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セブ島(マクタン島)

成田空港
成田空港に着くまでに、
成田エクスプレスに乗り、
この時点で4歳は有頂天で、旅の8割が終了したのかもしれない。
そしてそんな彼に、とにかく彼に英語圏を体験させたかったのかもしれない。

海
先週は奇跡的に久々に連休をいただくことができたので、
ゴールデンウイークと称し、家族で国外へ出てみたのだ。
ロングフライトを終え、到着。
急な海外の提案に、よく家族がついてきてくれたものだと思う。

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部屋に着いて着替えを済ませたかと思えば、
すぐにプールサイドのレストランに駆け込んだ。

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今回の宿泊は小さい子供がいることもあり、
マクタン島のプランテーションホテルとシャングリラホテル。
普通は1つのホテルでのんびり過ごすところなのだろうが、
家族連れに人気というホテル、2つに宿泊することにした。

マクタン島とは、俗にいうセブ島。
セブに行く、という人がいるが、空港もマクタン島で、ホテルが多いのもマクタン島だ。
セブ島とマクタン島は大きな橋が架かっている。
ちなみにセブの最寄りの空港は「マクタン・セブ国際空港」。

フィリピンでアルコール飲料や清涼飲料水を販売しているサンミゲル社、 1890年に設立され、フィリピンの中でも古い会社だそうだ。
フィリピンといえばこのビールである。
フィリピンでアルコール飲料や清涼飲料水を販売しているサンミゲル社、
1890年に設立され、フィリピンの中でも古い会社だそうだ。

キリマンジャロカフェの、このフィリピン焼きそばがスパイシーで最高だ。 リピートして、滞在中に5回食してしまった。
キリマンジャロカフェの、このフィリピン焼きそばがスパイシーで最高だ。
リピートして、滞在中に5回食してしまった、5回も。

プランテーションホテルは、中央に大きなラグーンと呼ばれる、 人口池のようなものがあり、それを囲むように宿泊施設がある。
プランテーションホテルは、中央に大きなラグーンと呼ばれる、
人口池のようなものがあり、それを囲むように宿泊施設がある。
1階であれば、直接このラグーンに出られるというから、
1階ラグーンサイドを予約。
プランテーションホテル3
このスイムショーツはMARNI (マルニ)というブランドのもので、 ついにリゾートらしきところで履くことができた。
このスイムショーツはMARNI (マルニ)というブランドのもので、
ついにリゾートらしきところで履くことができた。

アイウェアはカトラーアンドグロスをチョイス。  CUTLER AND GROSS|カトラー アンド グロス ロンドンの老舗、イタリアにファクトリーをおき、生産されている良質なアイウェア。
アイウェアはカトラーアンドグロスをチョイス。

CUTLER AND GROSS|カトラー アンド グロス
ロンドンの老舗、イタリアにファクトリーをおき、生産されている良質なアイウェアだ。

ボルサリーノ
ハットはボルサリーノ。

プランテーションホテルのプール
中央にはメインプールがあり、子供に人気の丁度良いスライダーがある。
またプールに浸かりながら飲めるバーも特徴だ。

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こうして奇跡的に連休が取れ、家族で海外の2日目となったが、
プールサイドで東京とクラウドで仕事していた。
東京のクルーに心から感謝だが、
世界のどこでも仕事ができてしまうのは便利だが、複雑な心境だ。

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ハロハロ定番のスイーツといえばハロハロ。

そうこうしているうちに夕刻となり、
どうもリゾートでもじっとしていられない性格で、
マクタンの街に出てみることにした。
ちなみにプランテーションホテルからセブ島までは約1時間かかる。

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移動はタクシーで、初乗りは40ペソだから、今日のレートなら92円。
一歩ホテル外へ出たなら、街は発展途上国の熱気でいっぱいで、この空気を妻や子たちにも伝えたかった。
ホテルから約15分、ガイサノモールという、地元民で溢れたショッピングモールに向かって、
定番のお土産マンゴーと、サンミゲルビールを買って帰った。

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プランテーションホテルに戻ると、
レストラン・フィジから軽快なドラムが聞こえてきた。

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異なる文化に触れることは大切なことだ。
最終フェーズでは観覧者も飛び入り参加可能なイベントがあり、
4歳、挙手して挑戦するところがアグレッシブだ。

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この日は2年前にオーダーしたパンツを、
今年バサッと切ったギンガムチェックのショートパンツで、
ジョンスメドレーのポロシャツと色が良い感じ。

ただ、いつもはポロシャツはパンツにインだが、これはビーチに合わなかった。

実はこのパンツを切ったがために、
リゾートへ行きたくなったことをきっかけに、
急に海外となったのだから、服というのはすごいものだ。

セブ島(マクタン島)は年間を通じて暑い。
熱帯気候で雨季と乾季があるが、
明確に雨季というわけでもなく、
スコールがざっと降って1時間くらいでカラッと晴れると聞いていた。
滞在は6月で雨季だが、雨直撃は一度もなく、夜間に一度降雨があったくらいだ。

服装は日本の夏のイメージがぴったり。
ポロシャツが良いが、空調が効いていることを考慮して、羽織り物は必須だ。

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3日目、プランテーションホテルでは働いている方の自然な笑顔とホスピタリティに癒されつつ、チェックアウト。
今後セブ島を検討している家族連れがいたなら、ぜひリコメンドしたいホテルの一つだ。
今回はゴールデンウイーク明けの平日ということもあって、日本人は皆無だった。
宿泊者のTOPはアメリカ人、続いては韓国人だそうだ。
とにかく韓国からの旅行者は多かった。

さて、次のホテルへ移動、
とフロントでタクシーをお願いしたものの、待てど暮らせど呼ばれず。

マクタン島
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どうもなかなか捕まらないらしく、
外で自分で拾ってみては?との提案に、タクシーの多いエリアへ移動することとした。
4歳&1歳子連れの33℃の中の移動は心配したが、
先日行ったガイサノモールまで出て、
タクシーは自力で捕まえ乗れた。

自力で捕まえたというより、
ガイサノモールの拳銃を持った警備員がエスコートしてくれた。
もちろん彼はちゃんとチップを受けったのは言うまでもないのだが。

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それにしても、ホテルを一歩出るだけでギャップがあり、アジアを感じる。
ここからシャングリラホテルへ。

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こちらは非常にラグジュアリーだ。
俄然、妻のテンションが上がっていた。

シャングリラホテルのエレベーター横の砂は、
滞在中毎日模様が変わっていて、ささやかな楽しみだった。
この日は貝。

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シャングリラホテルにはプランテーションホテルよりも広いビーチがある。
朝食レストランの一つ、オーシャンからすぐであるため、
朝食後にビーチへ散歩に出たらば、
砂遊びが始まる。

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平日ということもあるが、
いわゆるこの南国のビーチチェアに座るのはさほど難しいことではなく、
だいたい座ることができる。
ただし、読書をするには暑い、、暑い。

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この日、我々はついにセブ島まで行った。
せっかくシャングリラホテルにいるのだが、
前日は脳みそのCPUがMAXになるという、白熱した企画会議となり、
クールダウンさせるためにも、異文化に触れたかったのかもしれない。

1565年、スペイン統治下で建造されたフィリピン最古の教会、サント・ニーニョ教会。
案の定物乞いがいて、建造物とアンマッチなアジアらしさは、色々と考えされられる。

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キリスト教布教のためにセブ島に訪れた冒険家マゼランが、
フィリピンで最初にキリスト教徒となったフマボン王と王女ファナ、
そして400人の臣下が洗礼を受けた地に建てたと言われる木製の十字架、マゼラン・クロスへ。

そうして最終的には陽気なタクシードライバーにボラれ、
SM(大型ショッピングモール)で子供たちにアイスを買い、ビールとまとめ買い。

それからもボッタクリらしきタクシードライバーたちに声を掛けられるため、
ここは中国出張で培った技で、中国語で話したら、一瞬で立ち去って行くことが判明。
やはり中国人からはボッタくれないが、日本人はボッタくれるという仮説は確かだ!と妻に言ったジョークも流されたが、
英語力がないから、はじめからこうしとけば良かった!

こうして無事シャングリラホテルに戻り、
拙い英語力はiPhoneのgoogle翻訳でカバーして、プールで遊ぶこととなった。
シャングリラのプールにも子供が遊べるプールがある。

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シャングリラホテル5
シャングリラホテル
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子供には好評だったが、
しかしどうもこのハードは好きになれなかった。
リゾートとマッチしていない、これじゃ気分は豊島園だ。

それから、プールではないが、とんでもないのがあった、心臓が飛び出るかと思うアトラクションだ。

だいたいこうして夜は更けていく。

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妻と子が寝た後、普段できない企画一人ミーティング。
時々窓から流れ込む熱気を、うまくかき消している天井の大きなファンが回り続け、
夜のプールを眺めながらシャングリラのバーで飲むシンガポールスリングが格別だった。

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シャングリラホテルのバー
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ルームサービス
さほど期待していなかったルームサービスもおいしい、それでいてそこまで高くない。
きちんと調理しているから、レストランもルームサービスも時間がかかる。
時間をかけることは大切だと思う、そう、何事も。

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それにしても朝はフルーツ三昧だ。
スーパーでも驚くほど安い。
もう成城石井では買えないかもしれない。

プールサイドで、
なぜか村上春樹のプールサイドという小説を思い出す。

 35歳になった春、彼は自分が既に人生の折りかえし点を曲がってしまったことを確認した。

 いや、これは正確な表現ではない。正確に言うなら、35歳の春にして彼は人生の折りかえし点を曲がろうと決心した、ということになる。

 もちろん自分の人生が何年つづくかなんて、誰にもわかるわけはない。もし78歳まで生きるとすれば、彼の人生の折りかえし点は39ということになるし、39になるまでにはまだ四年の余裕がある。それに日本人男性の平均寿命と彼自身の健康状態をかさねあわせて考えれば、78年の寿命はとくに楽天的な仮説というわけでもなかった。

 それでも彼は35歳の誕生日を自分の人生の折りかえし点と定めることに一片の迷いも持たなかった。

村上春樹 プールサイドより引用

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日本を離れることで、
視野が狭くなっていたことを再認識する。
それは言語だけでなく、サービス、ファッションもそう、
この国にはありきたりのホスピテリティはなく、
生きた、新鮮な笑顔に溢れていた。

松 甫

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松 甫ライター:松 甫 詳しいプロフィールはこちら>> Twitter Facebook 表参道の看板のないオーダーサロン 株式会社ボットーネ CEO。
自身もヘッド・スーツコンシェルジュとしてフィッティングやコーディネートを実施。
クライアントは上場企業経営者、政治家、プロスポーツ選手の方をはじめ、述べ2,000人以上。

2016年6月5日
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