新郎タキシードはレンタルが当たり前？

結婚式において新郎のタキシードは、レンタルするのが当たり前だと考えられていることが多いようです。多くの方が経験されるのは、このようなシチュエーションではないでしょうか。

「ドレスが決まったら、次はここにある5種類の中からタキシードを選びましょう！」

そう言われるがまま試着を行い、「このタキシードが素晴らしい！」というより、「この限られた選択肢の中なら、これが一番マシかな…」という妥協の選択をしてしまう方が少なくありません。本当に自分に合った一着を見つけることができているのでしょうか？

レンタルタキシードのメリット・デメリット

レンタルタキシードには確かに多くのメリットがあります。まずは良い点から見ていきましょう。

　・手軽に選ぶことが出来る 　
    ・すでにコーディネートが完成されている
　・在庫があればすぐにレンタルすることができる
　・試着時に花嫁と横並びで確認できる

レンタルタキシードは既に完成形として用意されているため、その中から自分の雰囲気や好みに合うものを選びやすいという利点があります。

また、その場で即決できる手軽さも大きな魅力です。

ドレスショップで試着をした場合は、ドレス姿の花嫁と並んで全体的な調和も確認できるため、イメージがつかみやすいでしょう。

しかし、レンタルタキシードにも無視できないデメリットが存在します。

　・デザインが古いものや時代遅れのものが混在している
　・サイズが自分の体型に完全には合わないことが多い
　・人気のサイズ、色柄は早い段階で在庫切れになりやすい
　・意外とコストパフォーマンスが良くない

レンタル衣装の宿命として、常に最新のトレンドを取り入れた新デザインを提供することは難しい状況にあります。

そのため、やや古めかしいデザインの衣装が含まれていたり、多くの方に対応できるよう平均的なサイズ展開になっていたりします。

さらに見落とせないのは、ドレスと比較して選択肢や在庫数が少なく、人気のあるサイズやデザインはすでに予約が埋まっていることも珍しくありません。

驚くべきことにレンタルといえども10〜15万円が相場となっており、決して安価とは言えず、もっと低価格のタキシードも存在しますが、その場合は品質や仕立てに明らかな差が出てしまうケースもあります。

少し考えてみてほしいのですが、10万円の洋服は一般的に高級品の部類に入りますよね。

皆さんが持っている洋服の中で、10万円以上するものは何着あるか？というとおそらく多くはないでしょう。

しかしレンタルタキシードには10万円もの費用がかかるにもかかわらず、レンタルである以上、当然手元には残りません。

しかも残念ながら、レンタルタキシードに使われている生地の品質がその価格に見合うものであることも少ないのです。

サイズ感に関してはさらに厳しい現実があります。

体型にぴったり合う方はいいですが、合わない方にはとことん合いません。

それでも妥協して、ただ一度きりのためだけにタキシードをレンタルするというのは、何とも虚しい気持ちになってしまいませんか？

服飾に関する知識が深まれば深まるほど、この現状に納得がいかなくなるのは自然なことです。

確かにウエディングドレスのレンタル相場が20〜30万円と言われていることを考えると、新郎タキシードの10万円という価格は相対的に「お手頃」に感じてしまうのかもしれません。

しかし、本当にそれで良いのでしょうか？

オーダータキシードのメリット・デメリット

それでは、オーダータキシードのメリットにはどのような点が挙げられるでしょうか？

　・専門家に相談しながらたくさんの生地の中から選べる

　・デザインなどは思いのままに作ることが出来る

　・自分の体にピッタリ合うサイズをプロと相談しながら見つけることが出来る

　・挙式後にスーツとしてリメイクすることが出来る

　・レンタルと大きく価格は変わらない

オーダーメイドの最大の魅力は、自分の理想を余すことなく形にできる点にあります。

熟練したプロフェッショナルに相談しながら、自分のスタイルや挙式の雰囲気に最適な一着を創り上げていくプロセスは、それ自体が特別な体験となります。

ボットーネでは特に、挙式後にタキシードをスーツにリメイクできるサービスを提供しており、結婚式で一度着て終わりではなく、大切な思い出の衣装を長く愛用することができます。

このポイントは多くのお客様から高い評価をいただいております。

ここで多くの方が懸念されるのが、「リメイクできるとはいえ、レンタルよりもかなり高額になるのでは？」という点でしょう。

しかしご安心ください、そんなことはありません。

先ほどレンタルタキシードの相場が10万円前後とお伝えしましたが、オーダータキシードとの価格差は意外にも数万円程度にとどまることが多いのです。

オーダーの場合は細部のデザインや選ぶ生地によって価格が変動するため一概には言えませんが、例えばボットーネのオーダータキシードでは、上下で約10万円〜、ベスト付きのスリーピースで約12万円〜が基本ラインとなっており、平均すると15万円前後のオーダーが最も多くなっています。

仮に価格差が2倍や3倍もあるならば話は別ですが、実際はそうではありません。

「とにかく価格が最優先事項」でない限り、オーダータキシードも是非候補に入れてみてはいかがでしょうか。

もちろん、オーダータキシードにも完璧ではなく、いくつかのデメリットは存在します。

　・仕上がりまでに時間が掛かる（通常1〜2ヶ月程度）

　・完成形をイメージするのが初めての方には難しい場合がある

　・特に高級生地にこだわって選ぶと若干価格が上昇する

オーダーの最大の難点は「完成形をイメージするのが難しい」という点です。

形のないものをゼロから作り上げるのがオーダーの本質ですから、どうしても完成イメージを描きにくいという声があるのは事実です。

その不安を解消するため、ボットーネでは打ち合わせ時にお客様が自信を持ってオーダーできるよう、丁寧な提案を心がけております。

具体的には、参考写真の提示や現物での色味確認など、完成イメージを明確にするためのサポートを徹底して行っています。

確かにレンタルと比べると同等もしくは数万円ほど高額になることは否めませんが、その数万円の差で得られるメリットの大きさを考えれば、これらのデメリットは些細なものと言えるでしょう。

あなたの人生における大切な一日のために、妥協のない一着を選ぶ価値は十分にあります。

オーダータキシードをスーツにリメイク

ボットーネでは、挙式後にスーツへとリメイク可能なオーダータキシードを提供しております。

これは単に挙式のためだけの衣装ではなく、その後何年も着用できる実用的な一着となります。

新郎タキシードからオーダースーツへ。

リメイク後のスーツの用途は実に多様です。

「仕事の重要な場面で自信と勇気をもらうための特別なスーツ」

「子供の七五三、入学式、卒業式など、家族の記念写真を彩る思い出のスーツ」

「友人の結婚式やフォーマルなパーティーで華を添える洗練されたスーツとして」

大切な挙式の思い出とともに、リメイクしたスーツはその先もずっとあなたの人生に寄り添い続けます。

思い出のタキシードが、人生の節目節目で再び活躍する機会を得られるのです。

せっかく相応の金額を投資するのであれば、その場限りではなく、形として残るものを選ぶ方が断然価値があるのではないでしょうか。

何年、何十年と大切な思い出とともに着続けることができる一着は、かけがえのない宝物になります。

まとめ

いかがでしたでしょうか？

今回は多くのお客様の実際の声をもとに、オーダータキシードとレンタルタキシードのメリット・デメリットを改めて比較してみました。

もちろんボットーネはオーダー専門店ですので、オーダーをお勧めするのは当然と思われるかもしれません。

しかし、客観的に見ても、長期的な視点に立てばオーダータキシードの方が圧倒的にメリットが大きいと言えるでしょう。

それにもかかわらず、SNSなどを見ていると、実際にはレンタルで済ませる方が依然として大多数を占めています。

提携している式場のお店で安く借りられるからなのか、一日だけならレンタルでも十分に見映えがするからなのか、あるいはそもそもオーダーという選択肢を知らないからなのか。

私たちはこれからもより明確に、「レンタルより間違いなくオーダーが優れています！」と声を大にして発信していく必要があると感じています。

一生に一度の特別な日のために、妥協のない最高の一着を選んでいただきたいという思いからです。

少し辛口な意見も含まれていますが、新郎タキシード選びの参考になれば幸いです。

あなたの大切な記念日に、心から満足できる装いで臨んでいただけることを願っています。

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