【2024年春夏】エグゼクティブの風格|隠れた名品好きなあなたに!
4月よりアメリカへと旅立つお客様。
数年は勤務される予定とのことで数年のお別れとなりますが、旅立ち前に爽やかな春夏のジャケットをご納品させていただきました。
オーダーシャツはトーマスメイソンの生地を用いて、ノーネクタイでも様になるように、襟の補強と、ボタン位置を僅かにしたに下げて開き具合を調整しました。
どれもちょっとした工夫にすぎませんが、見た目は驚くほどエレガントになります。
しっかりとS字のラインを描き、
長身のK様のお身体に沿うように立体的にお仕立てさせていただきました。
発色の良いネイビーブルーの生地は、ウール単体ではなく、春夏素材の代表格であるモヘアが混合されています。
ウールに比べるとキラキラとした独特の光沢があり、割合が多いとどうしてもザラザラとしてしまうのですが、20%〜30%混合されている分にはひんやりと気持ちいタッチを約束してくれます。
うっとりするほど綺麗な色味になりますので、これからの時期特におすすめです。
「向こうでもガンガン着用します!」とおっしゃっていただけました。
2021年に結婚式用の衣装をお任せいただいたことをきっかけに、これまでもプライベートスーツやオンオフ兼用のジャケットなどオーダーいただいてきました。
革靴にもお詳しく(私なんかよりはるかに知識が…)、いつも楽しくお打ち合わでした。
数年後、またお会いできますことを今から楽しみにしています。
どうかお気を付けて、いってらっしゃい!!!
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「4月から転職することになりまして、いま慌ててスーツとか鞄とか揃えてるところなんです・・・」
先日お客様からご相談をいただき、
- 最初はどんな色や素材で、何着揃えたらいいのか
- 鞄はどんなものにすべきか
- 手持ちのスーツは転職後も使えそうか
などについて詳しくご説明させていただきました。
4月は転職をして新しい人生を歩み出す人も多いでしょうから、これまではスーツを着る機会が少なかったという人は一から準備しないといけません。
CARNETというイタリアの生地があります。
有名どころに比べると知名度は劣りますが、確かなクオリティの生地を少数精鋭で打ち出してくれる通好みなブランドです。
例えばこんな【グレージュ】のスーツも、カルネらしいなと思わせてくれる一着。
ビジネスシーンにはふさわしくない色味ですが、自分らしく、自分を高揚させてくれるスーツは男なら関らず揃えておきたいアイテムです。
左がブラックで右がミッドナイトブルー。
フォーマルシーンなどにおいても、ブラックよりもミッドナイトブルーの方がスーツとしては汎用性も高く、何年でも着続けることができます。
ブラックスーツを仕事でも着用するのは日本(かドイツか)だけというのは良く聞く話ですが、日本だからなんでもいいや〜ではなく、グローバルスタンダードを知ることは重要なことです。
色糸とブラック糸で織り上げる【シャークスキン】はビジネススーツとしてもド定番の生地ですね。
優しいグレーの印象の中に、どこかキリっとした表情を見せてくれます。
2色使いならではの色の奥深さもあり、ノペッとしたグレーとは違う凛々しさを醸してくれるのです。
グレーとベージュの中間色のようなグレンチェック。
このくらい控えめなグレンチェックであれば、ビジネスシーンでも問題ありませんね。
アクアブルーのオーバーペンにより爽やかさもプラス。
これがあるのとないのとでは全然違うんですよね。
一般的なピンストライプと、最近流行りのワイドストライプもラインナップ。
ワイドストライプはさすがにプライベートスーツとしての立ち位置になりますが、上はリネンシャツで、下はワイドストライプのスラックスなんてコーディネートも粋じゃないでしょうか?
ビジネスマンにおすすめのコレクションとなっております。
スーツご新調の候補にいかがでしょう?
ライター:nakanomaru一度は大手IT企業へと入社。5年勤務ののち、心の声に従い上京しボットーネに。
人生で情熱を注げることは2つ、1つはサッカー、もう1つはスーツ。
何事もコツコツ、地道に基礎を固め着実に行う動作の安心感の高さはクライアントからの評価も高い。
2024年3月5日
オーダースーツ | オーダースーツの生地
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