始まりの季節
3月が別れの季節なら、4月は始まり(出会い)の季節。
昨年に続きお花見をじっくり楽しむこともできませんでしたが、東京はあっという間に桜の見頃は過ぎ去り、
今は都内の桜の名所もすっかり葉桜に様変わりしましたね。
私は運良く満開の時期に目黒川沿いに行くことができましたが、あらゆるところがロープで立ち入り禁止となっており、
当然川沿いのお店も静かに営業していて、しかたないとは思いつつも、やはり少し寂しい雰囲気が漂っていました。
早く世の中が落ち着きを取り戻し、来年はもっと桜を楽しめるようになっていてほしいと思います。
さて、3月はたくさんのスーツをご納品させていただきました。

いつもご贔屓いただいているH様からは、4月より社会人となられる息子様へ向けて記念のスーツをオーダー。
打ち合わせはH様と息子様 × 2回。
息子様2人分まとめて楽しんでオーダーすのではなく、お一人お一人のご職業やお人柄をふまえ、
まるで普段オーダーいただいているクライアントの皆様と同じように、真剣に装いと向き合っていただきました。

ニューヨークのエグゼクティブの集まる街では、親がまだ小さい子供に対して「こんなネクタイが似合うよ」とか、
「ボウタイ(蝶ネクタイ)はこうやって結ぶんだよ」と教えるような光景が見られるそうです。
こうした光景はあまり日本では見られませんよね。
見ているようですが、親が子供の洋服を選ぶこととは全く違います。
子供にとって一番身近な装いのお手本であるのは親ですから、
親が自分の経験を、装いとは何たるかを伝授することは子供に大きな影響を与えるのは間違いありません。
20代前半の若いうちにこうした経験ができ、スーツをオーダーするという体験を通じて、
これからの社会人生活で装いの力を最大限に利用してほしいと思います。

新社会人となるO様は、なんとお一人でサロンにお越しいただき、初めてのスーツをオーダーいただきました。
シンプルでべーシックなスーツを、しっかりとお身体に合わせてお仕立てする。
たったこれだけですが、きっと同期の皆さんとは別格のオーラを放つでしょう。
内面に自信を与えつつも、奇をてらわないシンプルなネイビー無地のスーツは
これみよがしに「良いスーツでしょ!」と主張するものではありません。
ご納品は4月後半の予定ですが、その頃には配属先も決まっている予定とのこと。
どんな土地でも(国でも?)、お仕立てしたスーツをO様も相棒としてかわいがっていただければと思います。
初めてのオーダーながら、随所に遊び心をちりばめたい気持ちをぐっと封印して
ストイックにネイビーとミディアムグレーのスーツをオーダーいただいたO様は、
普段からスーツを来てお仕事をされているようですがこうしてオーダーをするのは初めてとのことでした。
これから息子様の入学式等のイベントを控えているとのことですが、
このご時世では入学式もオンラインであったり、人数を制限したりと色々ありそうです、、、。
それでも、「こうしたタイミングでもないとなかなか踏み出さなくなってしまう」ということで、
これから先も見越して2着のご提案をさせていただきました。

入学式などをきっかけにスーツをオーダーいただく機会は非常に多く、
自分の服装だけならそんなに気が回らないとしても、子供の晴れ舞台であったり、たくさんの保護者が集まる中では、
これまで考えもしなかったのに、急に周りからの印象を気になってしまうものです。
入学式が終わっても、授業参観、発表会、PTAの集まりに家庭訪問と子供の為にも
きちんと装わなければならないシーンが必ずあります。
こうした時に「いつものスーツでいいのかな?」「とりあえず黒かな?」と心配にならないように、
「このシーンならこれを着よう!」とケーススタディしておくと良いですね。
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この時期はクライアントの皆様にとっても意味の大きなスーツのご納品が続いています。
何事も最初が肝心、今月も転職を見据えた勝負スーツの打ち合わせを進め、
来週は職場がジャケパンスタイルに切り替わったお客様とオーダージャケットの打ち合わせも続きます。
どんな素敵なオーダーとなるか、楽しみです。
ライター:nakanomaru一度は大手IT企業へと入社。5年勤務ののち、心の声に従い上京しボットーネに。
人生で情熱を注げることは2つ、1つはサッカー、もう1つはスーツ。
何事もコツコツ、地道に基礎を固め着実に行う動作の安心感の高さはクライアントからの評価も高い。
2021年4月5日
オーダースーツ ボットーネのブログ | 明日は何着よう?松はじめのスーツの着こなし術
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