【おしゃれ冬帽子】コスパ抜群!ビガリのフェルトハット特集
皆さんこんにちは、松はじめです。
今回は時谷堂百貨さんの帽子倉庫で撮影させていただきました。ECサイトで帽子が購入できる時代、自宅にいながらじっくりと被り比べができて、返品交換も可能という素晴らしいサービスです。店員さんの視線を気にすることなく、奥様とゆっくり選べるのも魅力ですね。
そんな時谷堂百貨さんには3000種類以上の帽子があるそうですが、今回は林さんが厳選してくれた、パナマハットで有名なビバリーのフェルトハットをご紹介します。
エクアドル発、意外なフェルトハットの世界

ビバリーといえばパナマハットのブランドだと思っていた方も多いのではないでしょうか。確かにエクアドルのブランドですが、実は山岳地方ではフェルトハットも愛用されているんです。そして何より驚くべきは、そのコストパフォーマンス。パナマハットの時もびっくりする価格でしたが、今回のフェルトハットも期待を裏切りません。
今回は二つの型、そして合計五つのカラーバリエーションをご紹介していきます。
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アルフレード – ウールフェルトの美しさを堪能

心躍るグリーンカラー
最初にご紹介するのは、まるでババロアのような柔らかく美しい色合いのグリーンです。これはウールフェルトハット。ラビットファーフェルトに比べると羊毛なので少し硬めではありますが、この仕上げ方が素晴らしい。非常に繊細に見えるんです。
ウールを縮絨させて、ギュッと目が詰まったこのフェルトは、適度な硬さがありながら思ったより重くない。切りっぱなしのブリムの感じも良いですし、癖付けもしっかりできます。リボンとボウタイの色も心揺さぶられる美しさです。
実際に被ってみると、安心感がある安定の形。後ろのカーブ具合も気持ちが良く、後ろ姿にも期待が持てます。そして何より驚くべきは価格。なんと税込9,350円なんです。1万円を切るこのクオリティ、まるでテレビショッピングのような価格設定ですが、これが現実です。
ボルサリーノ1個買うか、こちらで色違いを揃えるか。初めてのフェルトハットとしては、こちらから始めるのも良い選択だと思います。グリーン車を頑張るか、普通車で抜群のおしゃれを楽しむか、帰省ラッシュ時の選択のようですね。
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コーディネートの提案
このグリーンは、ネイビーのジャケットパンツスタイルに合わせるのがおすすめです。タートルネックでちょっとくつろいだ感じにするのも素敵。緑色のネクタイと合わせても良いですし、グラデーションがかったニットやシンプルなニットで、良いアクセントになります。ニットとコートと帽子だけで、もう完璧なスタイルの出来上がりです。
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ブルーグレーの上品さ
同じシリーズで、ザ・王道のブルーグレーも用意してもらいました。これもまた9,350円とは思えないクオリティ。絶妙なブルーグレーの色合いが、黒っぽいコートとぱっと決まります。頭でグレー系を持ってきながら、温かみを出せる非常に上品な一品です。
フォックスアンブレラのような傘を持って歩きたくなる、そんな雰囲気を醸し出します。肉厚な分、癖付けしても取りにくく、しかも水を弾くモデルなので雨にも強い。天候を気にせずどんどん使えるのも嬉しいポイントです。焼き鳥屋さんに行く時でも気兼ねなく被れる、日常使いに最適な帽子と言えるでしょう。
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キャメルの優しさ
そして私の得意分野とする色、優しいキャメルカラーもあります。全9色展開の中から、今回は特に柔らかな色をセレクトしてもらいました。キャメルのコートと合わせたら、もう完璧です。ポロコートなんかとも相性抜群でしょう。
ウールでこの繊細な色を出すのは、実は非常に難しいんです。白っぽい色の染色は、濃い色を出すより遥かに困難。その中でこの価格設定、本当に信じられないクオリティです。
ニットやカーディガンと合わせると、優しい雰囲気がさらに増します。柔らかな印象を大切にしたコーディネートに最適な一品です。
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ボーラーハット – 唯一無二の存在感
クラシカルな魅力
もう一つの型として、ボーラーハットもご紹介します。こういった雰囲気の帽子は、普通に売っているところが少ないんです。暖炉のある部屋でくつろぎたい、上海で乗馬したい、そんな気分にさせてくれます。
小さなブリムが可愛らしくもあり、ポップな印象を受けるかもしれませんが、実はちゃんと大人のゴシックな雰囲気を持っています。ありそうでなかなか見つからない、唯一無二に近い形です。クラシカルなジャケットとの相性は抜群で、一瞬でクラシカルな雰囲気を醸し出せます。
そしてこのボーラーハット、なんと9,680円。1万円を切るんです。この形で、このクオリティで、この価格。差別化のアイテムとして一つ持っていると、スタイルの幅が大きく広がります。
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ウールグレーの柔らかさ
ボーラーハットにも優しいウールグレーのカラーがあります。これを被るだけで、一瞬でおしゃれになれる。それが帽子の魅力です。ボーラーを被っている人はなかなかいないので、街で注目されること間違いなし。
ジャケットスタイルも良いですが、私は本当はスーツに合わせてほしいと思うくらい、このボーラーハットを推したいです。
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まとめ – ビバリーの勝利

今回のビバリー特集、いかがでしたでしょうか。パナマハットで有名なブランドが、これほどまでに素晴らしいフェルトハットを、この価格で提供しているという事実。まさにビバリーの勝利と言えるでしょう。
時谷堂百貨さんのECサイトなら、自宅でゆっくり選べて、被り比べもできて、返品交換も可能。ビバリーの帽子は人気ですぐに売り切れてしまうので、気になる方はぜひお早めにチェックしてみてください。
秋冬のスタイルに、フェルトハットは欠かせないアイテムです。1万円以下で本格的な帽子が手に入るこの機会、ぜひ活用してみてはいかがでしょうか。
それでは、また次回お会いしましょう。さて、明日何着よう。
ライター:松 甫 詳しいプロフィールはこちら>>
表参道の看板のないオーダーサロン 株式会社ボットーネ CEO。
自身もヘッド・スーツコンシェルジュとしてフィッティングやコーディネートを実施。
クライアントは上場企業経営者、政治家、プロスポーツ選手の方をはじめ、述べ2,000人以上。
2025年10月29日
オーダースーツ ボットーネのブログ | 明日は何着よう?松はじめのスーツの着こなし術
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