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【ご縁に感謝】大西基之先生と新年会と

大西基之先生 松はじめ 馬場さん

本日はメンズウエア素材の基礎知識の著者、大西基之先生と、 イタリアの生地の展示会、ピッティウオモに出発前のお忙しい、服地商社サブマネジャーの馬場さんにお越しいただき、新年会を開催した。

原宿の地下にあるお店へ

 

上る下る西入る東入る

今夜は、上ル下ル西入ル東入ルというちょとと変わった名前のお店。
この小さな入り口から下り階段が続いている。
新年会では、業界の話を色々と聞かせていただいたのはもちろんなのだが、

NHKの朝の連続ドラマの、べっぴんさんについての話題に。
べっぴんさんは、戦後日本、子供服作りに目覚めて、やがて日本初の総合子供用品店を開くまでになる女性のストーリーが描かれている。そう、ファミリアだ。
ドラマ中のアイビー・ファッションについての話題から幕をあけた。

 
大西先生との初めてのミーティングは、昨年の2月

 

大西基之 松はじめ

 
ずっとお会いしたかった、素材の神と称される大西先生。
メンズウエア素材の基礎知識は生地を扱う方からの推薦でもちろん購入していたものの、さらにお会いしてお伺いしたいことが山のようにあった。
そこで2月に馬場さんにご紹介していただき、ついにお会いすることができた。
 
 
業界の人が学ぶ場所がない

メンズ素材 仕立屋 講座2

 
私たちのようなオーダースーツを扱う人間もそうだし、セレクトショップで働くショップ店員、百貨店で働く人間も意外にも勉強する場がなく、結構独学で学んでいる人が多い。
社内での研修も一般的な知識や販売スキルの勉強はあるようだが、お客様の方が詳しい場合もある、ということを聞くことがある。

それはセレクトショップ出身のうちのクルーも言っていたし、ボットーネ・アルバイト卒業後セレクトショップでアルバイトをした女子大生クッキーも言っていたので、そういうお店もあるわけだ(全てがそうではない)

例えば美容師になろうと思ったら、そういう学校がある、
調理師であってもそうだ、だが洋服の、とりわけ男性の服をメインで学べる学校というのは2017年の日本にはおそらくない。
文化服装学院という名前は聞いたことがあると思うのだが、そういうスクールでもファッションや洋装を網羅して勉強するのだが、メンズに対してずっぽり深く学べるかというと、そうではないのだそうだ。

ちなみに、大西先生はメンズに特化した専門学校の一期生で、残念ながら今はそのスクールは存在しない。

 
クライアントに、そしてウェブに、正しく、楽しい情報を発信したい

 

take-ivy

もちろんメンズの学校がないわけだから、勉強したいと思ったのだが、
山のようにあるウェブサイトに溢れる情報のなかで、どちらが正しいのだろう?と判別に悩むようなこともある昨今の世の中、スーツや生地のことも、いろいろな情報が載っているのだが、今ひとつ本当のところがよくわからない。

だから、主観メインではなく、基礎に基づいた正しい知識を発信したい!と、そのような想いがあったのだ。
例えば記事というか、ブログというのは、どれだけでも適当に書ける。
でも、どうしてもそれはポリシーが許さないのだ。
だから突き詰めてしまい、昨年は気になっていたナチュラルクリーンというクリーニング工房へブログ取材に行ったのだ。

そのようなわけで、情熱を大西先生にぶつけてみた。

 
 
大西先生が講師を務めてくださる

 

大西基之×ボットーネ

 
すると、なんとボットーネ主催でメンズ素材を学べる講義をやってみようか?
と、私たちの社内で講義をしてくださることになった。
もし例えばIT企業を立ち上げたと考えてみたならば、
孫正義氏、大前研一氏が、講義してあげようか?と言われた感覚、なのだろうか。
・・・・良いのですか?!座っていた私は立ち上がりそうになったのを今でも覚えている。

こうして、普段、オーダー好きな人ならば誰もが知るようなマーチャント(商社)や、アパレル業界なら知らない人がいない既製服の企業でも講義を行っている先生が、小規模にも関わらず講義をしてくださることになった。

でも、これは折角の機会だ、
ボットーネの内部の研修にするだけではもったいないのではないだろうか?

同じ業界(早い話が競合他社)の人たちも知りたい知識なのではないだろうか?

そう思い立って、声をかけた、まさに同業他社の方にだ。
こんな講義がありますが、来ませんか?と。
話したら、即答で《ぜひ参加させてください!》と言われた。

同じ業界なのだ、敵とか味方とか、そういうことではなくて、一緒に正しい素材の知識を身につけて、それでこの業界を盛り上げて行こう!と。

それに、オーダーという業界全体で盛り上げていく、綺麗ごとではなくて、それが大事だと思う。
本気でそのような純粋な想いがあった、ボットーネでの講義がスタートした。

 
 
半年間のカリキュラム

 

ハダースフィールドファインウーステッド

大手の研修はだいたい月に1日、1年がかりで行うのだそうで、

最初は半年、月に1回、第一火曜の朝でどうでしょうか?と打診したところ、快くOKをいただいた。
大西先生は最初に抱いていた印象とは裏腹に、本当に気さくな方で、カリキュラムの相談をはじめ、他の相談ごとにもとても寛容だった。
《いいんじゃない、まずやってみましょうよ。》と。
 
しかし、さすが大手でも講義を繰り返されていて、内容はまとまって論理だっており、非常に理解できそうな半年カリキュラムの提案をいただいた。
ついに、先生の講義が実現する!そう思うと心踊った。
 
 
こうして素材の勉強会が始まった

大西基之先生

 
毎月第一火曜、うちのクルーは大西先生が講義する、と話した瞬間、え?と目を丸くして喜んで9時に出社して、
10時になると、お爺様の代から経営されているというテーラーの3代目の方がやってきた。

次に若い精鋭テーラーが入ってきて、
その後女性たちも門をくぐった。
印象を作りスーツも制作するという、イメージコンサルタント業の方だ。

さらに、はるばる長野から、量販店で働いているけど、もっと知識を身につけたい!と往復交通費&講義代金全て自腹で東京に来た方など、様々な方がボットーネ表参道サロンにやってきた。

スーツ生地 綾目

メンズウエア素材の基礎知識 講座 大西基之

メンズウエア素材の基礎知識 講座2

 
大西先生はきちんと論理だった講義を進めつつ、いつも脱線して業界の裏話や、苦労話、それに裏技のようなことまでこっそり話してくれた。
参加者は久しぶりの学生生活だったが、吸い込まれるように講義に集中し、メモをとって、質問した。
 
また何かやろうよ、松さん

 

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そのような半年に渡った講義は、2016年12月に無事終了した。
だが、またやろうよ、と大西先生は言ってくださった。
 
昨夜の新年会でも、
《この歳になるとさ、楽しいことしかやりたくないからね。》とおっしゃっていた。
しかし私は38歳だが、非常に共感した。楽しいことしかやりたくない。
楽しいから継続できるし、ブラッシュアップできるのだ。
2017年、また何か大西先生に講師に来ていただき、面白い講義が開催できるかもしれない。
 
 
今、この瞬間、このご縁に感謝、
これから一体どのようなご縁が広がるのだろう・・・
そう考えると、ワクワクして眠れない。

こちらは先生の書籍。
ぜひともアパレル、ファッション関係に携わっている方に読んでいただきたい一冊。
販売の方なら正しい商品知識がついてお客様からの信頼が上がるし、
企画、バイヤーなどの方も復習・再確認という意味でも読んでおけば一目置かれるはず。

もちろんテーラー、スタイリスト業の方は、ダイレクトにその知識を生かして成果に結びつけられるだろう。


メンズ・ウエア素材の基礎知識 毛織物編

大西基之先生の師匠の幻の著書がこちら
セビロの哲学―男性のおしゃれ (1968年)

  • 大西基之先生 松はじめ 馬場さん
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松 甫松 甫 記事一覧はこちら>>表参道の看板のないオーダーサロン 株式会社ボットーネ CEO。
自身もヘッド・スーツコンシェルジュとしてフィッティングやコーディネートを実施。
クライアントは上場企業経営者、政治家、プロスポーツ選手の方をはじめ、述べ2,000人以上。

2017年1月25日
ボットーネ 松のスーツ・ジャケットスタイル365 ありのままブログ | オーダースーツ サロン ボットーネの出来事

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