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ドーメルのバンチに隠された数字

ドーメルの生地
グリーンのバンチといえば、ドーメルのコーポレートカラーだ。
このようなバンチ・ブックを見た方もいるかもしれない。

ドーメルのバンチブックの背表紙に、このような3ケタと英語が書かれているのをご存知だろうか?
これは単なる通し番号ではないのだ。

実は、意外とフィッターでも知らないのだが、
N°と書かれていて、その横に、607と、654とある。

まず、N°は、ナンバー、No.というやつだ。
さすがフランス、ナンバーの表記のセンスも素敵だ、と思ったのは私だけだろうか?

次に、607と654。

607
6=2016年 つまり、翌年は7だ。
0=スプリング・サマー
7=通し番号

つまり、654は、
6=2016年 つまり、翌年は7だ。
5=オータム・ウインター
4=通し番号

となる。

ドーメルの生地
ドーメルは2年継続バンチだから、今年はまだ頭ナンバー5が生きている。
余談だが、151 ロイヤル12というバンチは、1だから2011年物だが、
これはまだ生きている。
12オンスの、独特のだ。

ゼニアなどのブランドは、半期で250~300柄を持っているというが、
2年継続のドーメルは、半期で700~800柄を持っているのだそうだ。

ドーメルは、製品やってないから、
今季はこうだ!というのがない、良い意味でだ。
これは本国フランスの考えだそうで、
ニーズに合わせて、
例えば太めのウインドウペンやオルタネイティブを提供する年もあれば、

英国方向が好きな方にはそういうバンチから提案すれば良いし、
光沢のあるのが良いとなればアマデウスがあるよ、というメッセージなのだそうだ。

お客様によって好みも違うし、調理するのはデザイナーだよ、という考えでもある。
押し付けるファッションではない、
ライフスタイルに応じた設計ができる、ドーメルはそんなブランドなのだ。

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松 甫ライター:松 甫 詳しいプロフィールはこちら>> Twitter Facebook 表参道の看板のないオーダーサロン 株式会社ボットーネ CEO。
自身もヘッド・スーツコンシェルジュとしてフィッティングやコーディネートを実施。
クライアントは上場企業経営者、政治家、プロスポーツ選手の方をはじめ、述べ2,000人以上。

2016年9月3日
オーダースーツ | オーダースーツの生地

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