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40代のスーツ! おすすめのスタイルをご紹介

数年に一度、新調するのがスーツ。
どんなスーツにするか、いつも同じか深く考えず選んでいる方もいるかと思います。
 
貴方が30代のビジネスマンであれば、20代の時に着ていたスーツと同じようなものを着続けている方も多いでしょう。
まだまだ若い30代、エネルギッシュなスーツスタイルで何も違和感はありません。
 
 
ですが、40代になるとどうでしょう。
 
社会人として経験を積むことで社内での立場も代わり、後輩・部下もできて責任のあるプロジェクトを任されることもあるでしょう。
単純に体形が変わる方も多いと思いますが、30代のそれまでと同じようにスーツを選んでいてはいけません。
 
ボットーネでも40代のビジネスマンに多数お越しいただくのですが、「年齢も年齢だし、ちゃんとしたスーツを持っておかないとと思いまして…。」といった声をよくお聞きします。
 
 
じゃあ、どう選べばいいの? 
 
 
この記事では、そうした疑問に対して具体例も混ぜながらお応えできればと思います。

素材に拘ろう

スーツの素材には、代表的なウール、季節感のあるモヘアやフランネル、近年は化学繊維が含まれるものも多く、安価なポリエステルやストレッチ性のある生地も増えてきております。
 
ですが、スーツの原点はやはりウールです。
 
 
最高級の生地を選びましょう、ということではありませんが、デザインやカラーリングだけでなく素材から拘ることで大人の品格が出るのではないでしょうか。
 
 

ベスト付きのスリーピースで

ベストには様々なメリットがあります。
 
 
例えば、威厳が出ること。
ドラマの上司役がよくベストを着用している通り、これだけでも威厳が出る魔法のアイテム。
 
普段ベストは着ないという方は、フォーマルシーン用に使い分けても良いでしょう。
濃紺無地のスーツでも、ベストのデザインなどに拘ることによって華やかにすることもできます。
 
スリーピースで仕立てれば、必ず役に立つシーンがあるはずです。
 
 

色柄に注意

落ち着いたカラー、クラシックな柄を意識するといいでしょう。
明るめのカラー、主張の強すぎる柄は「若いなぁ」という印象になりますよね。(良くも悪くもですが)
 
青みの強い紺色よりは、黒に近い濃紺。柄は例えば上品なピンストライプ。
ストライプひとつとっても、ピッチの幅やストライプそのものの種類によって大きく印象が異なりますので注意が必要です。
 
もちろん、無地のスーツも欠かせませんね。
 
 
しっかりと知識を持った人と話をしながら、じっくり考えていくことをおすすめします。
 
 

40代スーツにおすすめの生地

それではここで、当サロンでおすすめする40代スーツにふさわしい生地を3つご紹介します。
各コレクション共に色柄は豊富にありますので、ここでは素材自体の特性を中心に記載していきます。
 
 
 

ハリソンズ リージェンシー

英国マーチャントのハリソンズから出ている、リージェンシーのシリーズ。
先日リニューアルした際も記事にしましたが、当ブログでも度々ご紹介しております。
 
 
スリーシーズン着用可能な為、利便性が非常に高いことが特徴のひとつです。
 
適度に厚みもあり堅牢度も高い為、日々のローテーションに組み込んでがんがん着用していただける生地になっております。
近年は薄手のスーツも増えてきておりますので、そうした薄手のスーツに慣れている方にとっては、リージェンシーの生地で仕立てたスーツサンプルを触ると少し厚手に感じるかと思います。
 
そこが丈夫さにつながる部分でもあり、薄い生地のスーツのように気付いたらシワだらけでだらしなくなっていた!ということも起きにくいでしょう(もちろんケアは怠ってはいけませんよ!)。
 
価格帯も比較的抑えることもできますので、初めてオーダーされる方にもおすすめの生地です。
 
 

アリストン

ナポリのマーチャントから、アリストンの生地をご紹介します。
アリストンも先日入荷してきましたので記事にしたところでした。
 
 
このアリストン、先ほどご紹介したリージェンシーとは真逆の特徴を持っており、耐久性は高いとはいえず、日々着用するスーツというよりは「重要な場面で着用するスーツ」としての立ち位置をおすすめします。
 
お写真ではなかなか伝わりにくいのですが、そのしっとりとした触り心地と、品格のある光沢感は、まさに「エグゼクティブの為のスーツ」といえます。
 
 
カラーも豊富に揃っておりますが、深みのあるネイビーが特に色気を感じますね。
 
軽やかな着心地でありながら、見た目は非常にエレガント。
人から見られる場において、あなたに自信をもたらすスーツとなるはずです。
 
 

ホーランド&シェリー ターゲットギャバジン

英国ホーランド&シェリー社の生地から、ターゲットギャバジンのご紹介です。
 
 
ご覧ください、この圧倒的な光沢感!
 
そしてハリ・コシも兼ね備えており、こうした生地はそう多くはありません。
光沢感のある艶やかな生地は比較的柔らかいもが多いのですが、このターゲットギャバジンは非常にハリ・コシが強く、常にピシッとした印象を与えてくれます。
280gと目付も丁度よく、スリーシーズン着用可能です。
 
仕立て映えする生地のオーダースーツを身にまとえば、プレゼンや講演など注目される場においても一層引き立ててくれることでしょう。
 
 

デザインは?

スーツの細かなデザインは色々とありりますが、お打合せの際によく質問されること中心にまとめてみました。
 
 
 

フロントは 2ボタン? 3つボタン? ダブル?

フロントのボタンはベーシックな2ボタンか、もしくは3つボタンの段返りが良いかと思います。
 
ダブルブレストも魅力的ですが、40代でビジネスシーンに着用するとなると、ちょっと貫禄がありすぎるかもしれません。
 
 

シルエットは?

一時期のタイトフィットから、クラシック回帰の流れもあり、ややゆとりのあるシルエットがトレンドとなっています。
 
▼昨年のオーダー事例
 
 
トレンドに乗っかればいいというわけではありませんが、今でも明らかにワンサイズ小さいタイトなシャツやスーツを着ている方が街中でも多く見受けられます。
 
さすがにそのような極端なタイトフィットは良い印象ではありませんので、ゆとりのあるバストからややシェイプの効いた自然なフィッティングが良いでしょう。
 
 
 

タックはいれるべき?

最近はタック入りのスーツ(スラックス)が多くなってきましたが、まだまだノータックのすっきりしたものも人気があります。
 
 
好みでない場合は無理に取り入れる必要はありませんが、クリースラインも綺麗に形成され、可動域も確保できるので機能面でも優れています。
 
1タックでややテイパードのシルエットだと、すっきりしたシルエットのままタックの恩恵を受けられるのでおすすめです。
 
 
 

裾はシングル?ダブル?

裾の仕上げは悩まれる方も多いポイントです。
 
ダブルの起源をたどると「ダブル=カジュアル」となるのですが、現代ではフォーマル用のスーツやタキシードを除いて、ビジネスシーンにおいてもダブルは受け入れられています。
 
ですので、好みを優先されて良いでしょう。
シングルであればワンクッション~ハーフクッション、ダブルであればハーフクッションになるように丈を調整すれば、バランスも良くなります。
 
くるぶしが見えるような短い丈は30代までです笑。
 
 
 

まとめ

すべての40代のビジネスマンに当てはまるわけではありませんが、スーツでお悩みの方に少しでも参考になればと思い、私が思うおすすめのスーツについてて記事にしてみました。
 
大手企業でも服装のカジュアル化が進む中で、普段は効率的に仕事ができるような服装で、スーツはここぞの場面の為に1着くらい持っておく、そんな使い分けが当たり前になってくるかもしれません。
これまでの「スーツは作業服」のような考え方から、「良いスーツを長く着る」という価値観にシフトしていくのでしょう。
 
どんなスーツが着たいか、どんな風に見られたいか、どんなシーンで着用するのか、皆様それぞれの想いを形にするのがオーダーメイドです。
お悩み事はお気軽にご相談くださいませ。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
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nakanomaruライター:nakanomaru一度は大手IT企業へと入社。その後、心の声に従い上京しボットーネに。
人生で情熱を注げることは2つ、1つはサッカー、もう1つはスーツ。
何事もコツコツ、地道に基礎を固め着実に行う動作の安心感の高さはクライアントからの評価も高い。

2019年9月21日
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