ビスポーク(be spoke)の本当の意味 テーラー(tailor)とはどう違う?

松はじめです。
洋服を仕立てようとした時に、2つの言葉が出てくると思います。
・ビスポーク
・テーラー
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時々、両方をミックスしたビスポーク・テーラーという言葉を掲げたお店を見ることもありますが、ビスポークってそもそもどういう意味なのでしょう?テーラーは?
このあたりを解説してみたいと思います。
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ビスポーク(be spoke)とは?

ビスポーク(be spoke)と聞いて、どんなイメージを受けるだろうか?
本格的な仕立てとか、フルオーダーとか、いろいろな解釈がある。
実際に服飾評論家の出石尚三先生にお伺いしたところ、ビスポークという言葉は、実は17世紀(1600年代)から使われている言葉だそうだ。
そして、日本語で一番近い言葉を当てはめたならば、こうなる。
誂える
[speech_bubble type=”std” subtype=”a” icon=”izuishi.jpg” name=”出石 尚三 先生” ]
もともとの意味は、頼んでおいたよ(既製品ではないよ)ということです。
最初は靴。
頼んでおいた靴が出来てきたよ、ということをビスポークと言っていました。
それが服にも派生します。
時代とともに意味合いが変わって、非常に念入りに打ち合わせして色々注文した、というように美化されたのです。
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[speech_bubble type=”std” subtype=”a” icon=”7Q6A8822_result3.jpg” name=”松はじめ” ]当時は既製品自体少なかった、既製品ではないのは仕立てるという行為は当たり前ではあったわけですが、基本的にはビスポークというのは既製品ではなく、注文靴の意味だったわけですね。 [/speech_bubble]
テーラー(tailor)とは?

それでは、テーラーとは一体何だろうか?
テーラーといえば仕立て屋のようなイメージだが、実際どうなのだろう?
テーラーという言葉は、1613年ごろから使われていたようだ。
1175年から使われているtailleur(タイユール)が元になっているのではないかと、出石先生はおっしゃっている。
なぜかというと、OED(Oxford English Dictionary・オックスフォード英語辞典という辞書)の中に、何年からこの言葉が使われているか?が載っていて、そこから推理に推理を重ねて導き出したのだそうだ。
[speech_bubble type=”std” subtype=”a” icon=”izuishi.jpg” name=”出石 尚三 先生” ]
フランス語のラルース語源辞典に、何年に初めて活字になっているか?が出ています。
何年に出版されている何という本の中に、この言葉が使われている、とヒントがあります。
タイユールはラテン語のタリアーレ(切る・断つという意味)。
ちなみに、100年間くらい出ていたテーラーアンドカッターという業界紙がありますが、テーラーもカッターもどちらも裁断という意味(笑)
しかしそのくらいカッティングが大事ということですね。
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まとめ

ビスポークは、お客側の言葉(事情)といえる。
反対に、テーラーとは、作る側の言葉(事情)だ。
昔、洋服を仕立てると立派なボール箱に、御誂(おあつらえ)と書いてあったのをご存知の方もいらっしゃるのでは?
御誂(おあつらえ)とビスポークは、ほとんど似ているのではないだろうか。
言葉だけでなく本質を辿っていくと、世の中はもっと面白い。
さて、明日は何着よう?
ライター:松 甫 詳しいプロフィールはこちら>>
表参道の看板のないオーダーサロン 株式会社ボットーネ CEO。
自身もヘッド・スーツコンシェルジュとしてフィッティングやコーディネートを実施。
クライアントは上場企業経営者、政治家、プロスポーツ選手の方をはじめ、述べ2,000人以上。
2018年9月25日
スーツの着こなし術 | ジェントルマンの知識
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