英国人の結婚式の服装と日本人だからタキシード文化を残せるのではないか?と思った話
明日の服をセット。
英国H社からデザイナーが来るので、
・H社生地で仕立てたスーツ(そりゃそうだ)
・ボタンダウンじゃないシャツ(が基本)
・右下がりじゃないレジメンタルタイ(が英国的)
・茶でなく黒靴(がマスト)
保守的だけど、チーフとブレイシーズは派手にする!
服装は誰のため?— 松 甫(まつ はじめ)| 看板のないオーダーサロン経営|リセット!仕事服著書|メンズファッションTV (@matsu_hajime) October 31, 2019

松はじめです。
今回、英国からとあるお客様が。
生地のマーチャント(商社)であるホーランドシェリー社から、極東担当マネージャーのジョシュレーンさんがボットーネ表参道サロンへいらっしゃいました。
そこで、今回はいろいろと質問してみました。
その質問というのは、
・今日の服装のポイントは?
・日本のスーツスタイルってどんな印象?
・銀行の服装自由化どう思う?
・イギリス30代の結婚式列席の服装は?また喪服は?
・ボタンダウンシャツはイギリスでは着る?
・今期のトレンドは?
・来期のトレンドは?
と、こんな感じです。
内容はこちら
ところで、動画ではお話ししていませんが、、、
今回私が1つ感じた、驚いたことがあります。
ジョシュ・レーン氏が、タキシードと言っていたことです。
タキシードという言葉は、アメリカ英語ですね。
英国ではディナージャケットといいますよ!とは、私たちの業界でもよく言われることです。
ディナージャケットに、プリーツ入りのレギュラーカラーのシャツを合わせて・・・。
と、これも、以前英国の方に聞いたお話しでも、
「最近の(英国の)若い子は、ディナージャケット(タキシード)にウイングカラーを合わせるよね。本来はあれはアメリカのスタイルだけど・・・。」と、おっしゃっていました。
今回お会いしたジョシュ・レーン氏は30代前半、まさに若い子!
それに上海、香港をはじめアジア市場を担当していらっしゃる。
だからタキシードという言葉が自然に出たのかもしれませんね。
こんなことについて考えている時点で、日本人なんでしょうねぇ。
スーツにしても、ジャケットスタイルにしても、もともと日本にあったスタイルではありません。
もともと、というのをいつに定めるかによって変わってくるとは思いますが、日本人の魂の服は着物だったはず。
でもある日を境に洋の服に変わってしまったわけです。
わけですが、それをある意味で受け入れて、対応してきたのが日本人。
自分の国の文化が詰まった服ではなくて、全然違うものを受け入れました。
だから、セオリーがないわけです。
おじいさんから、こういう服はこう着なければいかんぞ!と教わってきていない。
私のおじいさんは、家で和服でしたし、洋服についてアドバイスすることなどできません。
セオリーがない。
だから、答えが欲しくなるのではないでしょうか?
それに、異国の文化のディテールを忠実に再現するのが日本的ではないでしょうか?
ジーンズだって、今やアメリカで作れないものを作っています。
厳密にいえば、アメリカの織機を輸入して、それをメンテナンスして、職人が織っている。
アメリカは合理的ですから、そんなことはしていない。
だから、結局はリーバイスを再現しようとしていた日本は、今や日本でしかできない細かな技があって、世界から発注されている、と。
つまり、タキシード1つとっても、日本人だからこそ大切にできることがあると思うのです。
私は富山県出身ですが、富山に住んでいたことはディズニーランドに行くという一大イベントがありました。
今や、東京におりますと、いつでいけるかな・・とディズニーランドに行くことがすっかりなくなりまして。
英国にいないからこそ、大切にできるものがあるんじゃないかな?とふと思ったわけです。
さて、明日は何着よう?
ライター:松 甫 詳しいプロフィールはこちら>>
表参道の看板のないオーダーサロン 株式会社ボットーネ CEO。
自身もヘッド・スーツコンシェルジュとしてフィッティングやコーディネートを実施。
クライアントは上場企業経営者、政治家、プロスポーツ選手の方をはじめ、述べ2,000人以上。
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