秋のスーツ・ジャケットスタイル 明日は何着よう?
松はじめです。
いよいよ秋らしい気候になってきました。
秋本番、ジャケットやスーツを着るのが楽しい季節です。ここ最近の私の服装をまとめてみました。
メンズウエア素材の基礎知識の著者であり、ボットーネで主催している素材と着こなしの講義の講師、大西基之先生と、某・帽子倉庫へ!
この日の大西先生は、サファリジャケットにチノ・トラウザーズ、ニットタイ。もちろんシャツはボタンダウン。
私はちょっと早いけどコーデュロイのスリーピーススーツ。クラブタイ、ボタンダウンシャツで。このジャケットはミシンステッチを入れて、フックベントということで、パソコンのキーボードのホームポジション、FとJのキーに人差し指を置くように、時々アメトラで、ホームポジションに戻った気がしていたりして。
英国から、ファッション・フォトグラファーであり、ダッシングツイードという生地を扱うブランドを抱える経営者ガイ・ヒルズ氏が来日。生地のことはもちろん、英国のドレスコード事情などもインタビューしてきた。
しびれる写真ばかりだったが、ガイ氏のファッションからも目が離せない。まずはワイド・トラウザーズ。
「イギリスではこういうシルエットがモダンだよ!」
とおっしゃっていた。
サイドアジャスター付き。
日本でもファッション感度の高い人ならおわかりだろう。そして足元はスニーカー。
私もカジュアルスタイルだと、すっかりルーズシルエットになった。お気に入りは、ニートというブランドのパンツ。スーツも、今期誂えているのはゆったり目。ガイ氏ほどではないが、、。
9月になったら、秋服。
アパレル業界なのだし、デパートに行ってもセレクトショップに行ってもみんな秋服だ。それはそのはずで、秋の服を提案するのに夏の服じゃあ・・ということなのだろう。
ショップの方を見て、アァ、秋服用意しなくちゃなあ、とインスピーレーションを受けることもあるわけで、まさに動くマネキン!と、そういう現実的な部分だけじゃあなくて、やっぱり9月、10月といったら気分は秋。
だからどんなに暑くても服くらいは秋を装いたい!という気持ちがあるのが服好きの気持ちだ。
ただ、暑かった。この日だけは暑かったので、春のモヘア混ジャケット。でも、この右下がりのクラブタイが最高。
チェックのジャケットは、カシミア混で10年くらい前に誂えたもの。
着よう、着ようと思いつつ、以外と登板が少ないジャケット。素材感のあるタイと、ボタンダウンシャツ、ボーラーハット。
気に入っているベストは、ダブルのショールカラー。
こちらはフランネルで、独特の素材感。イタリア素材のコーデュロイパンツも良い感じに育っていきた。こういうのはちょっとずつ、ちょっとずつ育てていかないと。
極端な話、仕立てて1年くらい表舞台では着ないこともある。
オフにちょととずつ慣らし、自分の物になってきたかな?というころに登板させるという。
日本に舞い戻った佇まいの救世主・・
天は二物を
フォックスブラザーズの社長が来日。
社長の肉厚霜降りフランネルのスーツはダブルブレスト。私もチェルッティのウーステッド、ダブルブレストのスーツ。
ダグラスコルドー氏の足元も素敵だ。
ベージュのジャケットはフランネル。
ビーバーのハットと一緒に。
この日は雨で、マリアフランチェスコの傘。雨の日が楽しくなる傘。
大西基之先生の10月の講義。大西先生はベージュのジャケットにグレーのパンツ、足元はルーディックライダーのスニーカーという外し。
私はフランネルのスリーピーススーツ。色はボルドーで、マリネッラのタイとビーバーのハット。
そして、
今期のロロピアーナの生地で誂えた、ゆったりシルエットスーツが完成。
一体どんな感じなのか・・・
早速試着、改めてご報告してみたいと思う。
さて、明日は何着よう?
ライター:松 甫 詳しいプロフィールはこちら>>
表参道の看板のないオーダーサロン 株式会社ボットーネ CEO。
自身もヘッド・スーツコンシェルジュとしてフィッティングやコーディネートを実施。
クライアントは上場企業経営者、政治家、プロスポーツ選手の方をはじめ、述べ2,000人以上。
2018年10月13日
ファッションアイテム | オーダースーツ
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