ルール!なぜテニスではピンクの下着がダメなのか?スポーツ=白の理由
オーダーサロン ボットーネの松 甫(まつ はじめ)です。
休日は彼女とスポーツなんてのも悪くありませんよね。
ところでスポーツといえば、下着の色に気をつけなければいけません。
テニスのウィンブルドンで7月3日、元世界ランク1位ヴィーナス・ウィリアムズが勝利したものの、ピンクの下着を試合中に着用していたとして、警告を受けたことをご存知だでしょうか?
日本人にはなかなかわからないのですが、一体なぜ?そのくらいで警告が出たのでしょう?
実は私、松はじめはお世話になっている方とお話しした時にこの事実を知ったのだ。
銀座ファッションアカデミアというファッション・スクールにて講師を勤めていらっしゃる、著書 スーツの百科事典でもおなじみ服飾評論家の、出石尚三先生だ。
先生はエリザベス女王が名誉総裁(現在エリザベス女王は公務縮小し、別の王室メンバーに移譲している可能性がある)テニス・クラブの名門 ハリガンクラブクロッケーに表敬訪問したことがある。
その際の、こんなエピソードを語って下さった。
ところが、だめです!と。
一体どうして白でなくてはいけないのだろうか。
実は、歴史が関係していた。

内側に着用しているのは、チルデンニット。Vネック・ニットで、アメリカのテニス選手、ウィリアム・チルデンの名からきているという。やはり白ベース。
ということで、スポーツウエアが白がベースになっているというのは、夏だから白、がそもそもの出発点だったのだ。
こうしてルール化され、徹底して白を着用しなければならない。
なぜだろう?と思っているようなことにも、それぞれ背景や意味がある。
ということで、西洋発祥のスポーツをする際には下着の色には気をつけよう。
ライター:松 甫 詳しいプロフィールはこちら>>
表参道の看板のないオーダーサロン 株式会社ボットーネ CEO。
自身もヘッド・スーツコンシェルジュとしてフィッティングやコーディネートを実施。
クライアントは上場企業経営者、政治家、プロスポーツ選手の方をはじめ、述べ2,000人以上。
2017年8月12日
スーツの着こなし術 | ジェントルマンの知識
タグ:服飾史, 講座, ルール, 着こなし, スポーツ
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