南青山で一番天空に近い和菓子屋 表参道や青山でお手土産に紅谷

服は着るだけでは半分である、とは素材の神 大西基之氏がおっしゃった言葉だが、いくら仕立ての良いスーツを着ていても、着こなす人の内面も伴って初めて服になる、という大西氏からのメッセージである。
オーダースーツを着こなすビジネスマン、経営者としては取引先やクライアントに会う際、心配りとして何かしらお手土産を持っていくという方も少なくないのではないだろうか。
百貨店で安定感のある手土産も良いが、ここでしか買えない!という手土産ならば一層素敵だ。
今日は表参道・南青山で、先日頂き物をしたお礼に、と和菓子を購入すべく、大正12年創業の青山の老舗 品切れ続出、完全予約制の手作りにこだわる、という紅谷(べにや)を紹介したい。

まだ肌寒い東京都心、薄手のコートが重宝する季節。
オーダースーツ サロン ボットーネを出た私は、表参道ヒルズ正面から青山通りの交差点へと向かう。
ここを渡って左に曲がる。
ひとつひとつこだわって仕上げるため、作れる数に限りがございます。
本当に良いものをお客様にご提供するという使命をこれからも貫くために誠に勝手ながら、基本的に受注生産でのご対応とさせて頂きます。
お渡し日の前日15時までに、お電話もしくは直接店舗でご注文頂けますようお願い致します。
紅谷ウェブサイトより引用

トレンチコート姿があちこちで目に止まる青山通りは通称246。
ここでを右の小道に入る。

すると、その建物の側面に、御菓子司 青山 紅谷(べにや)の看板。
アドレスは東京都港区南青山3丁目12-12だが、
大正12年と掛け合わせたのか、偶然なのかは不明だが12−12という枝番。

すぐ脇に青山 紅谷に到着したと認識できる立て看板前にネイビースーツで到着。
でも店舗は9階である。
ちなみに写真が斜めになっているのではなく、表参道の246から少し入る小道が傾斜しているため、看板も斜めになっているのだ。
バランスを保ちながら飾られているディスプレイ。

人気の豆大福(左上)と、その隣が売り切れ必至のミニドラ。

トレンチコートを脱いで、エレベーターへ。
青山 紅谷の店舗は、まずこちらのエレベーターに乗り、8階へ。
そこからは1階層だけ階段を使って、最終的には9階にたどり着く必要がある。

エレベーターに乗ると、ご丁寧にメッセージ。
紅谷 ご来店の方へ
8階より外階段でお上り下さい
つまりエレベーターが8階までということだ。
以前うちが別の店舗を出店していたとき、そのビルはレトロな、ある意味では趣があり、実際のところ歴史のあるビルだったのだが、エレベーターがなかった。
エレベーターのない5階というのはなかなか良い運動になったが、通っているうちにすっかり慣れた。
そう考えると1階階段で登ることなどお茶の子さいさいである。

エレベーターが8階を指し、ドアが開いた。
前方右手にある階段脇に、またご丁寧にメッセージが。
本日はご来店ありがとうございます。
右手の階段より店舗までお上りください。
ということで8階から階段を利用。

守り抜かれた青山 紅谷の暖簾はまず階段途中にある。
暖簾をくぐり、さらに階段を進む。
階段を登り、ふと周辺を見渡すと・・・

さすが9階ということで結構な高さだ。
また南青山周辺は第2種中高層住居専用地域だったはず。
そのため青山通りを除くとさほど高いビルはなく、六本木ヒルズとレジデンスまでくっきり見える。

9階、常に開いた状態のドアから青山 紅谷の暖簾越しに店内が見えた。
まさに青山で一番天空に近い、隠れ家和菓子屋である。
暖簾をくぐる。
こじんまりとしつつ、趣のある店舗。
何人もの方がここで和菓子を受け取ってきたであろう、和の家具が味わい深いカウンターになり、ちょうどその奥で私が電話注文していた詰め合わせをギフト梱包をしてくださっていた。



赤飯648円にはじまり、桜道明寺つぶ、そしてこし、桜餅がそれぞれ1個300円だ。

桜水仙 1本356円、花衣 346円。

今日はみそせんが品切れだ。

その他、お萩つぶ、お萩こしなども上品に並んでいる。

今日は25個を詰めていただくというリクエストをしたところ、対応できるのがこちら、くるみ餅。
ということでくるみ餅を詰めていただいたところ、何と1個食べてみてください、とサービスしてくださった。
濃厚で、見た目以上に美味しい。

看板商品ともいうべきミニドラ。
金曜14時時点で品切れだ、つい先ほど貼られたような品切れという付箋。


その他ギフト用羊羹、最中も。
最中も良かったなぁ・・とふと思ったがすでに梱包が進んでいたので、最中は社内でクルーと食べよう。

無事、紅谷にて購入した手土産を持って帰宅。
丁寧に梱包されている。
表参道・青山エリアには洋菓子・和菓子など様々なお店があるが、ちょっと知っておくと客先へ行く時などにとても役立つ。
今後もブログではビジネスに役立ち、スーツ・ジャケットスタイルをさらに生かす手土産屋も紹介していきたい。

住所:〒107-0062 東京都港区南青山3丁目12-12 紅谷ビル9F
TEL:03-3401-3246
ジャンル:和菓子店
営業時間:水・木・金・土 11:00~15:00
定休日:日・月・火
最寄駅:東京メトロ 表参道駅より徒歩3分
この日のスーツ:ネイビーでかっちり、アズーロエマローネ。

ライター:松 甫 詳しいプロフィールはこちら>>
表参道の看板のないオーダーサロン 株式会社ボットーネ CEO。
自身もヘッド・スーツコンシェルジュとしてフィッティングやコーディネートを実施。
クライアントは上場企業経営者、政治家、プロスポーツ選手の方をはじめ、述べ2,000人以上。
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