ブラウンジャケットにフランネルに 10月の服装

オーダーサロン ボットーネがお届けするスーツ・ジャケット通信。
「さっき溜池で温度計見たら、13℃でしたよ、13℃。」と、今日は非常に積極的にしゃべるタクシー運転手の方は教えてくれた。どうも急に気温が下がり、浮かれているのは服が好きな人たちに違いない。重ね着ができる!
なのだが、今日は雨がパラパラと降るということで、ウール×ポリエステルのジャケットと、スエードの靴、そして雨用のバッグ。
今日は東京の講演&大阪での講演があまりの人気で2018年7月まで埋まっている、というご多忙な経営者の12月用のスーツの打ち合わせを。話は発展して学生時代に着ていた、春はコードレーンのVANジャケットを彷彿とさせるようなのを、フックベントで誂えようか。と春のワードロープにまで発展した楽しいひとときとなった。
夕刻は外資系企業の大きなコンベンションの、なんと1,000人越えの前の登壇用のスーツのフィッティング。まさにその日のための一着、いよいよ最終調整。

ところでアズーロ・エ・マローネとはイタリア語で紺と茶という黄金の組み合わせを意味する言葉で、本当に良くできている。
赤みの強いブラウンのジャケット自体がアクセントになって、秋冬の色づかいながら華やかな雰囲気になるよう意識してみた。
シャツ・傘・バッグで紺(青)を合わせれて、ジャケットとウエストコートと靴をブラウンの同系グラデで。
ボトムはオフホワイトにして暖色系で。

この日はダブルブレストに、ジャガード織の小紋タイ。
小紋タイはビジネスにおける汎用度は高いが、ちょっとビビットな差し色(パープル)で遊んでみた。
ジャケットをダブルにするだけで何となく今年らしく見えるという魔法の法則が。
ベージュのジャケット、オフホワイトのフランネルのトラウザーズ。
女性的な配色なので、バッグと帽子の黒で引き締めている。

グレーとベージュを合わせたら、グレージュ。
フランネルという、フェルトのような起毛したウールのスーツ。
どうも気にいると同じタイばかりになってしまうというくらい、気に入っているタイ。

かなりクラシックに、ウエストもシェイプせず肩パッドも構築的なフォルムを意識して誂えたスーツで、2009年から着ているけれど、”ゆるり”とは対極なクラシックがむしろ新鮮さを感じる今日この頃。

巷ではジャージー素材の楽スーツなども見かけるけれど、やっぱりスーツは梳毛ウールのスリーピースはいつだって新鮮だと思う。
ベーシックを基本に気分やお相手を考えながらの着こなしが楽しめるネイビースーツ、ネイビーにはじまり、ネイビーにおわる。
そんなネイビーのスリーピーススーツはドレス感が強いので、レジメンタルタイでメリハリをつけてみる。
海の色、水の色、そんなところからも安心感があるというネイビーのスーツはもはや説明不要の鉄板だけど、コーディネートで変化をつけられるのもソリッド(無地)ネイビースーツの特徴だと思う。

レジメンタルのタイはステファノビジ。
スーツの目付は260gのイタリアのウール生地で、このくらいはよく通年のスーツといわれるゾーンだ。
SUPER’120sというところも丁度良い、私のワードロープの定番になっている。
ということで、気候も心地よい10月中旬。いよいよコートも準備しておこうか。
さて、明日は何着よう?
ライター:松 甫 詳しいプロフィールはこちら>>
表参道の看板のないオーダーサロン 株式会社ボットーネ CEO。
自身もヘッド・スーツコンシェルジュとしてフィッティングやコーディネートを実施。
クライアントは上場企業経営者、政治家、プロスポーツ選手の方をはじめ、述べ2,000人以上。
2017年10月13日
ライフスタイル | 編集長の日々
タグ:スーツ, スーツ小物, コーディネイト
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