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第三回:メンズ・ウエア素材の基礎知識 (織物の組織について)

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2016.9.6.火 

第三回:メンズ素材の基礎知識【三原組織:平織り/綾織り/朱子織り、目付け】
講師:大西基之先生

本日は、5名の少人数で講義を受けました。

いよいよ組織について。

メンズ・ウェア素材のテキストを単に読むだけでは、
詳しい内容だけあり、頭の中だけでは理解が追いつかない箇所も多々あるのですが、
大西先生の説明と、実際の生地から糸を抜き取り、組織を覗いていくと、よくわかります。

まず、組織に三元組織という大きな括りがあり、
更に、組織ごとに糸の本数と配列を変えた様々な織り方があります。

・平織り – プレイン(経緯の糸が一本×一本で形成された生地)
    マット(経緯の糸が二本×二本で形成された生地)
    バスケット(経緯の糸が三本×三本で形成された生地)

・綾織り – 2/2綾(経糸が二本飛んで、二本沈んで、次の列で一つ地の目をずらして2/2を始める為、斜めの線が入る)
    1/2綾(経糸が二本飛んで、一本沈む。一本しか沈んでない為、2/2より綾の角度は強く、
       経糸と緯糸の色味が異なる場合の色の出方は、表面に緯糸の色がほんのり出て、
       裏面に経糸の色味が出て、表裏で生地の色が異なる)例:サン・クロス
    3/1綾(経糸が三本飛んで、一本沈む。経糸の色が表に出ている比率が多くなる為、
         緯糸は表には殆ど出てこず、そのかわり裏がほとんど緯糸の色になる。)例:デニム

・朱子織り – 5枚朱子(経糸が4本飛んで、1本沈む。表に出ている経糸が多く、経糸は殆ど見えないため、
         緯糸も同じ色糸だと認識してしまいがち)
     8枚朱子(経糸が7本飛んで、1本沈む。これはシルクのような長い繊維でないとできない)例:サテン

学んだことはこれ以上に及ぶが、
織り方で生地になったときの特性が異なる。
(艶感・マット、シャリ感や滑らかさ、強度、)

生地は、織り方で表面の表情が変化するのは勿論。
また、経緯の糸色を変えれば、今度は表裏の色が変わる。
糸の撚りが、S×S、Z×Z、S×Zと変われば、生地になったときに
滑らかに仕上がるのか、シャリ感のある生地に仕上がるのかが変わってくる。

これに、素材が加わると・・・

もう…数多なテキスタイルが誕生する、
考えただけでもわくわくする講義でした。

普段の完成された生地だけをみていただけでは、この面白さに気がつけなかった。
更に、掘り下げようと今まで思わなかったことが残念で仕方がない。
(だから、これからさらに深めていこうと思う)

糸から生地になる過程を理解した上で、生地を見ると奥深く、
そしてこの生地がそれそれ形となった際には、例えば黒の無地でも
それはもう全く違う服に仕上がるであろうことが、自然と理解できる。

もっと、この面白さを仕立てるお客様にも発信したい、
お客様にも自分の着ている服を知っていただいた上で着用していただくと、
きっと”着用するだけのものではない”と思うのではないだろうか。

立ち振る舞いにも変化が表れると大西先生から教えていただきました。

(立ち振る舞いを大切にして、服を装う。)
(着ることはできるが、着かたを知らない。)
(いい服を着るのなら、立ち振る舞いもきちんとしていかないといけない)

奥深い、実に奥深い・・これを理解した上で、生地を提案をし、服を作ること。
想像するだけで面白い、わくわくが止まりません(笑)

複数の織り方をきちんと理解した上で、
生地を形成している糸の本数、目付、S撚りやZ撚りの構成、素材について、それぞれの知識がつながると
理解した瞬間に、だからこういった(滑らか、しゃりっとした音がする、光沢感がよく出た)生地になるのか~と
腑に落ちて、「うん、うん。」と大きく頷いて、「へ~~!はぁ~・・、あーなるほど…」と、
テーラーがそんなリアクションをとるのは、どうかと思うが(笑)

一生この仕事に携わっていきたいと思うと、
正しい情報を理解し、その情報を提案する話に織り交ぜていくことをすると、
服の楽しさを一層伝えることができるんだと、嬉しさが湧いてきます。

今、いる環境に感謝しかありません。
こんなに没頭し、楽しめることが世の中にあるのかと思うと、堪りません。

今週もありがとうございました、来週も真北に向かいます。
「日々進化向上するため、昨日より今日、今日より明日、小さな改善を重ねています。」

日々感謝、日々成長、日々努力。

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2016年9月6日 ブログ | クルーの本日の気づき