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明日は何着よう?松はじめのスーツの着こなし術

【YouTube番組 BE SUIT!に出演】長年愛用しているお気に入りのアイテムをご紹介させていただきました

皆様こんにちは、ボットーネ表参道です。

今回はボットーネの代表である松が、オンワード樫山さんが運営するYouTube番組【BE SUIT!】に出演させていただきました。

松が長年愛用し続けているアイテムとその思いを語っておりまして、ブログでもご紹介させていただきます。

オーダースーツに魅せられたきっかけ

ボットーネの代表である松がオーダースーツにのめり込んだのは20代のころ。

ある格好いい経営者の方が纏っていた服に一目惚れし、「どこで買っているんですか?」と尋ねると、「仕立ててもらったんや」との答えが返ってきました。

その方に紹介していただき、初めてビスポークのスーツを作ったのが今からおよそ20年前のことです。

袖を通した瞬間、体にぴたりとフィットする感覚に心が震えたといいます。

背筋がすっと伸び、毎日の仕事がまるで違う日々になったのです。

「自分だけの一着ってこんなに楽しい世界なんだ」——その感動があまりにも大きく、気づけば自分でオーダーサロンを経営するまでにいたります。

松が長年愛用しているスーツ

『CARNET』のグレージュ スリーピーススーツ

グレージュのスーツの着こなし

この日松が着てきたのは、15年以上前にボットーネで仕立てたイタリアの「カルネ」生地によるスリーピーススーツです。

Super 130’sという柔らかな原毛を細い糸で織り上げた、しなやかで艶やかなグレージュ(グレーとベージュの中間色)の一着です。

クラシックなディテールへのこだわりとして、ベスト(ウエストコート)の内側には本来の形である「襟」を付けています。

元々ベストは脱いでも上着の役割を担っていたため、襟がつくのが本来の姿。

肩はビルドアップやコンケーブドショルダーで構築的なシルエットを実現し、裏地にはイタリアの海を想起させる鮮やかなカラーを使っています。

コーディネートはピンクのシャツとネクタイでトーンオントーンのグラデーションを演出しました。

ミッドナイトブルーのスリーピーススーツ

まるで黒のように見えながら、太陽光の下ではほんのりネイビーに輝くミッドナイトブルー。

この色には由緒ある歴史があります。かつてウィンザー公(エドワード8世)が、レンガ色の照明の中でも黒く見えるよう、サヴィル・ロウのテーラーに特注したのがこの色の起源とされています。

フォーマルな場のどんなシーンにも対応できる王道の仕立てながら、「チェンジポケット」というさりげない遊びを加えています。

元々コインや弾薬を入れるための名残ともいわれるこのポケットは、腰の位置を高く見せる効果もあります。

太いラペルのクラシックなシルエットは、堂々とした存在感を醸し出します。

コーデュロイのアイビースタイル スリーピーススーツ

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続いては一転してアメリカントラッドの世界へ。

『TAKE IVY』という一冊の写真集に魅了されたことがきっかけで、松がアイビースタイルをオーダーで実現した一着です。

Brooks Brothersに代表されるアイビースタイルは本来既製品が基本ですが、あえてオーダーで仕立てることでより自分らしいシルエットに仕上げました。

ミシンステッチの風合い、独特の「フックベント」、クラシカルな3つボタン段返りなど、アイビーらしいディテールを随所に散りばめています。

10年以上着込んだことで生まれたくたっとした「味」が、このスーツの最大の魅力。コーデュロイ素材のコーデュロイは着れば着るほど経年変化し、まるで人生とともに服が成長していくような楽しさがあります。

合わせるのはBrooks Brothersのレジメンタルタイ、ボットーネ製のボタンダウンシャツ、サドルシューズ。

英国FAILSWORTHのツイードキャスケットで仕上げた、正統派のアイビールックです。

イギリス生地とイタリア生地、それぞれの個性

スーツを語る上で避けて通れないのが生地の産地による個性の違いです。

イギリス生地は、ジェントルマンという職業の装いとして発展した歴史を持ちます。

生地は分厚く堅牢で、アイロン操作で作ったドレープの中に人が入るような、鎧のようなスーツが多いのが特徴。

誠実さやシャープさを纏いたい方、体型を維持し続ける意識を持ちたい方に向いています。

一方イタリア生地は、ARMANIをはじめとした柔らかい服作りの文化が根付いており、独特の色気と艶やかさが魅力です。

「多少お腹が出ていても、それが味になる」ような懐の深さがあります。

色の豊かさや柔らかさを求めるなら、ぜひイタリア生地を試してみてください。

色彩豊かなお気に入りのジャケットたち

イタリアン・リネンジャケット(アリストン)

リネンのジャケットの着こなし

ナポリに本社を構えるマーチャント「アリストン」の、ダブルフェイスリネンを使ったジャケットです。

表と裏で色が異なるこの生地の特性を活かし、裏地なしのアンコン仕立てにすることで背面に生地の裏側が見えるユニークな設計になっています。

リネン最大の魅力は、着ている本人が涼やかなだけでなく、見ている人にも涼を感じさせること。

「服は人のために着る」という言葉が体現されたような素材です。

ウール×シルク×リネン 三者混ジャケット

オーダースーツ

ウール・シルク・リネンを混紡したこのジャケットは、春夏に最適な一着です。ウールの耐久性、リネンの軽やかさと発色、シルクの光沢感が絶妙に組み合わさり、独特のシャリ感と上品な艶を生み出しています。

実はこのジャケットには特別な思い出があります。

8年前、GQ JAPANが主催した「台湾スーツウォーク」に、松の素材の師匠である大西基之先生のかばん持ちとして同行した際に着用した一着です。

台北の強い日差しの中、先生とともに700人の行列の先頭を歩いたあの日の記憶が、このジャケットを纏うたびによみがえります。

チェルッティ生地のネイビージャケット

チェルッティのジャケット

ウール100%(カシミヤ混と睨んでいます)のチェルッティ生地を使った、やや起毛感のあるウーレン素材のジャケット。

つるんとしたウーステッドとは違う、ほっこりとした温もりが冬の装いに映えます。

ブライトなネイビーを選ぶことで、ダークトーンになりがちな冬コーデに軽やかさをプラスしています。

コーディネートはイタリア語で「アズーロ・エ・マローネ」(紺と茶)の法則に則り、ボルドーと茶が混じるFranco Minucciのストライプネクタイを合わせました。

靴はParabootのアヴィニヨンにバーガンディのクリームを重ねて色味を統一した一足です。

寒い冬を乗り越える至極のコートたち

キャメルヘア ダブルブレスト チェスターフィールドコート

Caccioppoliのキャメルヘア生地を使った、一切染色していない「本物のキャメル色」のコートです。

フタコブラクダの毛から作られるキャメルヘアは、カシミアとはまた異なるごわっとした着心地と独特の保温性が魅力。

20年着続けてもまったくへたらない、まさに一生もののコートです。

スポーティーなポロコート

ポロ競技の合間のウォーマーアイテムが起源といわれるポロコート。

このキャメルヘア素材で仕立てるのが本来の形であり、「キャメルヘアでポロコートを作っておけば良かった」という後悔とともに紹介するほど、素材と形の相性が抜群です。

特徴は、ぐっと立てた時の美しいアルスターカラーの襟、腰位置を高く見せる背ベルト、そして独特のフレームドパッチポケット。

カジュアルで余裕のある大人の休日スタイルに最適な一着です。

カシミヤ100% ロング チェスターフィールドコート

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冬のコートの代名詞、カシミヤ100%のロングチェスターフィールドコート。

比翼仕立てでボタンが隠れ、上襟にベルベットを用いたクラシックな仕様はフランス革命の貴族たちへの追悼が起源とも言われています。

20代のころに「クラシックなコートへの憧れ」だけで仕立てたこの一着は、当時の自分には丈が長すぎてまるでコスプレのようでした。

しかし年齢を重ねるごとに少しずつ似合うようになり、今やどんな場面でも対応できるフォーマルの要石となっています。

合わせるなら、大峡製鞄の重厚なダレスバッグがぴたりとはまります。

思い出に残る愛用の小物

大峡製鞄のダレスバッグ

日本を代表するバッグブランド・大峡製鞄のダレスバッグは、イタリア・サンタ・クローチェ地方の「サンタクロチェ®ヌーヴォ」レザーを使った逸品。

熟練職人のみが作れる上、この革が入荷した時しか製作できないため、常に品薄状態です。

全国の百貨店に電話をかけ続け、ようやく長野県に残っていた一点を翌日飛んで購入。

10年間、使うたびに水拭きを続けてきた結果、新品では出せない独特のエイジングが生まれました。

「鞄は硬くて重くなければ中のものは守れない」——その哲学が詰まった、男の鞄です。

E.Marinella ナポリ セッテピエゲ ネクタイ

各国の大統領も愛するナポリの老舗ブランド「E.Marinella」。

8年前、長男のアレッサンドロ・マリネッラ氏が来日した際、ナポリの倉庫から持参したデッドストック生地からオーダーできるという貴重な会に参加しました。

数ある生地の中から目に留まった一枚を手に取ると、まさにアレッサンドロ氏も同じ生地を持ってきてくれるという「両思い」の瞬間が生まれました。

仕立ては芯地なしで1枚のシルクを7回折る「セッテピエゲ」。

裏には「VINTAGE」の文字と「Archive 1975」の刻印——1978年生まれの私にとって、3年先輩のネクタイです。締めるたびに敬意を持ちながら、今日も共にあります。

Santa Maria Novella パチュリー香水

フィレンツェ発の老舗ブランド「Santa Maria Novella」のパチュリー。

香水に造詣の深い経営者の方に連れられて丸の内本店で出会った、アロマのような独特の土の香りがする一本です。

寝る前に部屋や洋服に吹きかける「寝香水」としても楽しめますが、ホテルの室内で葉巻をくゆらせながら一噴射するという楽しみ方を教わってからは、至福の時間に欠かせない存在となりました。

1946年式 OMEGA ヴィンテージアンティーク時計

表参道の「ダズリング」で出会った、アールデコ調の四角い文字盤が印象的な1946年式スイスOMEGAの時計。

時を刻むものは、男に許された限られたアクセサリーのひとつ。アンティークの時計は歴史を飛び越えて、装いに格をもたらしてくれます。

SAVILE ROW ヴィンテージフレーム眼鏡

青山の「ブリンク」でYouTube取材中に店員の矢澤さんに選んでいただいた、革巻きフレームのSAVILE ROW眼鏡。

自分では選ばないはずの四角いタイプでしたが、かけてみると顔に絶妙にマッチ。ヴィンテージ感あふれる普遍的なデザインに一目惚れし、以来愛用しています。

スーツとは「男性を格上げする魔法の鎧」

オーダースーツ グレージュ

スーツやジャケットといったテーラードアイテムは、背筋を伸ばし、男性の装いを完成させる存在です。

しかし何より大切なのは、長く使い続けること。

使えば使うほどエイジングし、ストーリーが積み重なっていく——そんな一着を持つ喜びが、オーダースーツの真髄だと私は思っています。

皆さんもぜひ、自分だけのお気に入りアイテムを大切に育ててみてください。

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ライター:その他クルー

2026年4月27日
オーダースーツ ボットーネのブログ | 明日は何着よう?松はじめのスーツの着こなし術

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