スマートな2人と新しいシャツと
「ネイビーに始まり、ネイビーに終わる。」
それがスーツというものです。
清潔感がありますし、ネイビーには誠実・忠誠・誠意などの意味もあります。
海軍の制服の色でもあるし、ビジネスにもフォーマルにも対応できる。
メリットはいくらでも思い浮かぶのですが、今日はこのあたりのお話はしません。
これまでたくさん記事にしてきましたので…笑
今日はシンプルに『モノの良さ』『服としてのカッコよさ』をお伝えできればと思います!
だって、かっこいいじゃないですか、ネイビー。
早速ご覧ください。
難しい色味でもないですし、複雑なコーディネートも必要ありません。
これなら、自分が着ている姿を想像しやすいのではないでしょうか?
こちらはイタリア産の生地でシンプルにお仕立てしたスーツ。
ネクタイもシンプルにダークネイビーの無地を合わせましたが、
こちらはオーダーいただいたお客様をイメージして「きっとこういう着こなしをされるだろうな…」
と想定したコーディネートです。
シンプルなスーツには、色々な柄のネクタイが合います。
同系色でトーンを変えるのが一番取り入れやすいでしょうか。
どのネクタイでも、決して邪魔はしません。
ストイックにブラックの革靴を合わせて。
スポーティなフル・ブローグはJOCEPH CHEANEY。
このくらいのネイビーのトーンなら茶靴でも違和感はありません、
アズーロ・エ・マローネはやはり鉄板の組み合わせ。
フォーマルシーンではベストを着て。
衿付きのベストは雰囲気がありますし、やっぱりあると便利。
ベストがあるかないかで、別のスーツのような変化を加えることもできてしまいます。
オーダーいただいたお客様は、ご友人とお二人で今回のオーダーを楽しまれました。
来月このスーツを着てイベントに…ということで、
ネイビースーツと、ご友人のK様はブラックスーツを。
ブラックスーツの方は『モード』をテーマに、ナローラペル、
低めのボタン位置などのディテールにこだわり、光沢感のあるブラックスーツでお仕立てさせていただきました。
ブルックスブラザーズなどのスーツを着ていたK様ですが、
いつもと180度違うスーツの表情を楽しんでいただけたようです。
同じスーツでも実は様々な顔を持っており、それはオーダーの楽しさを味わえるポイントだと思っています。
お二人でお写真を撮らせていただきました。
スラっとした体型で、スーツ姿も実にスマートなお二人。
こうして並んでみると、スーツとしての表情の違いが分かりやすいですね。
実はブラックスーツに合わせてオーダーいただいたシャツも、
スーツの雰囲気になじむように剣先が小さな衿型にさせていただきました。
お二人とも20代、何か無理をしている訳でもなくただ自然にスーツを着ているだけです。
足し算したくなるところをこらえて、極力シンプルに。
素材を生かし、シルエットも細身ながら出すところは出すメリハリが大事です。
それでこれだけの雰囲気があります!
今月のイベントもお二人で楽しんでくださいね!
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久しぶりに個人オーダーした新しいシャツが届きました。
ブラックのロンドン・ストライプ。
スーツが無地が多いので、シャツはこのくらいのストライプが好みです。
今回は襟越(衿の高さ)にこだわりました。
実はちょっとだけ低めに設計しているんです。
私は個人的に首が長く見るのが好みで、襟越が高いのが苦手・・・
(ということが最近になって分かりました。)
猫背なので「首を長く見せたい欲」があるのかもしれません。
実際に着てみました。
低めとはいっても、どうでしょうか?
当然スーツの衿よりは高く位置しておりますし、個人的には理想的なバランスです。
まだ新品でノリなどの硬さがみられますが、襟やカフの芯地もソフトなものを使用しているため、
何度か洗ってからの方が着心地がアップします。
ブラウンのスーツに、ブラウンのネクタイ。
ストライプのシャツが良いアクセントになりましたでしょうか?
シャツひとつ変わるだけで、気分は新品のスーツを手に入れたかのような高揚感があります。
スーツは今シーズンはいいかな・・・とお考えの方は、シャツに目を向けてみるといいですよ!
3月頃からシャツ生地はたくさん入ってきますので、またブログでもご紹介させていただきます。
ライター:nakanomaru一度は大手IT企業へと入社。5年勤務ののち、心の声に従い上京しボットーネに。
人生で情熱を注げることは2つ、1つはサッカー、もう1つはスーツ。
何事もコツコツ、地道に基礎を固め着実に行う動作の安心感の高さはクライアントからの評価も高い。
2022年2月6日
スーツを仕立てたお客様 | オーダースーツのお客様
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