講義と蕎麦と

松はじめです。
大西基之先生にお越しいただき、2ヶ月に1度ボットーネで開催しているメンズウエア素材の基礎知識講座。
テーラーやスタイリスト、ショップスタッフやマネジャーの方が正しい素材の知識を学ぶ講義で、今年で3年目となります。
昨日の講義、そして都内某所へ大西先生と行ってまいりました。そこで見た驚きの光景とは・・・

前半は、糸の講義。
紡毛(ぼうもう)と梳毛(そもう)についての違いから。

紡毛は、糸を作る過程がいい加減、それが味になっている。
ツイードなどの織物を作るには、この紡毛の糸が必要になる。
ぐじゅぐじゅっとしてる糸じゃないと、ツイードのようなこの雰囲気はでない。

みなで紡毛糸を手にとって観察する。
今回は関東近郊から新しくご参加されたスタイリストの方も。

紡毛は、英語ではウールン。
ウールンは、紡毛のことと、毛織物全体の仕事のことも指す。
ウールンブローカー、ウールンマーチャント、ウールブローカーなど、織ったものを扱う人を、ウールンという。
日本では羅紗屋。

梳毛糸が配られる。

梳毛と紡毛を並べてみる。
18番単糸と、32番双糸。
梳毛(そもう)は、梳(くしけずる)という字のごとく、繊維にクシを通すことで一方向に。


こちらは糸繰り。

糸繰りから引かれた糸、約300本。





講義は続いて組織。
織物は、基本的には3つの織り方で織られている。
平織り、綾織り、朱子織(繻子織)の3元組織。
組織がないと作れない、まさに設計図なのだ。

平織り。
こちらは大西先生が作った模型。
平織りは、経糸(たていと)と緯糸(よこいと)が交互に1本ずつ交差している。
しっかりしていて、スリップしにくい。
スーツでは、トロピカル・ポーラーなど。

2本ずつ交差させると、マット。平織りの変形。
この他、1本と2本で交差させる畝(うね)もある。

綾織。
いろんな変化ができるのが綾織。
ツイルウィーブとも呼ぶ。
こちら、2本飛ばして2本もぐり、2/2(ニチニチの綾)という。
角度も45度になる、2本2本だから。

1/2の綾。
ビジネススーツなどで年間通して販売されているのがこちらの綾織。
違いがおわかりだろうか?

3/1の綾。

こうして、後半は着こなし術に続く。
あっという間の3時間、業界や素材に関心を持った皆様との濃密な時間である。
本日は大西先生とランチをご一緒に。

蕎麦、しろう。
表参道と外苑前のちょうど間くらい。人気パン屋のパンとエスプレッソとの近く。
以前は割烹だったが、現在は蕎麦屋。



蕎麦切り2種 1000円。
器も味わいがある。店内は壺や小道具も凝っており、海外のゲストをお連れするのも良いお店。
蕎麦つゆを入れて、2種を。
東京都渋谷区神宮前3-5-1
電話番号:03-5414-2311
11:30〜22:00(L.O.21:00)
定休日:木曜
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こうして、大西先生と都内某所へ!
そこで見た驚きの光景・・・
次回お伝えします。
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ライター:松 甫 詳しいプロフィールはこちら>>
表参道の看板のないオーダーサロン 株式会社ボットーネ CEO。
自身もヘッド・スーツコンシェルジュとしてフィッティングやコーディネートを実施。
クライアントは上場企業経営者、政治家、プロスポーツ選手の方をはじめ、述べ2,000人以上。
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