珠玉のイタリア生地が入荷│Tallia di Delfino&REDA
今回は、今季入荷したイタリア生地の「Fratelli Tallia di Delfino(タリア ディ デルフィノ)」と「REDA(レダ)」についてご紹介させていただきます。
普段からどちらの生地もボットーネでは定番としてご提案させていただいており、多くのビジネスマンから支持されている上質な生地です。
生地の中でもイタリアで長い歴史を持つ2つの特徴や今季のラインナップを是非ご覧ください。
Fratelli Tallia di Delfino(タリア ディ デルフィノ)

タリア ディ デルフィノはイタリア生地メーカーの中でも特に長い歴史を持つ最高級生地メーカーのひとつです。
イタリアの北西部にあるビエラ地方で100年以上に渡って上質な生地を生み出しており、「エルメネジルド ゼニア」、「ロロピアーナ」と並ぶ世界 3 大ミル(毛織物工場)と世界中のファンから高い評価を得ています。
ビエラ地方は世界的にも毛織物産地として有数の土地で、ストローナ川という良質な水にも恵まれていることもあり、古くから繊維産業が盛んにおこなわれてきました。
イタリア生地の中でも特に美しい光沢の生地を数多くコレクションしていて、加えて滑らかな肌触りの生地は格別の着心地を味わうことができます。
「柔らかく上品でありながら、仕立て映えのするラグジュアリーな生地」としてボットーネではよくご提案させていただいています。
26AW Fratelli Tallia di Delfinoの最新コレクション


バンチブックの1ページ目というのはブックの顔をとなる生地となるのですが、艶やかなブラウンのようなグレーのようなカラーリングをイタリアらしいソラーロで表現した生地がコレクションされています。
ソラーロ=サンクロスともいわれている玉虫色のおもしろい生地で、光の当たり方によっていろいろな色に見えという特徴があります。
生地というのは糸を縦横で繰り返して織ることで作られていて、このソラーロはタテ糸と緯糸(よこいと)で異なる色の糸で織られており、ミラノやナポリでは定番のスーツとして着られています。



ソラーロ自体がめずしい生地なのであまり聞き馴染みがないかもしれませんが、このような赤みのあるベージュがもっともポピュラーで、タテ糸を赤で、緯糸(よこいと)を緑で織っています。
さすがイタリアの名門生地メーカーだけあって、色気のあるブラウンから上品なアイスブルーまでソラーロのカラーバリエーションも豊富にラインナップされていますね。



秋冬らしくほっこりとソフトに起毛したサキソニーと呼べれる生地もコレクションされていて、めずらしいストライプの配色の生地もきになりますし、イタリアらしい色遣いかつチェックのパターン秀逸なこちらの生地も素敵ですね。
ベージュをベースにして、ブラウンと差し色のブルーが入ったチェックに私は一目ぼれをしてしまっていて、今季も自分用にどんなスーツ・ジャケットを仕立てようか考えていたのですが、アイデアがどんどん湧いてきます。
サキソニーを簡単にお伝えすると、一般的なスーツ生地にほんの少しだけ起毛感を持たせた生地で、フランネルほど厚みがないので、ビジネスマンの方でもワードローブに取り入れやすいという点に魅力があります。
秋冬らしい温かみのある雰囲気はしっかりと感じることができますので、秋冬用のスーツと1着目として仕立てるには大変おすすめです。


ビジネスマンの方にも使いやすい定番のチョークストライプのミディアムグレーとダークネイビーは今季も色々なお客様にご提案できそうだな、と考えながら、個人的にはワイドピッチの大胆なストライプのダークブランと明るめネイビーもとても気になっています。





そしてこのタリア ディ デルフィノの目玉といえるくらい、ボットーネでよくご提案しているのが「スーパー130と160」の生地です。
タリア ディ デルフィノの中でもひと際華やかな光沢があり、滑らかな肌触りの極上の生地なのですが、スーツはもちろんご結婚式用のタキシードにおいてもよくお仕立てをしています。
実際にわたしもこの生地で仕立てたスーツを持っていて、普段お客様にご提案することもありますが、特にここぞという時の勝負スーツとして愛用しています。
REDA(レダ)

こちらのREDA(レダ)もイタリアのビエラ地区で創業した、150年以上の長い歴史を持つ老舗生地メーカーです。
レダ(REDA)の生地は、イタリア生地らしい上品な艶としなやかさを持ちながら、高いコストパフォーマンスとストレッチ性の高い生地を多くコレクションしていることで知られています。
生地の生産体制にも大きな特徴があり、一貫紡といって原毛の調達から紡績、織り、仕上げまでを自社で一貫して行っているため、生地のクオリティも高い基準で安定していて、他の高級生地メーカーと比べると手に取りやすいプライスを実現しています。
日本やイギリスの生地はこの点が分業制になっているのですが、生産背景からイタリア生地はひと味違ったりします。
26AW REDAの最新コレクション



今の時代にちょうどいい、カジュアルになり過ぎない雰囲気のニット素材がバンチブックの1ページ目にコレクションされていますね。
前述のとおり、レダ社の生地の一番の特徴は「ストレッチの効いた、ストレスフリーな生地」が多いことです。
最近はイタリア系の生地メーカーでもニット素材の取り扱いが増えてきているのですが、実際にはどの生地もポリエステルの配合が多かったり、質感がソフトでカジュアルに寄り過ぎているものが多く、なかなかご提案する機会がありませんでした。
しかしながら、このレダのニット素材はウール99%でニット感もちょうどいい塩梅で出してくれています。
おしゃれなベージュからネイビー、ブラウンまで選択肢が多いことも魅力的ですね。


こちらはレダ社のサキソニー素材のスーツ生地です。
これまで多くの生地を見てきたと自負しているのですが、サキソニー・フランネル系の生地でストレッチが効いている生地というのはこれまで出会ったことがなく、ここでもレダ社の特徴が活かされていることに驚きました。



こちらはレダ社のスーパー150の「MAJOR」という高級感のある生地シリーズ。
イタリアのゼニア・ロロピアーナ・前述のタリアにも匹敵するほどの滑らかな光沢があり、あえてストレッチ性は少なくしているのでレダの生地の中でも特にドレッシーな位置づけのラインといえます。
カラーバリエーションはシンプルですが、定番のネイビーとグレー、ひんやりとした雰囲気の明るめネイビーは発色も良く、イチオシの生地です。



ビジネスシーンでマルチに使えるストライプもコレクションされています。
定番のチョークストライプは真面目な雰囲気がありますので、普段のビジネスの場から大事な商談まで幅広く活躍しますし、2色使いのストライプはパーティーなどの少し華やかな場で着てみたいですね。
まとめ
今回はボットーネでよくご提案している2つのイタリア生地の最新ラインナップをご紹介させていただきました。
写真からでもイタリアらしい美しい光沢と滑らかな質感が皆様に伝わると良いのですが、サロンではこれらの生地ブックはいつでもご覧いただくことができますので、実際の生地を手に取ってみたい方はお気軽にお問い合わせくださいませ。
また、この他にもまだまだ新しく入荷したバンチブックがありますので別の機会にご紹介させていただきます。
ライター:その他クルー
2026年9月28日
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