スペアパンツのすすめ

常連のI様のオーダースーツは、ミディアムグレイ。
数年前から、秋冬用のスーツは目付350gmを超えるハードな生地でお仕立てさせていただいており、
このミディアムグレイのスーツも逞しい表情をしています。

最近はスペアパンツでオーダーいただいており、シーンによって使い分けをされているI様。
今回はベルトレスのパンツをスペアとして。

オーダースーツの打ち合わせの際に、「スペアパンツの製作も可能でしょうか?」と良く質問をいただきます。
もちろん、スペアパンツのオーダーは可能ですし、ご縁をいただきこれからお仕立ていただけるスーツを
より長くご愛用いただくためにも、非常におすすめなオーダー方法だと思っています。
そして、実はオーダーならではのスペアパンツの楽しみ方があるんです。
そこで本日は、このスペアパンツをテーマに、メリットなどを詳しく解説していきたいと思います。

いつもダメージを受けるのはパンツの方

スーツを買い替えるタイミングというと、皆さんは何を思い浮かべますか?
例えば、「今のスーツが時代性(トレンド)に合っていなくて違和感がある」ですとか、
「体形が変わって、着れなくなってしまった」など、この辺りは良くあるスーツ新調の理由です。
そして意外と多いのが、パンツがボロボロになってしまったということ。
普段スーツを着てお仕事をされる方、デスクワークと言う方であってもダメージから逃れられないのがパンツなんです。
朝玄関で靴を履くときにしゃがんだり、電車やデスクに座るときもヒップや太ももは伸縮を繰り返しています。
最悪のオアターンは、重い荷物を持ちあげた時に、ビリッと股が避けて、、、。
それ以外にも、デスクワーク中心の方は、太ももの裏(ひざに近いところ)がこすれテカテカになってしまう場合があります。
ポケットにスマホや財布を入れてしまう方は。ポケットのふとが擦り切れてしまったり、
スマホの角が当たる部分がデニムのようにダメージを受けてしまったり、、、
挙げればキリがないほどに、ジャケットに比べて日常の中でたくさんのダメージを受けてしまっています。
オーダーの場合、同じ生地が残っていればパンツだけ作り直すということも出来ますが、
生地がなくなっていることも多く、なくなくジャケットも手放してしまうというケースが本当に多いんです。
スペアパンツでスーツの寿命は格段にアップする
スーツの寿命を長くする=パンツのダメージを軽減させるといっても過言ではありません。
一番簡単なのは、スペアパンツをセットで購入すること。
スペアパンツ分のコストはかかりますが、長い目で見ると結局はコストパフォーマンスも良くなります。
一番の対策は、スペアパンツをしっかりローテーションさせることです。
1つを着用し続けて、ダメになったらスペアパンツを、、、ということではありません、あくまでローテーションです。
ローテーションさせることで、一度着用したパンツに休息を与えることができ、
良いウール素材で仕立てたパンツならば、シワをある程度復元させることもできます。
連続で着用するのではなく、スーツには休息が必要だということも覚えておいてくださいね。
オーダーならではのスペアパンツ
ここで、スペアパンツの力を最大限に発揮する為に、オーダーならではの楽しみ方をお伝えしようと思います。
それは、違った仕様のスペアパンツをオーダーするということです。
それだけ?と思うかもしれませんが、詳しく見てみると使い道が見えてきますよ。
例えば、一つはベーシックな仕様で仕立てる。
ベルトループを付け、すっきりとノータック。
裾はフォーマルにも対応できるようにシングルにして、適度な細身のシルエット、、、といった感じでしょうか。

スペアパンツがなければ、こうしたベーシックで幅広く対応できる仕様やシルエットでオーダーしたいですよね。
スペアパンツがあるとどうでしょうか?
例えばスペアパンツの方は、トレンドを取り入れた仕様も良いかもしれません。
ベルトレスのサイドアジャスター仕様は最近本当に増えてきましたが、まだまだ抵抗のある方も多いはず。
タックも同じです。
いまや雑誌を見てみてもノータックのパンツはほとんどありません。
変わりに1タック・2タックのパンツが、ファッション業界人から一般の層まで広まってきました。
それと同時に、ベルトではなくサスペンダー仕様も復活してきています。
こうしたトレンドに乗ってみても面白いかもしれません。
サスペンダー仕様にするのであれば、股上はベルト仕様のパンツよりも深い方がいいでしょう。

シルエットもタックが入るのであればヒップや腰回りのゆとりは必要になりますし、
裾に向かって徐々に細くなるようなテーパードシルエットが今のスタンダードです。
こんなに仕様が違うとなると、これはオーダーでしかできませんよね?
でもこうすることで、同じ生地の同じジャケットでも、不思議と違う物を着ている感覚になるほど新鮮な気持ちになります。

一つはベーシック、一つはトレンドに合わせて。
ひとつ安心できるパンツがあれば、トレンドに乗った冒険も怖くありません。
それぞれのパンツをシーンによって使い分けることで、スーツスタイル全体の印象を変えたり、
より快適に着こなしたりすることができます。
こうしたことから新しい発見が生まれるのだと思います。
「意外とベルトレスのパンツ履きやすかったな」「サスペンダーってこんなにシルエット綺麗になるんだ!」
実際にこういったお声も少なくありません。
自分の方が決まっている!と言う方は、もちろんまったく同じスペアパンツで全く問題なし。
皆様にあったスペアパンツの姿をご提案させていただきます。
最後に
とういうことで、本日はスペアパンツが何故必要なのか、そしてオーダーならではの楽しみ方について解説しました。
スペアパンツがあれば、いろいろなメリットがあります。
何より、気に入っていたただいたスーツを長くご愛用いただけるということが一番です。
皆さんもオーダースーツ(スペアパンツ付き)で仕立ててみませんか?
好評のGoToオーダーキャンペーンも残り1ヶ月です!
おお気軽にお問合せお待ちしております。
http://bottone.jp/bc/blog/bottone-ceo/33707.html
ライター:nakanomaru一度は大手IT企業へと入社。5年勤務ののち、心の声に従い上京しボットーネに。
人生で情熱を注げることは2つ、1つはサッカー、もう1つはスーツ。
何事もコツコツ、地道に基礎を固め着実に行う動作の安心感の高さはクライアントからの評価も高い。
2020年11月27日
オーダースーツ | スーツのディテール
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