ネクタイとフォックスと春ジャケットと
年始からたくさんのお客様にお越しいただき、
スーツにコート、新郎タキシードと色々なお話ができて楽しい毎日です。
この時期のオーダーなら完成の目安は2月末から3月頃となり、ちょうど卒業式や入学式・入社式など式典の多い時期です。
着用した姿を想像するだけでワクワクします。
この記事の目次
ネクタイの取り扱いを開始
ネクタイの取り扱いを開始しました。
せっかくならどのお店も取り扱っていないようなものを!ということで、代表の松がセレクトしてきたネクタイです。
ポールスミス、フェアフォックス、タケオキクチや三越、伊勢丹、ユナイテッドアローズなどのネクタイを手がけてきた、
シルクでネクタイ生地を織っている織元から仕入れています。
クオリティは間違いありません。
お客様にオーダーいただいたスーツをご納品する際、コーディネートの参考として相性の良いネクタイなどをご提案させていただきます。
もちろんその場でご購入いただくこともできますし、ネクタイ選びの参考になれば嬉しいです。
富士山の麓、山梨県は富士吉田市で織られた質の良いシルク地。
日本の織元といえば尾張一宮も有名ですが、織元として栄える地域に不可欠なのが良質な水です。
この地域は、何十年もの年月をかけて富士山に育まれた「恵の水」が流れています。
ネクタイといえばイタリアやフランスのブランドが思い浮かぶと思いますが、室にこだわるなら国産も見逃せません。
きれいな発色です、是非サロンでじっくりご覧ください。
ネクタイといえば、素材の神:大西基之先生が以前ボットーネで『素材の講義』を開催していただいた際に、ネクタイの選び方も話をされていました。
「僕がネクタイを買うなら、実際に着るスーツ・シャツを必ず着てお店に行くよね。」
みなさんいかがですか?
そこまでしてネクタイを選ぶというひとは 少ないのではないでしょうか。
単体で見るだけでは最高のネクタイの組み合わせはできないということですね。
ここまでこ拘るとどうなるのか、、、上の写真を見れば分かります、そういうことです。
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フォックスブラザーズからの贈り物
フォックスブラザーズのコレクションが月ごとに分けて届けてくれる定期便。
今年からの企画となっており、取り扱う我々としても毎月どんな生地がセレクトされて届くのか楽しみにしています。
1月は暖色系のコレクションのようです。
秋冬系の生地は1月あたりのオーダーが最後です、完成するのは2月3月になりますから。
こういうジャケットをごく自然に着こなすことができたらかっこいいですよね・・・。
そういえば、最近はご来店されたお客様がチェック柄のジャケット着ていることが多いことに気が付きました。
スーツにも当然チェック柄は使われますが、イメージとして根強のは無地やストライプ柄ですよね?
対してジャケットはチェック。
ストライプのジャケットもここ数年は多くなってきましたが、スーツでは選べないようなきれいなチェック柄に惹かれてしまうものです。
キャバルリー・ツイルといって、西洋では主に『乗馬用』のパンツに用いられる生地があります。
織りが急角度になっており、よく見れば2本ずつの組み合わせになっているのですが、なんといってもその持ち味は圧倒的な『丈夫さ』にあります。
天然ものの生地の中では最高クラス。
乗馬用のパンツに用いられてきたのはそういう理由があります。
ペラペラのスラックスで野暮ったく見えてしまう・・という方には、別世界の感動を味わえる面白い生地となっています。
ジャケパンスタイルように、いかがでしょう?
去年あたりから注目を集めているカラーがあります。
ブラック・・・ではありません(ちょっと暗く映ってしまいました・・・)
この色です、モスグリーン。
先ほどの写真は暗さの問題でそうなってしまったのですが、室内や夜間ではまさにブラックのように映り、日中は控えめなグリーンが顔を出す。
このような色味の生地が今気になっています。
さすがフォックス、最高のタイミングです(上から目線)。
こういう企画モノは普通の生地じゃちょっとつまらないので、こういうインパクトのある生地だと面白いですね。
冬はどうしても黒っぽい服を着てしまいますが、私も明るい色を取り入れてみたくなりました。
ということで、これから毎月ブログでご紹介していきたいと思います。
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春ジャケットが完成
10年ほどのお付き合いになるI様から初めてのジャケットをオーダーいただきました。
やはり時代に合わせて求められる服が変わってくるのでしょう。
これまではクラシックなスーツのオーダーが中心だったI様でしたが、
「最近はジャケパンを着るようにもなりまして。」と、ビジネスシーンでの服装にも変化があったそうです。
適当なジャケットで済ませるのではなく、着用した姿をイメージしながらしっかり生地から選定するのがさすがI様です。
春先まで着用できるこちらの素材、シルクなども含まれたメランジ調の生地になっているのですが、とても良い表情をしていますね。
シャツにネクタイはもちろんのこと、よりカジュアルにするにはニットやTシャツに合わせて、シンプルにぜひお召しください。
ライター:nakanomaru一度は大手IT企業へと入社。5年勤務ののち、心の声に従い上京しボットーネに。
人生で情熱を注げることは2つ、1つはサッカー、もう1つはスーツ。
何事もコツコツ、地道に基礎を固め着実に行う動作の安心感の高さはクライアントからの評価も高い。
2022年1月13日
オーダースーツ ボットーネのブログ | 明日は何着よう?松はじめのスーツの着こなし術
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