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【オーダースーツ】あなたにおすすめの生地はこれだ!

「オーダースーツを仕立てよう!」と思った時にみなさんが悩まれるのが「生地の選び方」ではないでしょうか?

パソコンと同じように生地にも色々なスペックがあり、オーダースーツの経験がある方は、「スーパー〇〇」とか「織り方」などの専門用語を知っていることもあると思います。

しかし、実際のところそれが実生活にどう活かされるのか分かっている人は少ないと思います。

例えば、「夏はコットンスーツがいい!」とよく言われますが、実際に着てみると結構暑いことをご存知でしょうか?

風情があっていいですが、正直言って涼しくはない。

ネットで拾った知識だけでは、分からないことがたくさんあるんです。

そこで今回は、生地の特性などを踏まえて「専門家が本当におすすめできる生地」をご紹介したいと思います。

オーダースーツの生地を選ぶ基準は?

スーツの生地はイタリア・イギリスを中心に、数えきれない程種類があります。

でも実際のところ、本当におすすめできる生地はそんなに多くはありません。

もちろん生地の金額が高い・安いだけで判断できるようなものでもなく、ある人にとっては最適な生地でも、ある人にとってはそうでない場合は多々あります。

ですので、おすすめ生地をご紹介する場合はある程度条件を設定した上で行わせていただきます。

「30代、デスクワークメイン、毎日スーツを着る」って具合ですね。

生地を紹介する基準としては、

・光沢感

・耐久性

・重さ

・通気性

の4つでいきたいと思います。(完全に弊社独自、というか私の個人的見解です笑)

① 初めてのオーダースーツで万能な一着がほしい

最初は、これまでオーダースーツの経験がない方におすすめの生地をご紹介させていただきます。

ブランド名:Harrisons of Edinburgh
コレクション名:REGENCY(リージェンシー)

・光沢感 控えめ
・耐久性 高い
・重さ  普通
・通気性 普通

初めてのオーダーしたスーツであれば、ビジネスシーンはもちろんのこと、友人の結婚式や何かの式典など色々なシーンで
着用したいものですよね。

そうした場合「光沢感は控えめ」がベスト。

さらに、300gくらいのスリーシーズン着用できる薄さであることも重要です。

リージェンシーはここもクリアしていますし、耐久性が非常に高い為、型崩れもしにくく、シワにも強いのです。

まさに、最初の一着としては間違いのない生地ですよ。

②オーダーらしく少しは華のあるスーツがいい

先程ご紹介したハリソンズ:リージェンシーの生地は、簡単に言えば、堅実で、落ち着いた印象のものです。

光沢感は控えめな分、「少し物足りないかな?」と感じる方もいます。

そういった方にはCANONICOの生地はいかがでしょう?

ブランド名:Vitale Barberis Canonico
コレクション名:Super 110’S

・光沢感 あり
・耐久性 普通
・重さ  軽め
・通気性 普通

業界全体でみて最もポピュラーな生地と言えば真っ先にカノニコが挙げられます。

滑らかできれいな光沢のあるCANONICOは、見た目も非常に上品な一着に。

コスパにも優れ、やや耐久性が不安かな?という点を除けば、基本的に減点のない生地とみて間違いありません。

③社外でのアポイントの多い営業マン

カジュアル化の進む中でもスーツを着続ける方に多いのが営業職の方です。

お客様の前でお話をする場合、服装はその人の印象を決定付ける程の威力があります。

社外で一日に複数のアポイントがあるので、移動などでも快適に過ごせる一着が欲しいですよね。

そんな方にはストレッチ機能のついた生地をおすすめします。

ブランド名:Holland & Sherry
コレクション名:Sherry Strech

・光沢感 なし
・耐久性 普通
・重さ  軽め
・通気性 良い
・コスパ 高い

・特殊機能 ストレッチあり

英国の最高級生地ブランドとして知られるホーランド&シェリーの中でも比較的価格が抑えられるストレッチシリーズ。

ウールをベースに、ストレッチ素材のLycra(ライクラ)を僅かにブレンドすることでストレッチ性を確保しています。

ストレッチ系で重要なのは、伸びた後にきちんと「戻る」こと。

これがないとだらしない印象になってしまいます。

シェリーストレッチはその点は心配無用。

ボットーネのお客様の中でも、先にご紹介したハリソンズのリージェンシーに次いでリピート率の高い生地となっています。

④そろそろ40代、ワンランクアップのスーツを

40代の皆さん、いつも着ているのはネイビーやブラックのスーツばかりになっていませんでしょうか?

クローゼットを見返してみてください。

ファッション感度の高い方でも、もしかしたらその青みの強いネイビーはちょっと印象が若すぎるかもしれません。

貴方が30代のビジネスマンであれば、20代の時に着ていたスーツと同じようなものを着続けている方も多いでしょう。

まだまだ若い30代、エネルギッシュなスーツスタイルで何も違和感はありません。

ですが、40代になるとどうでしょうか。

社会人として経験を積むことで社内での立場も代わり、後輩・部下もできて責任のあるプロジェクトを任されることも。

単純に体形が変わる方も多いと思いますが、30代のそれまでと同じようにスーツを選んでいてはいけません。

ボットーネでも40代のビジネスマンに多数お越しいただくのですが、「年齢も年齢だし、ちゃんとしたスーツを持っておかないと…」といった声をよくお聞きします。

ブランド名:DOUMEUIL
コレクション名:AMADEUS(アマデウス)

・光沢感 強い
・耐久性 高い
・重さ  普通
・通気性 普通

美しい光沢感があり、打ち込みもしっかりしていて耐久性も申し分なし。

ワンランク上の「美しいスーツ」にはフランスの名門ドーメルはいかがでしょう。

中でもナンバー1コレクション:アマデウスは国内でも多くのファンを抱える最高の生地です。

若い時に背伸びして着るのもいいですが、アマデウスのようなエレガントな生地で仕立てるスーツは40代の貫禄があってこそ、より魅力的に。

そんな素敵なスーツには、人の心を鼓舞するパワーが宿ります。

何でも服装を選べる時代になったからこそ、本来スーツが持っている醍醐味を見つめ直したいところ。

⑤手を抜きがちな『夏スーツ』で差別化を

コロナ禍以降、意外にもオーダーが増えているのが夏用のスーツです。

ただでさえ在宅勤務の人も増えた中、クールビズもあるのに夏スーツ!?と思われるかもしれませんが、人と会う時にはちゃんとしたい!というご要望が増えているんです。

ボットーネのリピーターの方でも、これまで秋冬向けやオールシーズン向けのスーツばかりオーダーいただいていた方から、

夏スーツのご相談が昨年から一気に増えました。

周りが手を抜くスーツだからこそ、圧倒的な差別化を図ることができますね。

ブランド名:Harrisons of Edinburgh
コレクション名:MYSTIQUE(ミスティーク)

・光沢感 なし
・耐久性 高い
・重さ  超軽量
・通気性 高い

この生地の特徴を簡単に言えば「薄い!軽い!サラサラ!・・・それなのにシワにも強い」です。

夏に良さそうだと思いませんか?

最上級のメリノウールの2PLYヤーン(糸)を1メートルあたり約700回転の撚り(ハイツイスト)を加えることで、
ライトウエイトながら強い耐久性を実現しています。

難しいことを言いましたが、これは着てみると分かります。

薄いのにピーンと張っている感じがして、ジャケットは手に持っていても変なシワにはなりません。

もっと薄手の生地もありますが、薄ければ良いというものでもなく、ミスティークはまさに丁度良い生地。

フレスコの生地も春夏はおすすめしていますが、より多くの人に受け入れやすいのはミスティークでしょう。

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nakanomaruライター:nakanomaru一度は大手IT企業へと入社。5年勤務ののち、心の声に従い上京しボットーネに。
人生で情熱を注げることは2つ、1つはサッカー、もう1つはスーツ。
何事もコツコツ、地道に基礎を固め着実に行う動作の安心感の高さはクライアントからの評価も高い。

2025年5月31日
オーダースーツ | オーダースーツの生地

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