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オーダースーツBOTTONE クルーの本日の気づき

4月3日とブルックスブラザーズと

桜

満開の桜。
新しい暮らしのはじまり、春は突然。
入園式、入学式なども目白押しだが、4月3日は、新入社員のスタートという企業も多かったのではないだろうか?
1日が土曜日だったから、3日スタートとなるわけで、なんだか3日はこちらまでソワソワした。

最初に会社に入って、まずは誰よりも早く出社して、先輩の机を拭くもんだぞ、なんていう39歳の私が新卒で入った時の感覚値は、古い!と言われるに違いない。
いや、39歳の私がフレッシュな時代だって、そんなやつはいなかったと思う。

先輩に媚びうるなんてできない、仕事で成果出しますよ!という今考えてもあり得ない態度だった私。
しかも自分なりのスーツスタイルで堂々と会社に行って、何が悪いんだといきがっていた。

表参道の様子

あの時の先輩たちはそんな私に対して本当にジェントルで、ほら、ああいうストレートチップを履いてこそ紳士だよ、と教えてくれ、細すぎるダークスーツとナロータイは無茶苦茶に駄目出しされなかったものの、ほら、ああいうのご紳士だよ、と言われたのが、9センチ超えのタイをしているその店のボスだった。

ボスに、
すみません!何か、ネクタイ下さい!

と厚かましくお願いしたら、
なんだお前、馬鹿野郎、自分で買え!

と言われながら、翌日一本の小模様の大剣の太い、上質なシルクのタイが私のデスクに置かれていた。

ボスに、ありがとうございます!
といったら、
松には10年早いがな。と笑われた。

もう10年以上経過しているが、今となってわかるのは、なんと若気のいたりだったのか、ということだ。
ボスのささいな気遣いとか、着こなしとか、靴のケア、そしてどんなに遅くなってもオフィスで待っていてくれて、なんだよ遅かったじゃねぇか。とさらっと言う、部下への配慮。
服は着るだけでは半分でしかない、という大西基之氏の言葉が頭にこだまする39歳であった。

今月の営業タイプ、後輩が入る季節、ちょっと先輩に見える1本ということで、ちょっと背伸びしてブルックスブラザーズのリバースを。

今月の1本

新年度!いよいよ後輩も入社、先輩っぽく見せるブルックスブラザーズのタイ【連載:松はじめの今月の1本】

暖かい春の陽気がやってきたかと思えば、また急に冬の気候に逆戻り、そんな気候も安定しない3月ですが、世間も年度末ということで何かと忙しい時期でもあります。
そしていよいよ迎える4月、新しい後輩たちが入社してくることで先輩になるという方も少なくないのではないでしょうか。
今回はこれから新入社員も入社してくるなか、ちょっと先輩っぽく見せる一本をご紹介いたします。

http://type.jp/st/feature/2630

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松 甫ライター:松 甫 詳しいプロフィールはこちら>> Twitter Facebook 表参道の看板のないオーダーサロン 株式会社ボットーネ CEO。
自身もヘッド・スーツコンシェルジュとしてフィッティングやコーディネートを実施。
クライアントは上場企業経営者、政治家、プロスポーツ選手の方をはじめ、述べ2,000人以上。

2017年4月6日
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