しい靴。もともとはポロ競技で試合後に選手たちが履いていたブーツが原型とも言われています。貴族のスポーツだったポロ。その着用アイテムですから、品格は折り紙付きですね。
チャッカブーツの特徴:
– 足首まである程度の高さ
– シンプルな紐締めデザイン
– すっきりとしたシルエット
– 比較的薄めのソール
これらの要素が、ドレッシーな印象を生み出します。
スーツスタイルにもジャケパンスタイルにも対応できる万能さも、チャッカブーツの魅力。特に冬の定番アウター、チェスターコートとの相性は抜群です。
エレガントの極み、チェルシーブーツ
もう一つの王道が「チェルシーブーツ」。サイドゴアブーツとも呼ばれるこの靴は、英国の伝統が息づくエレガントな一足です。
チェルシーブーツの特徴:
– サイドのゴム素材(エラスティック)
– 紐がないすっきりとしたデザイン
– やや長めの筒丈
– スマートなトウ(つま先)
このブーツ、実は英国王室とも縁が深く、ヴィクトリア女王の靴職人J.スパークス・ホールが考案したと言われていますね。
上品な佇まいは、ビジネスシーンでも違和感なく馴染みます。
冬の靴は素材選びで季節感を演出する
ブーツを選ぶとき、もう一つ重要なのが素材選び。
特におすすめなのが、スエード素材です。スエードの特徴:
– 起毛した表面が温かみを演出
– 柔らかな光の反射で高級感を醸成
– 他の冬素材(ツイードなど)との相性が抜良
– 手入れ次第で防水性も確保可能
スエードは、一見デリケートに思えますが、しっかりと防水スプレーでケアをすれば、実用面でも問題ありません。
カジュアルを極めるワークブーツの魅力
ここまでドレッシーなブーツを紹介してきましたが、あえてカジュアルなワークブーツを選ぶのも一つの手。
特に注目なのが、レッドウィングのアイアンレンジャー。
アイアンレンジャーの魅力:
– 堅牢な作り
– エイジングを楽しめる革質
– 無骨さの中にある品格
– 高い防水性能
このブーツは、以下のようなアイテムとの相性が抜群:
– デニム
– コーデュロイパンツ
– ツイードジャケット
– モッズコート
冬の靴にブーツを選ぶ実践的なメリット
見た目の魅力以外にも、ブーツには実践的なメリットがたくさんあります:
1. 優れた防寒性
– 足首までカバーすることで体温の低下を防ぐ
– 地面からの冷気を遮断
– 厚めのソールで断熱効果を確保
2. スタイリッシュな見え方
– 脚長効果が期待できる
– パンツとの境目が自然
– 全体的なシルエットが引き締まって見える
3. 機能的な利点
– 電車などでの着座時に靴下が見えにくい
– 急な悪天候にも対応可能
– 足首のホールド感で実は歩きやすい
コーディネート実践編
では、実際にどう合わせればいいのか、具体例を見ていきましょう。
【フォーマル寄りの装い】
– チェスターコート×スーツ×チェルシーブーツ
– ポロコート×ジャケパン×チャッカブーツ
– ダブルブレストコート×フランネルスーツ×サイドゴアブーツ
【ビジネスカジュアル】
– ツイードジャケット×グレーフランネルパンツ×スエードチャッカブーツ
– カシミアステンカラーコート×ネイビーブレザー×チェルシーブーツ
– キルティングジャケット×コーデュロイパンツ×スエードブーツ
【休日カジュアル】
– トレンチコート×デニム×ワークブーツ
– ダッフルコート×チノパン×スエードブーツ
– ポロコート×コーデュロイパンツ×アイアンレンジャー
季節感を演出する素材の組み合わせ
冬のコーディネートを完成させるには、素材の組み合わせも重要です。
冬の靴・ブーツに合わせる上着:
– カシミア
– ツイード
– フランネル
– メルトン
冬の靴・ブーツに合わせるパンツ:
– フランネル
– コーデュロイ
– ヘビーオンスデニム
– ウールギャバジン
この季節感のある素材たちと、ブーツは見事にマッチします。
メンテナンスの重要性
せっかく良いブーツを手に入れても、手入れを怠ると台無しです。
冬の靴!基本的なケア:
1. 使用後のブラッシング
2. 定期的な防水スプレーの使用
3. シューキーパーの活用
4. 革用クリームでの保湿
特にスエードは:
– 専用ブラシでのケア
– 防水スプレーの定期的な塗布
– 雨天時の使用を避ける
まとめ:冬の靴!足元、ブーツという選択
ブーツは、見た目の魅力だけでなく、実用性も兼ね備えた優れもの。
特に冬は、コートなどの重厚なアウターとブーツの組み合わせで、大人の品格ある装いが完成します。
フォーマルなシーンならチャッカブーツやチェルシーブーツ、カジュアルならワークブーツと、シーンに応じて使い分けることで、コーディネートの幅が大きく広がります。
この冬は、足元からワンランク上の装いを目指してみてはいかがでしょうか。
さて、明日は何着よう?
ライター:松 甫 詳しいプロフィールはこちら>>
表参道の看板のないオーダーサロン 株式会社ボットーネ CEO。
自身もヘッド・スーツコンシェルジュとしてフィッティングやコーディネートを実施。
クライアントは上場企業経営者、政治家、プロスポーツ選手の方をはじめ、述べ2,000人以上。
2024年12月14日
スーツの着こなし術 | コーディネート
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