アンティーク腕時計のおすすめ店で見た驚愕の品! ダズリング 表参道

以前私が購入させていただいたことがあるアンティークの時計店で、表参道の裏路地にダズリングというお店がある。実は以前購入したジャガールクルトの竜頭が取れてしまい、修理の相談にとやってきた。ダズリングは表参道ヒルズなどのある表通りから2本入った、静かな裏路地の角にある。表参道といっても、ここ神宮前は非常に閑静な住宅街でもある。この立地に2004年からあるこちらのお店は、もともと有竹重治氏が定期的にロンドンでアンティークの時計を見つけては仕入れており、氏はロンドン在住であったそうです。
この入り口の脇にあるショーケースにあったオメガのアンティーク時計に目を奪われ、吸い込まれるように店内に入ったのが確か3年前。オメガに続いてジャガールクルトのスモールセコンドを購入して、そのジャガールクルトの修理でお伺いしました。

こちらが修理を依頼したジャガールクルトのスモールセコンド。
実のところ、何年経っても飽きがこない。シンプルで普遍的、絶妙なサイジング、小ぶりで薄いところもビジネスシーンにはぴったり。

当初は写真の茶のカーフのバンドだったのだが、1年前からはこちらのお店で黒のクロコのバンドにしてもらった。
一点物、アンティークの時計の世界はまさに出会い。その日どんな物が入荷しているのか?
せっかくお伺いしたので、スーツに合うようなおすすめを見せていただいた。

スーツスタイルを完成させるには、主張の強いビッグフェイスの時計ではなく、こんなスマートな時計が必要だ。
左下のベージュのバンドのバセロンは、文字盤の色も気品が漂っていて、このまま何時間も眺めていたい逸品。
エイジングされたロンドンタンのブライドルレザーの相棒にうってつけでは?
オフの日の趣味の集まりに、ジャケットスタイルと合わせても強烈な差別化が図れそう。
そして左上のブラックのバンドのバセロン、こちらは白の文字盤にブラックのバンドでグッと引き締まってみえる、キリッとネイビーのダブルブレストスーツと重厚なダレスバッグで合わせてみたい。
なかなかラグジュアリーな部類になります。
バセロン・コンスタンチン(ヴァシュロン・コンスタンタン)は、スイスのジュネーヴを本拠地とする高級時計メーカー。バセロン・コンスタンチンとも表記されている。 パテック・フィリップ、オーデマ・ピゲと共に世界三大高級時計メーカーの一つとされている時計だ。
この当時は、薄ければ薄いほどエレガントという考え方なので、うまく表現しています。
超名門でありながら、先鋭的な当時のデザイン。
特にこちらのベージュのバンドのバセロンは薄く、美しい。まさに選ばれし者が持つ時計、ではないだろうか。

裏蓋がスクリューバックという、ねじ込み式の裏蓋になっているものですから、薄型に比べ防水性が考慮されたお作りになっています。
ハイブランドでありながら実用性も考えられた作りになっています。
厚みのある方は1960年代の時計で、ベージュのバンドのバセロンは1950年代なのだそうだ。
それを実用化して、ビジネス的に成功したのがロレックスなんですよ。
防水性能、自動巻き、これをいち早く取り入れて、席巻することになったんですけど。
意外かもしれないが、紹介していただいたバセロンや私が修理に出したジャガールクルトなどに比べれば、ロレックス自体は決して古くない、つまりそこまで歴史あるブランドというわけではないのだが、うまく時代のニーズをとりいれて成長したのだ。
と、そこにロレックスのなかなかレアな時計が。

特徴は腕に合うようなケース、
これはフランクミューラーなどで有名ですが、縦型の時計で、
こちらは、なかなか機械の設計的にも技術を要するのだそうだ。
そして1930年代にもこのタイプはあるにははあったのだけど、一般的ではなかったようだ。
ということで、年代もあるがそもそもの数が少ないため希少で高額になっている。
シングルモルトとシガーを一服、そのときチラリと見えるロレックス・・・
人と相対して絶対に目がいってしまうのは、手である。
それはペンであり、時計であり。
自己顕示欲のアピールではなく、こんな上品で歴史のある時計を身につけていたら、男としての格が上がるのは間違いない。
それで生産数が少ないのです。

このモデルは、ロレックスのプリンスエレガントカーベックスというモデル。
カーベックスはこの形状のこと。時計好きにはたまらないフォルムだ。
良く見ると、フォートナムメイソンの名前が入っている。
おそらく時計も扱っていたのでしょう。
大都会のロンドンの由緒正しいお店がスイスの時計メーカー(
それでフォートナムメイソンとロレックスの2つのブランド名が入
簡単にいえばスイスの片田舎の時計メーカーに、英国御用達の由緒ある店の名前を付けているというわけだ。
今ならばロレックスという名前のバリューが高いのはいうまでもないが。他にも、ガラードという英国御用達の時計があるのだそうだ。

スイスの宝飾店ギュブランがオーダーしたものです。
アラーム付きのジャガールクルトです、
音といっても電子アラーム音ではなく、
ギュブラン名は珍しいですね。
実際にその音を聞かせていただいた。
その時がくると、ジリリ、ジリリ、とまるで鳥のさえずりで目覚めるような心地良い音が鳴った。

紳士の永遠の憧れ、ネジ一つから作るマニュファクチュールであるジャガールクルトに、GUBELINの文字が。
そしてもう一つ、非常に珍しいジャガールクルトが!

1953年。
先鋭的なデザインで、

これはなかなか珍しいタイプ。
スタンディングバーで食前酒のマティーニを飲みながら、チラリと袖口からこの時計が出てきたら・・・
そして珍しいが、ただ実用性を犠牲にしているところはあるとのことだが、それにしても素晴らしいデザイン。
こちらは自動巻きとなっている。
左はパワーリザーブの表記で、残り何時間くらいか?というのがわかるようになっている。
洒落た紳士の時計選び、しかしやはり良い時計は、細部に光るこだわりあり!
そんなわけで、店内は今日もこちらでは紹介しきれぬほど素敵な時計で溢れていた。
どれも一点物。

懐中時計もある。

バンドも豊富。

時計の歴史や特徴はもちろん、スーツに合わせる時計で悩んでいる方も、ぜひ相談してみる最適なコーディネートをしてもらえるので良いと思う。
本日はふらりと自身のジャガールクルトの修理にて訪れたのだが、少し間隔を置いて来店するとまた面白い時計が並んでいるので、ぜひ定期的にチェックしたいお店の一つ。また購入した時計の修理はもちろん、アフターケアが行き届いているので、時計好きな方は一度覗いてみてはいかがだろう。
〒150-0001
渋谷区神宮前4-10-1 CHEZ MOI 1F
電話番号:03-3475-6677
ライター:松 甫 詳しいプロフィールはこちら>>
表参道の看板のないオーダーサロン 株式会社ボットーネ CEO。
自身もヘッド・スーツコンシェルジュとしてフィッティングやコーディネートを実施。
クライアントは上場企業経営者、政治家、プロスポーツ選手の方をはじめ、述べ2,000人以上。
2017年11月28日
ファッションアイテム | 時計
タグ:表参道, 時計
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