残席わずか!6月5日(火)メンズウエア素材の基礎知識講座を開催
《プレーンな無地と、こちらのなんだかムラのある無地、これはどうしてこんな風に違うのですか?》
これは生地をご提案している際、テーブルに並べた2つの生地サンプルをご覧になったお客様が、実際におっしゃった一言です。
フィッターやスタイリストのあなたならどのように回答しますか?
あなたは生地を見ただけで裏・表がわかりますか?
スーツはとても歴史が深く、そして着るだけである境遇を保証する、そんな魔法の服。
そんなスーツやジャケットなどに関わる職業の方でも、知識を深めて勉強する場がないのが日本の現状です。
例えば春のスーツ生地素材の原料に、モヘアがあります。
夏のスーツが欲しい、という方に、
《通気性が良い素材といえばモヘアのスーツはいかがですか?》
と提案する場合に、アンゴラ山羊の毛、モヘアにどのような欠点があるのかを把握していないと・・・
仕上がった服を着て、
この服、シワになりにくくて良いし、涼しいけれど毛羽立つよねぇ、と言われてしまう恐れがあります。
そして、スーツを装う、着こなす、それは一体どのようなことなのでしょうか?
・ウール、モヘア、カシミア、、スーツやジャケットを構成する素材の特性を知りたい
・雑誌やウェブではどの情報が正しいのかわからない、普遍的な真の知識を学びたい
・この服は、こうです!と裏付けを持ってご提案したい
・服を着こなすとはどういうことか、基本を知り生かしたい
実際にある百貨店で、裏になって生地が展示されていたことがあった、と講義の講師を努めてくださっている大西基之先生は言います。
《裏と表も見分けられないのか・・と思いましたね。でも、そういうことを勉強する場所がないまま販売現場に立っているということなのだよね。》
このような日本のスーツを扱い仕事をしている方の状況に危機感を抱いた大西先生、その後業界のバイブルともいうべきメンズウエア素材の基礎知識という本を出版されたのだそうです。
本講義は、オーダースーツのフィッター、洋服を提案するスタイリスト、骨格やカラー診断を行い装いのトータルコンサルティングを行うイメージコンサルタント、セレクトショップや量販店でスーツを販売するショップ店員、またそれらの方をマネジメントする立場にあるマネジャー、店長、経営者の方が参加される勉強会です。
毎月5000円で学べる、少人数の勉強会。
大西基之先生の本物の素材の知識、積み重ねてきた着こなしの考え方、そしてイタリアの話から使える小話、質問コーナーまでの学べる3時間の勉強会です。
■プレーンな無地と、むらのある無地、どうしてこんなに違いが出るのですか?
参加者のオーダースーツに携わる方からの声
プレーンな無地と、むらのある無地、どうしてこんなに違いが出るのですか?
実際にお客様からそのような質問があった際に、《どの段階で染めているか、または違う色の糸で撚り合わせているからなのですよ》とすぐに回答することができたとき、講義の内容が役に立った!と実感しました。
オーダーの仕事をしていると、生地のサンプルをお客様と見ながら話をするわけですが、いろいろな質問に対して正しい知識を持ってお答えできるというのはとても嬉しいものです。
以前の講義の様子
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開催日程
4月3日(火)10:00〜13:00
場所
株式会社ボットーネ サロン
渋谷区神宮前4−19−8−121
参加方法
まずは以下のメールフォームにて、講義参加希望の旨お伝えください。
千葉県市川市生まれ。
昭和41年、メンズ・ファッション専門学校(第1期生)卒業。
昭和47年、株式会社ダーバン創立時のデザイナー。
昭和53年に独立 株式会社ワープアンドウエフト設立。
アパレルの企画・製造販売、服地販売を業務とする。
現在はアパレル製品の商品企画コンサルタント、紡績、毛織メーカーのテキスタイル・デザイン、大手アパレルや生地ブランドの社内講師として活躍中。
メンズファッション研究所といえば、パリで活躍中の日本人テーラー、鈴木 健次郎氏も同じく一期生といいます。
現在は日本で、メンズに特化して学べるスクールがない、というのが現状です。
内容:メンズ素材辞典より、生地の説明をはじめ、出版されなかった幻の書籍、背広が消えた日より着こなしの哲学、質疑応答など
日時:6月5日(火)AM10:00〜13:00
場所:BOTTONE表参道サロン
参加費:5,000円
およそ10人の小規模の講義、
毎回テーラー、ショップ店員やマネジャー、スタイリストなど、業界の様々な方がお越しになります。
参加者の感想
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受講された方の感想(SNSより)
パーソナルスタイリストのSです。
お客様にスタイリングの提案するには、コーティネードの技術だけじゃなく、どんな生地を着たら、どのような印象を与えるかについて、追求したく、
本日、メンズウェアの素材について、日本トップの大西基之先生の講座を受けさせて頂きました。
オーダースーツやジャケットの仕事をしていて、たくさんの生地を見て、触って来たんですが、生地の産地、素材、織り方、太さ、重みによって、同じ生地でも、風合いと肌触りがまったく変わってきます。
またスーツの型の良さはどんな要素に左右されるかなどなど、たくさん勉強ができました。
来月の大西先生の勉強会も楽しみにしています。
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Nさん
業界のバイブル“メンズウェア素材の基礎知識”の著者である大西基之さんのお勉強会に参加して参りました。
生地やさんからテーラー、スタイリストまで業界人が集まりみっちり3時間。
大西さんは某有名メーカーなどでも講義をされ、
先日はプラチナエイジ賞のファッション部門も受賞されたとのこと。
大先生に直に教わることができて幸せです。
お客様に正しい知識、良い物を提供できるよう、私達も勉強し続けなければなりませぬ!
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BOTTONEクルー
今回の講義も引き続き、大西先生より
二回目のメンズ素材の基礎知識について講義していただきました。
大西先生のテキストに倣って講義が始まります。
実は、世の中に販売されている書籍でも情報の誤りが多々あるようですが、大西先生が実際に調べられた
正しい基礎知識なだけあり、私の足りない知識の隙間に埋まっていく、腑に落ち
「へ~!!なるほど~・・知らなかったです..;笑」と納得する講義。
また、大西先生の講義の面白いところは、実際に現場を体感・経験された、
知識だけでない、実体験を交えた内容が加わるところが、毎回注目です。
(まだ2回目ですが)
実際に、お店に売られている生地が裏だと気づき、店先の方に「直した方がいいよ?」と伝えたところ、いまいちしっくりきていない店員さんがいることに驚いたなんてこともあり、意外と知らないで服を売っている人がいるんだということから、この書籍を作られたのだとか。(出版のキッカケも講義のついでに伺えました。)
「どうして(組織の)構成がこうなのか」が理解できるのことが面白いです。
・風合い
柔らかいものがすべて”風合いがいい”というわけではない。
目的のアイテムによって風合いが良い・悪い(合う・合わない)がある。
ノーフォークジャケットにsuper150’sの生地があうのか、といったように。
必ずしも、目の粗い生地が風合いが悪いという考えはは=(イコール)ではないということに、
「そりゃそうだ・・;」と苦笑い。
・単糸・双糸
確かに、経糸が双糸で作られた生地と比較すると、
単糸の場合の生地は弱いとなる場合もありますが、
その素材が、毛と綿ではどうでしょう・・という事にもなりますし、
あとは、どういう仕上がりにしたいか、(出来上がりに、光沢感や滑らかさを出すのか)という点からでも、
生地の選び方が変わるわけですね。一方向からではなく、多面的に生地をみることが大事だと
よくよく考えさせられました。
・糸の撚り
なぜ、撚るのか(撚らないと糸にはならない、抜けていく)。撚る方向は?(単糸と双糸で変わる)
撚った糸の綾の方向は?(この撚りを理解すると、生地を見ただけで経糸が単糸なのか双糸かが分かるようになります。)
撚る回数により何か違うのか?といった、撚りだけでこれだけ生地のことを知って、探ることができる楽しさを
教えていただきました。(これはいいことを聞いた!と、これから生地を見ながら糸を想像していけます)
本日教わったことはこれだけじゃないですが、
非常に有意義で、スーツに、素材に、糸に、繊維に、のめり込める時間が作れることは
テーラーにとって夢の時間ですね。(作ることももちろん楽しいですが、深く追うこともまた興味湧く瞬間です)
次回は何を知れるのかと、今からまた楽しみです!
早く、自分の知識や雑学に落としこみ、お客様に声を大にして発信していきたいです!
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講義は素材の話だけでなく、後半は出版されなかった幻の原稿 セビロの消えた日 を配布。
本当のスーツの着こなしとは何か?について語られます。
・・・ 和服の学校はあるんだよね、和服を着せ付ける学校が。 でも洋服を着せる学校ってないんだよね、 外国から入ってきたものを勉強するところがない。 洋服は(和服よりも着方が)簡単で、シャツきて、ボタンかけて、 上着は、あぁ袖のここに穴が開いているから、ここから袖を通すんだろうな、とだいたいわかる。 けれど、服は着るだけでは半分でしかない、 例えば、、 ・・・
服そのものもそうですが、動作、立ち居振る舞いを学ぶことですね。
4月3日(火)10:00開催となる生の勉強会。
大西先生にお会いできる貴重な機会でもあります。
場所
株式会社ボットーネ サロン
渋谷区神宮前4−19−8−121
参加方法
まずは以下のメールフォームにてお申し込みください。
ライター:松 甫 詳しいプロフィールはこちら>>
表参道の看板のないオーダーサロン 株式会社ボットーネ CEO。
自身もヘッド・スーツコンシェルジュとしてフィッティングやコーディネートを実施。
クライアントは上場企業経営者、政治家、プロスポーツ選手の方をはじめ、述べ2,000人以上。
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