英国から来た流儀 服飾評論家 出石尚三氏の服飾史の講義に参加してきました

オーダーサロン ボットーネがお届けするビジネススーツ&フォーマル通信。
松はじめです。
英国から来た流儀という、服飾史を学ぶ講義に参加してきました。
講義のあとは、懇親会。服飾業界の名だたる方々が参加されていました。
その様子をまとめてみます。

英国から来た流儀は、服飾評論家の出石尚三先生が講師を務めていらっしゃる、服飾史を勉強する場である。
出石先生は、Web版朝日新聞のファッションコラムやスーツの百科事典などの著書を数々出版されている、服飾業界で著名な服飾評論家の方である。
スーツの百科事典は、これ一冊でスーツのこと全てが詰まった、まさに百科事典。
福沢諭吉 背広のすすめは、日本にどのようにスーツ(背広)は広がったのだろう?事細かに説明している貴重な一冊。
服飾業界の著名な方々が参加
テーブルに座って、料理が運ばれてくるのを待つ。
一流に見える服装術の著者、たかぎこういちさんのお姿も。
たかぎさんの著書は、読むだけでビジネスに必要な服がわかる。服選びで困らなくなる。
スーツを着る男性はもちろん、カジュアルの服装についても指南された一冊だ。

左が服飾評論家 出石尚三先生。
いつも服飾史を学ばせていただいている大先生だ。
右は、nyとワシントンのアメリカ人がクスリと笑う日本人の洋服と仕草の著者、安積陽子さんだ。
安積陽子さんには、以前インタビューさせていただいたことがある。
日本人の服装と仕草、一体どこが笑われるのか?こちらの記事を。
関連記事:安積陽子さんにインタビュー

左は、評判の洋服お直し専門店 心斎橋リフォームの取締役副社長 内本さん。
真ん中は大先輩の関さん、この日もリネンのスーツにクレリックシャツを合わせ、ハッとするような美しい着こなしををしていらっしゃった。
ネクタイの結び目を見ればどんな人かわかる

今回の英国から来た流儀は、ボットーネの冨岡と一緒に参加している。
ところで、出石先生とお食事させていただいているときに、安積さんがいらしたので、アメリカ大統領や政治家の服装についての話になった。
その中で、
「ネクタイの結び目を見れば、どんな人かわかるんですよ。」と出石先生がおっしゃっていたのが印象的だった。
昔のアメリカ大統領には、24時間スタイリストが準備していたそうだ。
それは、いつ、どんな会見を開くかわからないから。
何かが起こった時、すぐにコーディネートするのだ。
ところが、そうやって服を用意したり、コーディネートはするものの、最後ネクタイを締めるのだけは本人が行う。
だから、大統領でも誰でも、ネクタイの結び目を見ればそこにその人らしさが出る(出てしまう)ということなのだ。
私たちも大統領ではないが、そういうところを人に見られている、ということ。
ハッとするお話しであり、服装には自分が出る、ということがわかるお話しだ。
英国から来た流儀はどうして生まれたか

右が主催されている内田さん。
内田さんの持っていらっしゃるバッグ・コレクションを見せていただいただいたので、少しずつご紹介している。
関連記事:スウェインアドニーのバッグ2種類を比較
この会が発足したのは、内田さんが出石先生と食事をしている時だったそうだ。
ちょうどウィンザー公の話をされていた時に、
・カジュアル化が進む日本の服飾はどうなってしまうのだろう?
・ウィンザー公に関する文献は山ほどあるが、それだけでなく語り継がれていかなければならないのではないか!
こうして出石先生と盛り上がったのが事がはじまりだったそうだ。
懇親会の料理は中華

懇親会は、英国から来た流儀の講義を行った会場から数分の、中華料理店で行われた。

英国から来た流儀 講義の内容
今回は、イギリスに見習う社交があるのではないか?
イギリス英語とアメリカ英語、文化の違い、などについて1時間の講義。
以前の英国から来た流儀で、パナマハットの歴史を追うという会があった。
その時の内容はこちらの記事で。
関連記事:なぜパナマハットと呼ばれるのか?
関連記事:オプティモに隠された大人の事情
まとめ
英国から来た流儀は、出石尚三先生の講義が聴ける、貴重な場である。
いらっしゃる方も、テーラーや国際弁護士の方と様々で、懇親会も面白い。
頻繁に行われる会ではなく、およそ半年に1回。
参加してみたい、という方はメールをいただければ、詳細をお伝えします。
さて、明日は何着よう?
ライター:松 甫 詳しいプロフィールはこちら>>
表参道の看板のないオーダーサロン 株式会社ボットーネ CEO。
自身もヘッド・スーツコンシェルジュとしてフィッティングやコーディネートを実施。
クライアントは上場企業経営者、政治家、プロスポーツ選手の方をはじめ、述べ2,000人以上。
2018年5月19日
イベント | ファッションイベント
タグ:服飾史, 講義
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