【2023AW】ゼニアの極上カシミアのコート|便利なウール生地もご紹介
この記事の目次
秋冬生地の第2弾が到着
次の秋冬に向けて、続々と新しい生地が入荷しています。
今回はイタリアより、CANONICO(カノニコ)のウールとZegna(ゼニア)のカシミアコート生地が到着しましたのでご紹介させていただきます。
例年ボットーネでは定番のチェスターコートをはじめ、ポロコートやOO7コートなど、多くのオーダーをいただいてきましたが、その中でもカノニコとゼニアのコート生地はご提案させていただくことが多い人気のコレクションとなっております。
コート生地にも様々な素材があり、ウールは品の良さと汎用性の高さを兼ね備えており、カシミアはひと目で分かるラグジュアリーな雰囲気を纏っています。
オーダーコートは本当に一生物ですので、イメージ作りの参考にしていただけましたら幸いです。
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CANONICO(カノニコ)
日本国内でも高い人気を誇るイタリア生地であるカノニコ。
カノニコのコート生地はラインナップが安定していて、目付500gms以上のしっかりとしたウールがコレクションされており、ボットーネでも毎年何着もオーダーをいただいてきました。
秋冬生地、特に重衣料のコート生地は毎年恐ろしいほどに値上がりしているのですが、カノニコは大変コストパフォーマンスに優れており、ご提案させていただく私たちにとっても非常に心強い存在です。
(参考価格)チェスターフィールドコート 18万円
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汎用性の高さが魅力のウール
こちらが来季のカノニコのコート生地。
大柄なヘリンボーンと定番の無地という安定感抜群のラインナップですね。
ピンを打って折り曲げている部分は色が変わっていますが、ダブルフェイスといって表裏リバーシブルの生地となっており、どちら側の色でも表としてお仕立てすることができます。
このように肉厚で目の詰まったウール素材を”メルトン”と言います。
メルトンとは、強い縮絨をかけ綾目が全く見えないように仕上げた厚手生地のことで、基本的には糸の太さや目付を除けばフランネルと同じです。
ピーコート等にもよく使われる非常に頑丈なつくりとなっており、メルトンは紡毛織物の代表的な素材でもあります。
「ビジネス用でコートを仕立てたい」
という方にはカシミアのように繊細な生地だとちょっと使いづらいかと思いますが、
ウールメルトンなら雨の日でも気にせずガンガン着ていただけるくらいの耐久性があります。
ボットーネではもう定番と言っていいほど、オーダーいただく機会の多いグレーのヘリンボーン。
ポロコートとして仕上がるとこのような雰囲気になります。
ヘリンボーンはクラシックな服には欠かせない柄であり、メランジの雰囲気と合わさるとこんなにも上品な佇まいになります。
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こちらのブログではボットーネでこれまでにお仕立てしたコートについて詳しく解説しております。
合わせてご覧くださいませ。
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Ermenegildo Zegna(エルメネジルドゼニア )
イタリア生地の中でも最高峰とも評されるのがゼニア。
そんなゼニアからラグジュアリーなカシミアのコートコレクションが入荷しています。
数年前から取り扱いをスタートしたのですが、定番のネイビーからキャメルカラーまで豊富にコレクションされており、上品なドレープ、艶やかな光沢が魅力的ですね。
実はボットーネではゼニアの生地をご提案させていただくことはそんなに多くないのですが、一部のスーツ生地とこのカシミアは非常にクオリティが高いです。
(参考価格)チェスターフィールドコート 30万円
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とろけるように柔らかいカシミア
決して分厚すぎず、薄すぎない、カシミアのコートとしてはちょうどいい塩梅ですね。
カシミアの特徴といえば、なんと言っても着心地の軽さと暖かさ、とろけるような柔らかい質感にあります。
目の詰まったウールメルトンはがっしりとした着心地なのに比べて、カシミアはふんわりと着心地が軽く、それでいて暖かさを感じることができるのです。
ブラックのカシミア素材でお仕立てさせていただいたシングルのチェスターコート。
上品なカシミアは鱗のように波打つ独特の表情を持っており、ひと目で上質な生地だと分かるラグジュアリーな雰囲気に包まれています。
来季はカシミア混の生地もラインナップされています。
カシミア100%よりももう少し艶感を抑え、上品さを保ちながらもデイリーユースしやすいといった、痒いところに手が届くような生地ですね。
撮影しながらグレンチェックのカシミア生地でポロコートを仕立てたいな、と自分の秋冬物のオーダーのことを考えていたらややピントがズレてしまいました。。。
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まとめ
ということで生地入荷第二弾、コート生地をご紹介させていただきました。
まだまだ暑くなるのはこれからなのに今からコートのことを考えるなんて、、、という方もいらっしゃるかと思いますが、例えば本当にコートを着たい12月頃に仕立てをスタートしてしまっては、少ししか着れなくなってしまいます。
本当に着たいタイミングに向けて万全の準備をするなら、ちょうど今くらいの時期がおすすめ。
すでに今年もコートのオーダーが増えてきておりますので、検討している方はお気軽にご相談くださいね。
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ライター:nakanomaru一度は大手IT企業へと入社。その後、心の声に従い上京しボットーネに。
人生で情熱を注げることは2つ、1つはサッカー、もう1つはスーツ。
何事もコツコツ、地道に基礎を固め着実に行う動作の安心感の高さはクライアントからの評価も高い。
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