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新宿からネオンが消えた日。

【このような緊急事態時にこれからもブログを書くことを、非常に悩みましたが、
我々のような小さい洋服店ができる支援があるとすれば、洋服を通してお客様のために仕事をすること、経済の活性化であると考えています。】

後日の自身のブログの冒頭はそう始まっており、
確かに全てが自粛ムードだった。
3月11日のその時、
私は新宿のサロンにいて、天地がひっくり返るような揺れの中、家族やクルーの安否確認を行った。
事の重大さは次第に明らかになり、
5時間歩いて帰宅した。
翌日は今年と同じく土曜日、
サロン予約が埋まっていたので、
出社。

さすがに全ての予約が変更になるだろう、と思っているなか、
明日はよろしくお願いします、といった趣旨のメールが届いていたことが引っかかっていた。
関西方面のお客様。
当日も、お伺いして大丈夫ですか?とのメッセージに、問題ないと返答したが、
なんだか温度差を感じた。
しかし、
考えてみれば、
阪神大震災の当日などは、私は田舎、富山で暮らしており、
大変な事態ではあるものの、
どこかに対岸の火事のような、実感のなさがあった。

被災地に比べれば大したことはないが、
こうして自らが震災を感じ、
お恥ずかしい話、あの日ようやく実感が湧いたのだ。

当たり前に思えていた、電気、水。
こうしたものがどれだけありがたいことだったのだろう、と。
そんなことを感じながら、
たくさんの方に来ていただけ、
私たちは洋服でしか役に立てない、
だから目の前のお客様に全力で、それしかできることはない、と。

【大変な状況ではありますが、
本日もサロンは元気にやっております】と、ツイートしたら、
こんな時に、、、
といったツイートと、
今こそ経済を回して支えないと!
といったツイートが交互に溢れたのを昨日のように思い出す。
着るコトは、着る人に活力を与える。

復興に向けてできることがあるとしたら、
微力ながら、
自分にできることを、
全力でやる、
それしかないと改めて今、思った。

リンク:当時のブログ

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松 甫松 甫 記事一覧はこちら>>表参道の隠れ家オーダーサロン 株式会社ボットーネ CEO。
自身もヘッド・スーツコンシェルジュとしてフィッティングやカウンセリングを実施。
クライアントは上場企業経営者、政治家、プロスポーツをはじめ、述べ2,000人以上。

2016年3月11日
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