コートがあればラッピングが完成するのだ
服を着るのは好きだ。
何を今更・・・と言われそうだが、服が好きなのは間違いない。休日はどこに行くか?何をするか?よりも何を着るか?が最重要課題になる。
仕事で生地やスタイルを提案する場合には、こちらの作りたい物、着せたい物を一方的に押し付けるスタイルは嫌いなので、目指す洋服のゴールが見えない場合は、とにかく質問をすることになる。
仕立てたことはあるか?どこでどういう人に会うのか?意外にもイメージと違って動く仕事だった、という発見もある。例えば人事という役だが、実は学生に向けた説明会の設営も含め行うということがわかって、コスト感や素材の強度という軸も見えてくる。それにあまりにも堅物なスーツでは学生に対してのイメージもイコールになるから、ファーストコンタクトはもう少しフレッシュな要素があっても良い。
さて、スーツスタイルになくてはならないのはネクタイだが、休日はジャケットにタイ、そして要の靴を考えると同時に、この季節はそれにプラス1つ追加となる。
コートだ。
服を着るのは好きだが、特にコートを着るのが大好きだ。
今やアウターは、どんどん着る機会を失っている。
オフィスは暖房完備は当たり前。都心は電車に乗ってしまえば汗ばむくらいだし、コートを着たもののすぐ脱ぐという。営業をやっていたならばずっと手に持っていたことだろう。
ヘビーウエイトになればなるほど、なかなか着ないのではないだろうか。
だが、そういう側面だけではなくカッコイイのがコート。
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松 甫 記事一覧はこちら>>表参道の看板のないオーダーサロン 株式会社ボットーネ CEO。
自身もヘッド・スーツコンシェルジュとしてフィッティングやコーディネートを実施。
クライアントは上場企業経営者、政治家、プロスポーツ選手の方をはじめ、述べ2,000人以上。
2017年11月3日
ボットーネCEOのオーダースーツの着こなしブログ | 背広紳士の知識
タグ:コート, 服飾史
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