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明日は何着よう?松はじめのスーツの着こなし術

バーズアイのスーツとクリスマスプレゼントと

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「素敵です・・これがオーダーの醍醐味ですね。こんなに柔らかいのですね、生地。」
と言うと、羽織ったスーツ姿のまま小さく拍手をいただき、

「僕の、理想の形で上がってきました、イメージ通りです。絶対に、また仕立てに着ます。次回、、すぐに(笑)」

こちらはK氏、納品待ちのスーツである。
K氏は12月末バースディということで、
ちょうど自分自身へのクリスマス・プレゼント&バースディプレゼントになるという一大特典付きお仕立てであった。

お持ち帰り間際には、

「今季多忙でしたが、2016年は今期最高の営業成績を打ち出すことができたので、
2017年はこれを着て、もっと良い成績を上げなければいけませんね。」
とスーツとともに翌年の業績アップを

大手企業のコンサルティングが日々増えているという敏腕、
当然プレゼンテーションは役員、幹部クラスとなる。
しかしながら堅すぎず、失礼のないファッショナブルなポジションを目指し、対話を重ねて生まれたスーツである。

ご覧のバーズアイのスーツは、やや渋めになるため、
本日のコーディネートではシャツで爽やかな要素を追加して、
イタリーのSUPER130’sでさらにソフトさが出た。
ちなみに今回は2着のオーダーをいただいたが、
もう1着はウインドゥペーンのスーツで、チェンジポケットでさらにらしさをプラスしている。
こちらは、
「これであれば、クライアントの方にも落ち着いた印象を与えられそうです。」
とのお言葉を。

バーズアイというのは柄の名前で、
読んで字の如く《鳥の目》だ。
鳥の目のように見えなくもないが、別名では《石目織》とも言われる。

さらにアップで見ると・・

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色も手伝って石目(いしめ)という用語にも共感できないだろうか。

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初対面の名刺交換の距離や、個室での会食であれば落ち着いたグレー無地に見えるのだが、
織り柄とはまた違う立体感があり、独特の渋みが滲み出る。

ちなみにイタリア語では、
Occio Di Perniceとなり、こちらも山ウズラの目なのだそうだ。
何かとうんちく目白押しのクラシックながら目新しい一着である。
おあとがよろしいようで。

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松 甫ライター:松 甫 詳しいプロフィールはこちら>> Twitter Facebook 表参道の看板のないオーダーサロン 株式会社ボットーネ CEO。
自身もヘッド・スーツコンシェルジュとしてフィッティングやコーディネートを実施。
クライアントは上場企業経営者、政治家、プロスポーツ選手の方をはじめ、述べ2,000人以上。

2016年12月24日
オーダースーツ | オーダースーツの生地

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