「好感の持てる人」の装い
先日ネットニュースでタレントパワーランキングなるものがありました。
タレントパワーといいますか、好感度の高いタレントランキングのようなものです。
お笑い芸人:サンドウィッチマンのお二人、今や世界のトップオブトップ:大谷翔平選手、マツコ・デラックスさん、阿部寛さんなどが上位にランキングしておりました。
「まあ、確かに」と、納得のランキングです。

ですがこうした芸能人の好感度とは、”強烈な個性”ありきの高感度でもありますよね。
我々一般人には何かをマネすることは出来ませんし、芸人さんや個性的なタレントさんは、芸能界でなければ「好感度が高い人」とはならない気がします。
一般社会、さらにビジネスの世界で求められる「好感度」はまったくの別物のように感じます。

ここで皆さんに質問です。
例えばビジネスの付き合いで、「この人は好感が持てるな!」と思える人にはどんな特徴がありますでしょうか?
皆さんの身近な人を思い浮かべてみてください。

・素敵な笑顔の人
・言葉遣いが丁寧な人
・所作が美しい人
・距離感が良い人
などの特徴があるのでは?と勝手に推測します。
では、続けて、その好感の持てる人はどんな「装い」をしていますでしょうか?
職業などによっても当然装いは違うかと思いますが、おそらく「だらしない服」といった印象は持っていないはずです。
なぜなら、装いは所作や行動にも影響を及ぼし、好感度は装いに比例して上昇するものだからです。
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この記事の目次
男性にとってのスーツ・スタイル

そして、男性にとって最も好感の持てる装いはスーツスタイルにあると思っています。
ビジネスを円滑に進めていく上では、好感を持てるということは大変なプラス材料になりえますが、逆に好感の持てない人と付き合っていきたいとは誰も思いません。
ですが残念ながら、自分が相手にとって好感の持てる人かどうかなんて知ることはできませんよね。
影で色々言われているかもしれません、、、笑
ですから、気にしない人は一生気にしないままで、気を遣っている人は周りに良い影響を与え続けます。
その第一歩が装いだと思うのです。
先日、山梨県のとある企業にご提案の機会をいただいた際に、「うちはクールビズなんてありませんよ!常にネクタイです!」と聞きました。
この時代に、失礼ながらまさか山梨に!そんな企業があるなんて大変に驚きました。
お客様の前では、と前提のルールありきだそうですが、おそらく社員からの反発もあることでしょう・・・。
でも、それを上回るメリットがあるから、きっと実行していることなのだと思います。

そして、装いが変われば、所作や行動も変わります。
極端なことを言えば、着物や浴衣を着ていて全力疾走しようとは思えませんよね。
物理的に行動が制限される側面も当然ありますが、急ぐ行動をしなくなりますし、それは穏やかな心であり続けるということにもつながると思います。
和服を着ていて、常にキリキリしている人なんてそういません(いるかも?)。

スーツの着こなしについても同じで、キチンとしたスーツを着ていれば、それにふさわしい行動をとると思います。
「周りの人から見えている自分の姿」に相応しい行動をとるのです。
想像してみてください、背筋がピーンと伸び、所作や言葉遣い、表情までどんどん洗練されていくのではないでしょうか。
そうした力が装いにはあります。
ですから男性は、一度スーツスタイルに付いて真剣に考えてみてほしいのです。
そしてどのような装いを心がければ良いのか、ここからお伝えできればと思います。

好感の持てる装いのポイント
好感の持てる装い、そのポイントは大きく二つあると思っています。
正しく着こなしていること

スーツ、ジャケット、シャツ、ネクタイ、靴、靴下、、、スーツを装う時、たくさんのアイテムを選びますよね。
こうした時、人は無理に『足し算』をしたくなるんです。
ですが、気をてらわない好感の持てる装いには足し算は必要ありません。
例えば、色は2色までに留めることも重要なポイントです。
おしゃれな着こなしとして3色以内にまとめるのが基本と言われていますが、ビジネスにおいて好感の持てる装いには2色で充分です。
・スーツ、シャツ、ネクタイは色柄を増やしすぎないで、
・シャツのボタンを一番上までしっかりと留めて、
・プレーンノットにディンプルをつくり、首元までキュッとネクタイを締めて、
・手入れのされたレースアップの黒革靴を履き、
・皺や汚れが気になれば手入れをする。
これだけでいいんですが、簡単そうに見えて出来ている人は本当に少ない。
そして今後どんどん少なくなっていくでしょう。
だからこそ、正しい着こなしを意識している人が一層貴重な人材になっていくのです。
ジャストサイズであること

スーツの着こなしにおいて何より重要なのは、正しいサイズ感、つまりジャストサイズであることです。
小さい過ぎることもなく、大きすぎることもない、ジャストサイズ。
「タイトめなジャケットの前ボタンを留めた時のX皺がカッコイイ」という美学は、ビジネス上では必要ありませんので、
ジャケットは無理のない適切なシェイプで、スラックスもビタビタに細くしすぎないように。
スラックスにおいては、例えば股下の長さひとつとっても、何を目的としているのかによってご提案が変わってきます。
雑誌を見れば「ハーフクッションがスタンダード」と書いてありますが、果たして全員に当てはまりますでしょうか?
年齢によっても、お立ち場によっても、どのように見せたいかという前提なくしては、適切な股下の長さは計れません。
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正しい着こなしを自分で判断するのは難しい

先ほど挙げた好感の持てる装いのポイントである、「正しく着こなしていること」「ジャストサイズであること」は専門家でしか分からないことがたくさんあります。
そして、それは実際に着てみると専門家以外でも明らかな違いとして認識できるほど、悪目立ちしてしまうような場合もあるんです。
例えば肩幅。
スーツは肩で着るという格言があるほどですから、肩幅や肩周りの仕立て、フィット感はその服全体の着心地を大きく左右するといっても過言ではありません。
最適な肩幅や仕立てって何なのでしょうか?
答えは一つではないから、専門家のアドバイスが活きてくるんです。
例えば仕立屋さんによって、
「うちではこれがスタンダードだから、こうするよ!」と強いこだわりを持っているお店もあれば、
「こちらからお選びいただけます」といって5種類くらいのパターンの中から自分で選ぶようなお店もあるでしょう。
「最近の流行りはこっちですね」とトレンドを重視する感度の高いお店も当然あります。
これでは、かっこいい服や自分好みの服は作れるしれませんが、好感が持てる服とはなりえません。
ですから私たちはお客様との対話を大切にし、”お立ち場やお人柄を滲ませた一着”をお届けすることをテーマに掲げ、ただ要望に応じるだけではなく必要があればNOといい、より良くなる提案を心がけています。
そしてこだわりを持っていますが、押し付けるようなことはしません。
そうした部分のバランスも含めて、しっかりと対話(ビスポーク)を重ね、スーツという答えに導いていきます。
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オーダースーツの主役は服じゃなくてあなた

既製服にも素敵なスーツはもちろんたくさんありますし、好感の持てる人がこぞってオーダースーツを着ているわけではありません。
ですが、セレクトショップなどで展開されているイタリア製のインポートスーツなどは、トレンドを意識した時代性のあるものであったり、ブランドらしさが存分に表現されたデザインのものが多くあります。
その中から、好感の持てるスーツを探すのは非常に難しいことでなんす。
どうしても、となりにあるチェックのかっこいいスーツが気になってしまいます。
これは当然のことですし、もちろん言うまでもなくインポートスーツはとてもかっこいいのですが、、、
残念ながら、好感の持てる服装のポイントでもある「ジャストサイズであること」を満たす確立も低いのです。


オーダースーツであれば、その点は勝っていると言えるでしょう。
文字通りあなたの為に作られる服は、オーダーするあなたがいなければハサミをいれることもできません。
既製服で言えば、企画や仕入れの段階から関わってるようなものです、その服には当然あなたの思想が詰め込まれています。
あなたが主役であるオーダースーツは、既製服とはまったく角度が違い、同じスーツの形をしていても思想は全くの異なるものであることを理解してください。
「服で何を表現したいのか」によって、選ぶ服も違えば、購入する場所も変わってくるのではないでしょうか。
ライター:nakanomaru一度は大手IT企業へと入社。5年勤務ののち、心の声に従い上京しボットーネに。
人生で情熱を注げることは2つ、1つはサッカー、もう1つはスーツ。
何事もコツコツ、地道に基礎を固め着実に行う動作の安心感の高さはクライアントからの評価も高い。
2026年1月30日
明日は何着よう?松はじめのスーツの着こなし術 | ライフスタイル
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