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サロンに来る紳士たち

2021年12月26日 クライアント | スーツを仕立てたお客様

3年前のご結婚式の際にストライプのフロックコートをお仕立てさせていただいたT様。

その後定期的にオーダーいただいているのですが、今回はシャツの袖交換が完了した為そのお受け取りに表参道サロンへお越しいただきました。

実はシャツは「襟交換」「カフス交換」という処置で、汚れて消耗してしまう部分のみピンポイントで交換することができます。

基本的には白い生地に置き換えられてしまいますのでいわゆる「クレリック」の仕様になってしまうのですが、コスパよく長持ちさせられると同時に、気分によってデザインを変えられるのもメリットです。

今回はシングルカフスからダブルカフスに交換させていただきました。

当時のフロックコートは挙式後にスーツへのリメイクを行なっております。

そしてちょうどこの日はご結婚式を挙げられたホテルでの記念のディナーへ向かわれるそうで、ビシッと決まっているT様のお写真を撮らせていただきました。

シャツはカフス交換を行なったもの。

ブルーとゴールドが何とも美しいこちらのカフリンクスはWEDGWOOD(ウェッジウッド)という、グラス類や雑貨で有名なブランドです。

「今はもうカフリンクスの生産は終わっていて、これはメ〇カリで・・・笑」

すでに生産が終わっているものをこんなに簡単に手に入れられるなんて恐ろしい(便利な)時代になったものです。

カフ(袖)をリンク(繋ぐ)するのが”カフリンクス”であり、T様のカフリンクスは短いチェーンが付いております。
これは素敵なアクセントですね。

カフリンクスには装飾の意味合いもございますから、ファッションとしても楽しめます。

ネクタイピンも同じくウェッジウッド。

ブルーとホワイトの2色のコーディナートにアクセサリーのゴールドが映えますね。

いつもピカピカにお手入れされた靴を履いていらっしゃるT様。

すべてご自身でされているそうで、、、正直、プロレベルといっても過言ではございません。

こんなにきれいにできたら楽しいだろうな、、と羨ましくもなってしまいます。

リメイクできるタキシードの一つの醍醐味は、こうして思い出のディナーに当時の衣装を着ていけること。

さらに数年後も「ああ、あの時これを着て、、、」と思い出すことが何度もあることと思います。

これからも末永くご愛用いただけますと幸いです。

2年前にダブルのブラウン・チェックのジャケットをお仕立てさせていただいたI様。

この日はご多忙な合間にご来店いただき、ソフトなフランネルのジャケットをオーダーいただきました。
I様は決まってダブル・ブレストのジャケット。

鍛えられた胸板に迫力のあるダブルブレストが最高にかっこいい!

数年前からベージュのジャケットについてご相談をいただいており、この度運命の生地に巡り合い素敵なオーダーをいただけました。

人気の生地シリーズであり、その他の色はすべて品切れ状態。

「これですね!運命を感じます!」と豪快にご決断。

少々サイズ感を今期用にアップデートし、最高のジャケットをお仕立てさせていただきます。

約2年ぶりにご来店いただいたF様とはもう10年近くのお付き合いとなります。

背が高くやせ型でもあるF様は、既製品ではとても気持ちよくお召しいただくことができません。

初めてオーダーをいただいた時から改良を重ね、肩回りの設計から左右のバランスまで細かく補正を加えており、この日のスーツも数年前のものですがとてもスマートにお召しいただいております。

人事関係のお仕事をされており「学生にも見られる立場ですから・・・」とご自身の服装が”見られる立場の人間としてふさわしいか”がひとつのテーマ。

今回はミディアムグレーのスーツと、シャツを数枚まとめ買いいただきました。

僅かなトーンの違いや生地の風合いを、いつもじっくり手に触れながら考えていらっしゃいます。

今回のスーツは今までにないカラーですから、私共もご着用されたお姿を見るのが今から楽しみです!

こちらは初めてのご納品となりましたY様のチェスターフィールドコート。

ある海外ドラマからインスピレーションを受け「ブラック・カシミア混・上品さ」をテーマに、上衿はベルベット仕様、肩回りは柔らかく、ドーメル社のウール・カシミア混合の素材を贅沢に用いてお仕立てさせていただきました。

「もう、イメージ通りです!」

とお褒めの言葉も頂戴し、この日はそのままお召しいただいてお帰りに。

このコートを着て、週末はクリスマスのディナーに是非!

Y様は筋トレをされており、胸のパカーンと開いてしまないように設計をしております。

ドキドキのご納品でしたが、ご満足いただけまして何よりです。

コートといえば、こちらはネイビーのチェスターフィールドコートをオーダーいただいたH様。

ウールメルトンの生地はビジネス使いに最適で、ほんのり上品な光沢もございますのでビジネスだけでなく様々なシーンでもお召しいただけると思います。

クラシックに、本格的に、、、巷のカジュアルなチェスターコートとは一線を画すオーラがございます。

このようなコートはファストファッションでは製作できないのはもちろんのこと、セレクトショップでもなかなかお目にかかれるものではございません。

(上衿がベルベットというだけでも、相当珍しいはず、、、?)

ベースはクラシックでも、シルエットはモダンに。

実は昨年の冬からオーダーいただいており、なんと一年越しの待ちに待ったご納品となりました。

この冬たくさんご着用くださいませ!

T様の007コートも無事にご納品。

T様、ここまで拘って服と向き合うことはそう多くないのではないでしょうか。

その分私どもにもお仕立てする責任があり最高のフィット感、そしてお客様にご満足いただけますようにできる限りのことをさせていただきます。

「しっかりした生地なのに、着ていると重さを感じさせません。さすがの採寸、フィッティングと縫製です。
ミッドナイトも昼と夜とで表情が変わり、とても品のいい色合いです。」

と後日嬉しいメールもいただきました。

実は一点「フラワーホール」を開けるお直しをシーズンオフに対応させていただきます。

一生モノともいえるコートですから、まずは1シーズンお召しいただき、シーズンオフに細かな微調整をするという方法も一つです。

「買って終わり」ではないのが仕立て服。

ご来店いただいた際にお仕立てさせていただいたスーツやジャケット、コートをお召しのお客様を拝見しますと、生活の一部にしっかりなっているんだな、、と嬉しい気持ちになります。

中には10年前のスーツが未だ現役で、お直しにお持ちいただいたお客様もおります。

ボットーネとしましても、お仕立てさせていただいた服と共に、末永くお付き合いいただけますと幸いです。

ということで、最近ご来店いただいたお客様のお写真を撮らせていただきました。

今後も”できたてホヤホヤのスーツ”だけではなく、実際にご着用されている”お客様のリアルなスーツ”もお届けできればと思います。

週末は冷え込むようです、、、皆様ご自愛くださいませ。

ネイビーのスリーピースは大人のマストアイテム

2021年5月1日 スーツを仕立てたお客様 | オーダースーツのお客様

ブログでご紹介させていただいたK様のフレスコスーツは、先日無事にご納品させていただきました。

このスーツに合わせるべく、JW上ストンのスウェードローファーをお持ちいただき鏡の前で入念にチェック。

ソックスは合わせる意図のない選択でしたが、アクセントになってとても洒落ています。

ニットタイは当店のものでスタイリングさせていただきましたが、

やはりこのようなスーツの質感には爽やかなニットタイが最もマッチしますね。

タフでへこたれないフレスコスーツでございますので、これからの季節もがしがしご着用いただけますと幸いです。

スーツのマストアイテムは?

さて突然ですが、スーツにおける「マストアイテム」というと皆さんは何が思い浮かびますでしょうか?

冠婚葬祭に対応できるブラックスーツでしょうか?

服飾文化に詳しい人であればミディアムグレイのスーツが真っ先に思い浮かぶかもしれません。

これが正しい!という答えはありませんが、私達はネイビーのスリーピースこそ

大人が最初に揃えるべきマストアイテムだと思っています。

マスト=欠かせない物を指しますが、ネイビースーツなくしてスーツを語ることは出来ません。

過去のブログでも何度もお伝えしてきました。

ネイビーから受ける印象は心に刻まれる

万国共通の水・海の色であるブルー・ネイビーは、見た人に安心感を与えます。

ネイビー(NAVY)は、もともと海軍そのもののことを指したり、

イギリス海軍の制服の色でもだったことからそう呼ばれるようになりました。

ネイビーのスーツを適切なサイズ感できちんと着ていれば、安心感だけでなく良い印象しかもたらしません。

誠実、忠誠、誠意など、ネイビーから受け取る印象は相手の心に深く刻まれるものであり、

政治家や国を代表する人達が集まる場において、ネイビーの着用率が圧倒的に高いことは決して偶然ではありません。

こうした事実からも、ネイビーは紳士に欠かせないカラーであると言えます。

ネイビー スリーピースのご注文

いつもジャケットやコートのオーダーをいただいているT様。

ここ数年はブラウンのジャケットに始まり、コーデュロイのジャケット、ブラウンのコート、カシミアのコートなど、

T様のお好みが反映された、季節を楽しむ濃いアイテムをオーダーいただいておりました。

今回は原点回帰のネイビースリーピース。

フォーマルやオフィシャルなシーンでも着用することを想定し、シングルベスト付のお仕立て。

ボタンは水牛釦、装飾品の質にも抜かりありません。

肩周りはイセ込の分量を多めにとり、ふっくらとした袖付けで優しく包み込むようなフィッティング。

この辺りはテーラーの特性が良く表れる部分でもありますね。

このようなスーツには、ネクタイを立体的に持ち上げてくれるタブカラーのシャツも良く合います。

ブラウンのネクタイを合わせれば、洗練されたアズーロ・エ・マローネの完成です。

お客様へご納品

スーツは数年ぶりのオーダーとなり、このタイミングで改めて仮縫いを挟みアップデートされたT様の価値観を盛り込みます。

これまでは比較的スリムなフィット感を好まれ、

スラックスに関しては裾幅も17cm程のスリムテーパードをイメージしてお仕立てしておりました。

近年はお好みも少し変わられたようで、スラックスはこれまでよりも少しゆとりを持たせノータック→1タックに、

ジャケットのシェイプや肩周りのフィット感も見直し、これまでとはまったく別物のスーツとなりました。

T様は元々基本的なスーツは複数お持ちでしたが、ここ数年プライベート着用を想定したのアイテムが多かったこともあり、

久しぶりに基本に忠実なネイビーのスリーピースでオーダーいただいております。

4月にご結婚式に参列されるとのことで、前もって2月からお仕立てを初めたスーツを先日ついにご納品。

これまでと違うご着用感に、T様も大変ご満足いただけました。

このスーツに合うトーマスメイソンのオーダーシャツも合わせてご納品させていただき、

これから様々な着こなしを楽しんでいただけると嬉しいです。

今回の生地は・・・

最後に生地のお話しもさせてください。

英国ハリソンズの生地は、服好きであれば誰もが知るところでしょうか。

質実剛健で無骨な生地コレクションが多く、定番のリージェンシーは多くのお客様にお仕立てさせていただきました。

今回T様にお選びいただいたのは、カシミアがブレンドされたCRU CLASSEというハイグレードな生地。

英国らしいコシのある生地ながら、カシミアの特徴そのままに、肌触りはとても柔らかく、

そして光沢もほんのり上品に表現された極上の素材です。

最後に

「せっかくのオーダーなのに、ネイビーじゃ普通すぎる」と思う方もいらっしゃることでしょう。

興味のない人から見れば、確かにネイビーのスーツは単なる普通のスーツと変わりないかもしれません。

しかし私とT様にとっては、たくさんの思いの詰まった特別な1着であることは言うまでもなく、

大事なシーンでT様が必ず手に取る相棒となり、大袈裟でなく人生を共に過ごしていくこととなるでしょう。

誂えの服の良さは、何もインパクトのある生地だけではありません。

ネイビーのスリーピースは、分かる人には分かる、大人のマストアイテムではないでしょうか。

スーツはやっぱりスリーピース

2021年1月22日 クライアント | スーツを仕立てたお客様

こちらの生地、原毛はスーパー100です。

最近はスーパー130~160の非常に細い原毛を使った生地が多数流通しており、スーパー100と聞くと「あれ?少し素材の質が悪いのかな?」と感じる方もいるかと思います。

もちろんスーパーという表記は、素材の良し悪しを判断する上では非常に重要なフィルターとなるのですが、「スーパーが高ければそれだけで良い生地」ということでは決してありません。

例えば、英国のマーチャント:ハリソンズは、スーパーの表記がないコレクションも多く存在します。

これはある意味で「スーパー(原毛の細さ)は特別重要視していない」と言えると思います。

ぬめりのある独特な輝きがあり、一般的な無地の生地でありながら華やかな表情を持っています。

ほのかな青みも、太陽のもとではより一層美しく表れることでしょう。

痩せ型なS様、先日素敵なポロコートをオーダーいただきましたご縁から、今回はスリーピースのスーツ。

まだお若いS様ですが、普段からオーダースーツを着用され、身だしなみには人一倍気を遣っていらっしゃることがご来店時の装いから一目で分かります。

手足も長くうらやましいお身体でありますが、細身であるが故のサイズ選びの難しさも色々ご経験されてきたことと思います。

フィッティングはテーラーによって様々あると思いますが、私なりにS様のスタイルの良さを引き出す形でお仕立てさせていただきました。

ジャケットは丸みのある表情でありつつも、バストやウエストはメリハリを付けて立体感を出しました。

胸のボリュームが欠けてしますと、のっぺりした雰囲気になってしまいますので、適切なゆとりに加え、副資材もボリュームを持たせています。

ウエストラインはもともと細身のお身体をされていますので、適度な絞りで充分です。

あくまでビジネスで着用するものですので、無理のないフィッティングにすることで落ち着いた印象を与えることにも繋がります。

やや細身のスラックスはノークッションでフレッシュさを。

ベストはVゾーンの深さも理想を追求しました。

イメージ通りに仕上がり、大満足のご納品です。

これからリモートワークも増えるとのことでしたが、週に1・2回出社する際はこちらのスーツでビシッと決めて、リラックスとはまた違った装いをお楽しみいただければと思います。

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続いては初めてオーダーいただきましたY様。

吟味された上で最終的にご選択いただきましたのは、グレーベースのチェック柄の生地。

バーガンディのチェック柄は、生地そのもで見ると一見派手かな?と思いましたが、スーツとして仕上がると、落ち着いた色味で丁度良いバランスです。

お仕事中はベスト姿になるということで、襟付きのベストでご注文いただきました。

裏地はチェック柄の色を拾って同じバーガンディのお色味です。

先ほどご紹介させていただいたS様同様こちらのY様も非常に痩せ型、さらにイカリ型でもあり、既製品のジャケットでは余計なシワが出てしまうことでしょう。

肩周りのフィッティングはサイズ感だけでなく、袖付け、肩パットの種類、アームホールなどあらゆる要素が関わってきます。

「スーツは肩で着るもの。」という言葉の通り、見た目の印象だけでなく着心地にも直結するような重要な役割を担っているのです。

お召しいただいたY様も着心地に大変ご満足いただけました。

「早く仕事にいきたいな!」と嬉しいお言葉まで。

洋服ひとつでその日の気分、モチベーションは驚くほど簡単に変わります。

お気に入りの服を着て出かけた日は気分が良いですよね。

Y様にとってそのようなスーツとなりましたら何より嬉しく思います。

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今回ご紹介させていただきました2名のお客様は、どちらもスリーピースでご注文いただきました。

スリーピースはやっぱりかっこいいですし、ベストは利便性も兼ね備えた気が利くアイテムでもあります。

ベストは不思議なもので、ジャケットを脱ぐとジャケットの代役となります。

上にジャケットを着ていればインナーのような役割になりますから、温度調整という意味でも重宝するんです。

ベストを着用することで、胸元が引き締まる=Vゾーンが狭くなります。

ネクタイを締めていれば結び上がりに立体感を持たせることも出来ますし、スリーピースで装うだけで非常にエレガントに見えます。

もともと、スーツはラウンジコートという「くつろぐ服」でしたが、当時の考えでは上着を脱いで過ごすなんてもってのほか。

なぜかというと、上下だけのスーツで上着を脱いでしまうと、シャツ=下着姿になってしまうからで、

昔の貴族はこれをとても恥ずかしいことと捉え、シャツから見えているボタンすら宝石で隠したほどでした。

ベストが与える印象は、今も昔も変わらず「きちんとしている」ということなのでしょう。

いつもと違う特別感を出すということも、ベストがあれば簡単に演出できてしまいます。

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▼ベストについての詳しい情報はこちらの記事でご確認ください。

スマートなダブル・ブレスト

2020年12月27日 クライアント | スーツを仕立てたお客様

最初は少しだけ勇気が必要

普段のお仕事で着慣れたシングルのジャケットとは違い、ダブル・ブレストとなるとご納品の際の緊張感も違います。

着慣れていない、少しだけ”背伸び”をしたスーツとでも表現しましょうか、

オーダーいただいた時点で「すでにダブル・ブレストを何着か持っているよ!」という方は少なく、

ほとんどのお客様がこれが初めての挑戦となります。

初めのうちは「自分に似合っているかな?」「大胆すぎやしないかな?」とご不安に思われることもあるしょう。

ですが、スーツはそのくらいで丁度良いと思うのです。

シングルのスーツがいくつかある中にダブル・ブレストが一着あると、おそらくそのスーツを着る日の朝は、

いつもと少し違った気持ちになるのではないでしょうか。

「このスーツを着ていると、通勤時の気分が違います!」

時折、お客様よりご連絡いただくことがありますが、この感覚はファストファッションや楽な格好ばかりしていては一生味わえません。

(ファストファッションを否定しているわけではありません、私も色々とお世話になっています)

そうして少しずつ着用回数を増やしていくことで、いずれもっと自然なにダブル・ブレストを着ることができます。

自然に、ちょっとだけ堂々と着ることができれば、そのスーツは本当の意味であなたのものになっているはずです。

仕事の成果、回りに与える印象、美的感覚、姿勢、所作、もしかしたら他の部分にも良い影響を与えることになるかもしれません。

緊張感を持って、少しだけ背伸びした服を着るというこは、自信を新しいステージに連れていってくれるものだと思います。

スマートなダブル・ブレスト

それでも、興味はあるけど中々最後の勇気が出ないというそこのあなた!

ご安心ください。

今回は初めての方でも着やすいような、敷居の低いダブルジャケットをお仕立てさせていただきました。

といいますのも、オーダーいただいたM様との打ち合わせで、こんなご要望が、、、

「ダブルだけど、シングルのように気軽に着れるようにしたい!」

なるほど、、、

初めはダブルのスーツにお客様自身が慣れていただくしかないと思っていたのですが、

自分が「これを着たい!」という意思だけでは選ぶことが出来ないのが仕事服です。

心のどこかで引っかかりがあるような服では、徐々に着る回数が減っていき、クローゼットに眠ることになってしまうかもしれません。

背伸びをした服も良いですが、もう少し現実的に、お客様心から気持ちよくお召しいただけるような、

そんなダブル・ブレストがあっても良いのかな、と思うようになりました。

とはいえ、大胆に独創的なデザインにするということではありません。

あくまでもベーシックの範疇で、それでいて細かな数値やバランスでデザインを調整しました。

イメージ通りの”少し気楽な”ダブル・ブレストに仕上がっています。

細めの襟幅

襟幅は、ダブル・ブレストにしてはやや細目の幅で仕上げることで、すっきりとした印象となるようにしました。

浅めの打合い

ボタン間の距離(横)もコンパクトに。

打合い(ジャケットの重なる部分)を浅くすることで、ダブル・ブレストの重厚感が少し軽減できます。

襟幅、打合い(ボタン間)のバランスによって、よりスマートな表情になっております。

例えば、打合いが標準的なバランスのダブル・ブレストは、このような印象に。

そしてこちらが、今回お仕立てさせていただいたダブル・ブレスト

比較してみれば、その差は歴然。

形は基本的に同じでありますが、ほんの数センチ細部を整えることでこんなにも違った印象になるんです。

これなら、少し気楽に着れそうではありませんか?

お客様へご納品

オーダーいただきましたM様の実際に着用されたお姿がこちら。

「イメージ通りです!これなら着やすい!」と大変喜んでいただけました。

生地にしっかりとハリ・コシが備わっておりますので、スラックスのシルエットも非常に綺麗です。

もともと背も高くスタイルの良いM様ですので、よりその魅力が引き立つ形となりました。

靴も手入れのされたダブル・モンク、相性抜群ですね。

ノークッションですっきりと、M様もご要望に沿ってお仕立てさせていただきました。

”良い靴は、良い場所へ連れていってくれる”イタリアにはこんな素敵なことわざ?があるそうです。

そのまま解釈すると迷信のようにも思えますが、そうではなく、良い靴を履くことで自分の価値観が変わるということだと思います。

価値観が変われば、行く場所も当然変わりますよね?

靴だけに限らず、服でも同じ。

例えば、ダブル・ブレストのスーツにしっかり手入れのされた靴とバッグを持って出かけたとしましょう。

どんなお店に入りますか? 食事はどうでしょう?

ガヤガヤした居酒屋は遠慮しとこうかな…と、こう考えるかもしれません。

逆にいつか行ってみたいと思っていて、結局中々入れなかったお店に行きたくなることも。

そうして新しい場所に足を踏み入れることができれば、これまでのあなたとは別人です。

少しオーバーかもしれませんが、こういう風に、服によって行く場所を変えたくなる。

良い服を着ているだけで、それに合う場所に行こうかなと行動まで変わるのです、不思議なもので。

そうして行く場所が変われば、出会いも変わります。

そこには同じ思考・価値観の方がいる可能性が高く、「素敵なスーツですね?」なんて会話が始まることも。

”良い靴は、良い場所へ連れていってくれる”という言葉はこういうことだと思うんですよね。

ですから、少し背伸びした服があっても良い。

ダブル・ブレストのスーツに興味をお持ちの方は、臆することなく是非挑戦してほしいと思います。

ダブルのスーツ チョーク・ストライプのフランネル

2020年11月18日 クライアント | スーツを仕立てたお客様

ダブルジャケットの特徴

迫力あるピークドラペル

スーツのラペルの形には大きく2種類あります。

ノッチドラペルとピークドラペル。

皆さんが良く目にするスーツやジャケットは、ほとんどがノッチドラペルになっているはずです。

シングルのジャケットはノッチドラペルがベーシック、中にはシングルのピークドラペルのデザインも有りますが、

ファッション性が高かったり、フォーマルな印象を与えてしまったりするため、全体の数は多くありません。

シングルでピークドラペルと言うと、タキシードがその代表例と言えます。

そのピークドラペルが標準になっているのが、ダブルブレストのスーツです。

先日はブラウンのダブルブレスト・スーツをご納品させていただきました。

スーツでも、ジャケットでも、コートでも、ダブルであれば基本はピークドラペルです。

近年はクラシック回帰の流れもあり、イタリアンブランドなどでもワイドラペルのテーラードジャケットが数多く展開されています。

このピークドラペルがシングルのスーツとはまったく違う印象をもたらし、男の魅力をグッと引き上げてくれるのです。

ダブルのジャケットと聞くと、ダンディ、色っぽいといったイメージが思い浮かびますでしょうか?

そう考えると敷居が高いように感じてしまいますが、ピークドたぺるは古くから存在するクラシックなデザインであり、

奇抜なデザインとは全くの別物です。

最初は恥ずかしい気持ちがあったりと多少の慣れは必要かもしれませんが、数ヶ月着続けた頃には、

「○○さんと言えばダブルのスーツ」と、あなたのアイコンになっているかもしれません。

Vゾーンも浅くなる

ダブルのジャケットの場合、シングルジャケットに比べVゾーンも浅くなります。

正確には、ボタンを掛ける位置によりシングルのようにVゾーンが深くなるデザインもありますが、

一般的にはダブルはVゾーンが詰まっています。

基本はタイドアップで着こなしましょう、ダブルでノーネクタイは色気がありすぎます。笑

ジャケットそのものにデザイン性がある為、シャツやネクタイは引き算する形でシンプルなものを選ぶと良いと思います。

そして、ダブルブレストは、ボタンの位置、打合いの深さ(フロントの重なり部分)、

そしてラペルの幅などによって、Vゾーンだけでなくジャケット全体の表情が大きく変化します。

「シングルのようにダブルジャケットを着たい」とのご要望で、ボットーネなりのエッセンスを加え、

 ・ラペル幅は細く

 ・打合いも浅く

 ・ボタン間も狭く

と非常にコンパクトな設計でダブルブレストをお仕立てさせていただいたこともありました。

王道からは少し外れますが、こうしたご要望もオーダーならではのメリットです。

ジャストサイズに出会うのが難しい

ダブルブレスは包み込むようにボタンを留めます。

シングルのように、ボタン1点で重なり合うのとは構造的に全くの別物です。

その分、着心地の悪さにも気づきやすい。

以前当店のお客様でダブルブレストのコートお仕立てした際、数年ご着用いただいた後少し太られたとのことで

サイズ調整を依頼されました。

フロントのボタンは何とか留められましたが、とても美しい状態ではありません。

「他の服はだましだまし着ているんですが、このコートはさすがにお直しをしないと着れないなと思いまして…。」

ごまかしが効かないのがダブルブレスト、だからこそしっかりフィットしている時の美しさも絶大です。

非常にタイトなフィット感でダブルを着ている方を見かけますが、

窮屈すぎてジャケットが持ち上がってしまい、襟が抜けてしまっています。

もちろん仕立て服であれば問題ありませんが、既製服であればこの辺りは必ずチェックしておきましょう。

O様のチョーク・ストライプ ダブルブレストのスーツ

さて、そんなダブルのスーツを先日もご納品させていただきました。

日頃大変御贔屓をいただいておりますO様より、初となるダブル・ブレストのスーツをご要望頂きました。

ネイビーのフランネル、少しブルーに近いようなお色味、そしてチョーク・ストライプ。

フランネルの良さを存分に発揮してくれるチョーク・ストライプ。

私もこの生地はドストライクで好みです。

フォックスブラザーズを差し置いてフランネルは語れませんが、

フォックスブラザーズの生地だと重厚な雰囲気が出すぎてしまい、スマートなO様の持っているイメージとは少し合いません。

軽やかに着れれば・・・ということで、お色味もベストなアリストンのフランネルを今回はチョイスされました。

裏地のパープルも、良い感じです。

数年前に初めてオーダーいただいてから、トレーニングも行うようになり少しずつお身体が変化してきているO様。

毎度型紙に微調整を加え、満を持してのダブル・ブレスト・・・本当にお似合いでございます!

ダブル・ブレストとなるとべストが見えることはありませんが、今回もスリーピースでお仕立て。

ベストもダブル・ブレスト、しかもショールカラーの襟付きとこだわりが満載です。

スリーピースとしてお召しになれば、フランネルの恩恵を最大に受け、抜群の暖かさを体感いただけるでしょう。

ベストは他にも使い回すことを想定し、襟付きの本格的なデザインをご要望いただきました。

ベルトレスのサイドアジャスター仕様、1プリーツはO様のいつものデザインです。

ダブルのベストの場合、裾が水平にカットされたデザインのものも多く、ベルトでは不自然に浮いてしまうことがあります。

それにしても、、、姿勢も良く本当にスマートなO様、今回のダブルスーツも大成功ですね。

ダブルのスーツがカッコイイ

2020年11月2日 スーツを仕立てたお客様 | オーダースーツのお客様

ダブルのスーツ

先日は、初めてオーダーいただきましたH様へのスーツのご納品。

ジャケットは久しぶりのダブル・ブレストでした。

ダブルはシングルと違って、身体を包み込むようにボタンを留める為、

フィット感がより重要になってきます。

ごまかしができませんので、サイズが合っていないと非常に目立ってしまいます。

キツイと持ち上がって見えてしまいますし、ゆとりがありすぎると妙に古臭くなってしまいます。

ですが、ジャストフィットのダブルはとてもカッコイイ。

クラシックでありながら、一味違うダブル、30代を超えたら一度は着てみたいと思いませんか?

シングルに比べ、手を出しにくいと感じる方も多いかもしれません。

ですが、ダブルブレストのデザインは個人的に大好きですし、

極端に威厳が出てしまったりということはありません。

オーダーいただいたH様のご着用の姿を見ていただきましょう。

いかがでしょうか?(写真が暗くて申し訳ありません)

柔らかい印象となるように、赤みのあるブラウンの生地を選択され、

ベーシックな6×2ボタンのダブルブレスト、

特殊なデザインはなくとも、ダブルだとやはりカッコイイ。

クラシックな着こなしを好まれるH様は、スラックスをサスペンダー仕様にしております。

内側にサスペンダー用のボタンを取り付け、クリップ式ではなくボタン式のサスペンダーで吊ります。

サスペンダーで吊ることのメリットはたくさんあり、360度どこからみても隙のないH様らしい姿を保つことができます。

ご納品時は大変お喜びいただき、こちらも思わず笑みがこぼれます。

次は夏用のスーツを・・・と、次回の構想もお持ちのようで、次はどんな素敵なオーダーをいただけるのか、

本当に楽しみでございます。

ダブルはジャケットとしても

スーツとしてお仕立てすることの多いダブルブレストですが、ジャケット単体としてもお仕立て可能です。

このようなキャメルカラーのダブルジャケットは、ホワイトフランネルのスラックスと相性抜群。

デニムにも合いますし、シングルのジャケットをいくつかお持ちであればぜひ挑戦したいただきたいところ。

包み込むからこそ、よりオーダーメイドの魅力が発揮され、驚きのフィット感をご体感いただけると思います。

ベストでも

それでも敷居が高く感じされる方には、ダブルブレストのベストもおすすめです。

シングルのジャケットの内側に、ダブルブレストのベスト。

このように、ベストだけでも存在感がありますよね。

ここ数年で広まってきたダブルブレストのベストですが、

ジャケットのようなピークドラペルだけでなく、ショールカラーの襟型が人気のデザインです。

スリーピースは何かと便利ですし、そこに少し遊びの感じられるショールカラーベストがあると、

着こなしの幅はずいぶんと違ってきます。

素材によってはこのように別のジャケットと合わせてもおしゃれ。

この時期であれば、シングルのベストに比べ単純に暖かいということもありますし、

ダブルブレストのベストに挑戦するにはもってこいです。

まとめ

ということで、ダブルブレストの魅力について語ってみました。

スーツにはカジュアルな服にはない、魔法の力が詰まっています。

ダブルブレストのスーツは、もしかしたらあなたに勇気を与えてくれる特別な服になるかもしれません。

ここぞ!という時、大勢の人の前に立つ時、おしゃれをしたいパーティーで、

自分がどんな姿でいたいのか、またはどんな姿でいるべきなのか。

ダブルブレスト、大人の特別な服にぴったりです。

秋冬スーツも着々と

2020年10月7日 スーツを仕立てたお客様 | オーダースーツのお客様

英国ホーランド&シェリー社の、カシミアがブレンドされた極上のフランネル。

フランネルに付いては、以前こちらのブログで詳しく解説しました。

こちらの生地は、クラシック・ウーレン・フランネルというコレクションの中からお選びいただいております。

ウーレン、つまり”紡毛”ということ。

梳毛のように整えられたものではなく、どことなく粗っぽい質感と温かみがありますが、

見た目に反して非常に柔らかさも兼ね備えています。

なぜかというと、カシミアをブレンドしているから。

カシミア=いうまでもなく、冬素材の王様です。

ウールに比べて繊維が細く、柔らかく、そしてヌメリのある独特な光沢感は、唯一無二の魅力があります。

配合は95%がウール、5%がカシミアです。

このわずか5%が大きな違いとなり、紡毛でありながらも驚くほどしなやかで軽い着心地のスーツとなります。

そして暖かさも増し、スリーピースとなればその恩恵を最大限に受けることができます。

お色味は、絶妙な渋みが感じられるチャコールグレー。

秋冬の1着として揃えておくと重宝するチョークストライプとの相性は抜群です。

“チョーク・ストライプ(Chalk Stripe)”

名前の由来は、黒板にチョークで引いた線、あるいは生地の上にテーラーズ・チョークで引いた線
ということで、少しぼーっとしたはっきりしない線を言う。
その、ぼーっとした線を表現するのに最も適した素材がフランネルであるが、粗びた霜降り感をいかに
良い雰囲気で表現するかが素材メーカーの腕の見せ所と言える。

メンズ・ウェア素材の基礎知識[毛織物編](大西基之先生 著)より抜粋

2着目のオーダーではありますが、1着目を超えるさらなる完成度を求めて仮縫いもおこないます。

身長も高く、20年体形をキープされているという抜群のスタイルをもつS様ではございますが、

左右非対称で若干の怒り方、背中のツキ皺などスーツへの悩みは解消されず。

ご縁があり当店にご来店いただき、2着目のオーダーとなれば、もう完成度は間違いありません。

この仮縫いからは少々修正を加えますが、必ずご納得いただけるスーツとなるでしょう。

靴も一目でしっかりとお手入れされていることが伺えます。

このスーツとも非常に合うコーディネートですね。

シャツもひとつの型をもっており、スーツとの相性も確かめます。

素敵なロンドン・ストライプのシャツですね。

例えばこのようなストライプ×ストライプのコーディネートの場合、

ストライプの幅が違うものを選ぶのがおすすめです。

幅広ストライプのスーツに、細かなストライプのシャツ。

上級者向けのコーディネートですが、S様はどのようなネクタイを合わせられるのでしょうか、、、。

極端な細さではなく、お身体に合った自然な細さのスラックス。

私も個人的にはこのくらいが一番好みです。

ハーフ~ワンクッション程度の股下の長さ、仮縫い後は裾はダブルで仕上げさせていただきます

2着目ですので、ジャケットのサイズ感に大きな変化はありません。

極めてベーシックなデザイン。

素材、仕立てに拘れば、デザインはシンプルが一番です。

シングルの襟付きベストは、きっとこのスーツを格上げしてくれるような貫禄をもたらすでしょう。

完成までもう間もなく。

仕上がりましたらまたブログでご紹介させていただきます。

今から本当に楽しみです!

チャコールグレーのスーツ 夏はフレスコがおすすめ

2020年8月9日 クライアント | スーツを仕立てたお客様

さて、本日はオーダーいただいた夏用スーツをご紹介させていただきます。

このような状況下でも、必要な方にとっては変わらず必要なのがスーツ。

さらに夏用のスーツとなれば、クールビズが浸透し、年々暑さが増す(ような感覚)日本においては、一般的には需要がそう多い物ではありません。

だからこそ、低価格のスーツや中途半端にカジュアルな服装に逃げることなく、優れた素材で、身体に合わせて仕立てあげられたオーダースーツを身にまとうことで、周囲とは全く違ったオーラを放ち、着る人を輝かせるのです。

そんな夏用スーツは「フレスコ」生地に限ります。

当サロンでは毎年のようにオススメしており、実際に虜になるお客様も多いのです。

過去、こちらの記事でフレスコ生地の特徴をまとめていますが、簡単にまとめると、
「丈夫で、通気性に優れていて、夏の湿気にもへこたれない」何とも頼りになる素材なんです。

本来フレスコは、目付(生地の重さ)が350gmを超える、目付だけ見れば冬用に位置付けられるような重量感のある生地なのですが、近年は従来のフレスコの特徴はそのままに、軽量化された「フレスコ・ライト」という生地も存在します。

夏用というと、薄ければ薄いだけ良いように思われがちですが、薄いと当然耐久性は損なわれ、いくら涼しくてもペラペラでシワシワのだらしないスーツになってしまいます。

そうならない範囲で軽量化され、丈夫さも兼ね備えたフレスコ・ライトは現在のニーズにマッチした生地だと思います。

こちらがフレスコ・ライトのラインナップ。

そしてこちらが通常のフレスコ

糸が太くなり、よりザクザクとした素材感になっていることがお分かりいただけますでしょうか。

いくら通気性が良いとはいえ、ここまでの重さとなれば着用するにはそれなりの覚悟が必要となり、それと引き換えに10年着れる堅牢なスーツを手に入れる事ができます。

ツウ好みの素材ですね。

今回T様よりオーダー頂きましたスーツは、フレスコ・ライトの中から。

お色味は、チャコールグレーです。

チャコールグレー、私も大好きなカラーです。

グレーに抵抗がある方でも、やや濃いめのミディアムグレーやチャコールグレーであれば、人を選ばず着用できるのではないでしょうか。
 
しっかりお身体にフィットしたスーツであれば、グレーのスーツにマイナスなイメージをお持ちの方でも安心してお召しいただけるはずです。

グレーは無彩色の為、様々なシャツやネクタイともマッチしますし、もうすこし薄いミディアムグレーであれば、黒靴でも茶靴でも合わせることができます。

この時期であれば、サックスブルーのシャツなどさわやかでいいですね。

このように、ホワイトのシャツに、ネイビーのネクタイというスタイリングも、良い第一印象を与えられる組み合わせではないでしょうか。

ビジネスマンの上手な着こなしは、清潔感のあるブルーを上手く取り入れることだと思います。

ベーシックなシングルブレスト、お若くスマートなT様に合いますように、絞りのあるウエストラインに。

ハリのある生地ですので、肩周りなどまだ硬さが見られますが、着込んでいくにつれ徐々に馴染んで参ります。

耐久性のあるフレスコ生地には、同じく耐久性に優れた水牛ボタンが間違いありません。

光沢のあるプラスチックボタンなどではアンバランスとなってしまいますので、あくまで天然のアイテムでまとめます。

スラックスは適度なゆとりを持たせていますが、生地に重さがある為、ストンと綺麗に落ちてくれます。

スラックスの美しさの生命線であるクリースラインも、フレスコのような丈夫な生地であれば簡単には消えませんので安心です。

股下が少しもたついているように見えますので、ここはもう気持ち股下を詰めるよう調整しましょう。

スラックスのシルエットというのは、お客様のお好みが最も現れる部分であり、しっかりと対話を重ね調整していくところです。

フレスコの生地は、オールシーズン向けのスーツ生地に比べ摩擦力は強く、スラックスのラインが細すぎてしまうと靴下が引っかかってしまうことがありますので注意が必要です。

軽やかな背抜きのジャケットは、いざという時に少しでも快適に着用できることと思います。

丈夫なスーツは長年のパートナーとなりえますので、愛情を持ってご着用いただけますと幸いです。

やはり定番! ネイビースーツのご納品

2020年7月19日 クライアント | スーツを仕立てたお客様

定番のネイビースーツ

オーダースーツ ネイビー

スーツの色というと、ブラックネイビーグレーがメインですよね。
少しカジュアルなスーツなら、ブラウンベージュも思い浮かびます。

みなさんは、「最初にネイビーのスーツを揃えておいた方が良いよ!」と言われたことはありませんか?

ネイビーのスーツは、揃えておく意味のある1着だからです。

例えば、、、

①ビジネスマンとしての信頼の証

ネイビーという色の意味についてご存知ですか?

誠実、忠誠、誠意などの意味があるネイビーは、各国首脳や経営者が大事なシーンで当たり前のように着用しています。

オバマ大統領

ネイビースーツ

②様々なシーンに対応できる万能さ

シルバーベスト 結婚式の服装

安心感を与えるともされており、ビジネスシーンはもちろんの事、結婚式などのおめでたい場面、謝罪等のネガティブな場面でも適していると言えるでしょう。

③コーディネートもしやすい

ネイビーのオーダースーツ

ネイビーというカラーはコーディネートもしやすいですよね。

ブラウン系の靴も合いますし、ブラックでももちろん違和感はありません。

イタリアにはアズーロ・エ・マローネという、直訳すると「紺と栗色」という言葉があります。

そのくらいよくネイビーにブラウンを合わせるのは鉄板ですし、、この色の奏でるハーモニーは色気もあります。

非常にシンプルで簡単に洒落て見せるテクニックは、ネイビースーツにブラウン系のタイを合わせることです。

このようなネイビースーツのメリットはこちらの記事で詳しく解説しています。

O様のオーダー詳細

初めてのご注文となるO様にお仕立てさせていただきましたのは、一般的なネイビーよりも少し明るいカラーのスーツです。

お仕事柄、かっちりしていなくても良いということで、少しばかり遊びの効いたスーツとなっています。

遊びとは言っても、極端なデザインのようなものではありません。

あくまでもベーシックな仕様でありながら、生地やボタンで個性を演出しています。

もちろん、すべて天然素材で構成されておりますから、少し目立つようなボタンであっても、決して華美な印象はありません。

自然なカラーで、さらに相性の良いネイビー×ブラウンにまとめられています。

生地について

今回のスーツは、全体的に柔らかな仕立てとなっており、このような仕立てに合う生地をご提案させていただきました。

ポイントは適度なハリを持っていることです。

柔らかい仕立て=イタリア(ナポリ)のイメージがある方も多いかと思いますが、生地まで柔らかいものを選択してしまうと、ビジネスでは着用し辛くなることも少なくありません(耐久性等の側面から)。

耐久性に優れた生地はイギリス産のものが多く、最近の流行りでもある「生地は英国、仕立てはイタリア」の組み合わせをおすすめしております。

実際にO様も、ご提案させていただいたイギリス産の生地の中から、やや明るめのネイビーをご選択いただきました。

写真では非常に明るく(もはやブルー)写っておりますが、実際は下の写真のような色味が近くなります。

“少しだけ”明るい程度です。

ディテール

細かな仕様も見ていきましょう。

フロントは3つボタンの段返り仕様です。

立体感のラペルは、幅が約9.0cm。

やや太目ですが、個人的にもこのくらいの太さがしっくりきます。

ボタンはブラウンのナットボタンをセレクト。

ネイビーにブラウンのボタンが映えますね。

ナットボタンと言えば、経年変化が楽しみのひとつ。

年数を重ね、スーツと共にどのように育っていくのか楽しみです。

袖付けはマニカ・カミーチャ。

“シャツ袖”や”雨降らし”と呼ぶこともありますが、要は肩の方の生地が袖に覆いかぶさるように付けられている袖付けの手法のことで、ギャザーが入った独特の表情が通好みの仕様です。

丸みを帯びたシルエットが際立ちます。

完成後のフィッティング

今度は実際にご着用いただいたお姿を見ていただきましょう。

O様は胸板も厚くがっちりとした身体つきをされており、既製服のサイズ展開では胸が大きく開いてしまったり、逆に合わせると全体が大きくなりすぎてしまいます。

せっかくの恵まれた体格を活かすには、やはりジャストフィットである必要がありますね。

もちろん、胸の開きや襟の浮きは全くなく、しっかりとO様のお身体に吸い付いております。

やさしく包み込むような柔らかな着心地はO様も初めてのご経験だったようです。

ウエストは適度なシェイプを効かせ、

スラックスも細すぎず、太すぎずの塩梅で、

大変ご満足いただけました。

私共も大変嬉しく思います。

最後に

今の時期にオーダーをいただくと、仮縫いを挟みじっくり仕立てていく場合、クールビズが明けた頃に丁度仕上がって参ります。

経済活動も徐々に再開され、週末のご予約も埋まってきております。

次の秋冬に向けスーツをご検討のお客様も、是非一度相談にいらしてください。

皆様のご来店を、心よりお待ちしております。

初夏のパーティスーツ オフホワイトのリネン

2020年7月6日 クライアント | スーツを仕立てたお客様

初夏のパーティスーツはリネンが良い

前回はN様のビジネス用のスーツでしたが、今回は完全にプライベート用のスーツ、、、というよりも、旅行やパーティなどで着用することをイメージしたスーツです。

この時期のパーティ用といえば、リネンのスーツやジャケットではないでしょうか?

その素材感から涼し気で、通気性も良く、独特のリラックスした雰囲気が醸せるのがリネンです。

今回オーダーいただいたリネンスーツのカラーは、なんとオフホワイト。

オフホワイトと言えば、こちらのブログでご紹介したアイリッシュリネンのスーツは非常に反響がありました。

夏の高級素材リネン。

さらに非日常感のあるオフホワイトは、この上なく贅沢な素材と言えます。

薄い生地ではなく、350gを超えるヘビーウエイトの生地です。

着用することで生まれる皺こそ、リネン持つ大きな魅力のひとつ。

このようなヘビーウエイトのアイリッシュリネンであれば、最初はかなり硬さもありますが着用していく事に非常に柔らかくなり、深く大きな皺や毛羽立ちが出てきます。

天然の植物系素材(リネンやコットンなど)で仕立てたスーツは、革製品のエイジングのようにじっくりと育てていく楽しみがあり、そういった意味でも新品の状態より着込んでからの方が味わい深い服となります。

お客様のお仕立て事例

今回のO様のオーダーは、基本的にはブログでご紹介したクラシックな仕様とほとんど同じにしています。

3ピースで、ベストは襟付き。

この生地だとより雰囲気がありますね。

ジャケットはノーベント。

タキシードやフォーマルなスーツに用いられるベントの仕様です。

包み込むような形になるノーベント仕様は、センターベントやサイドベンツ仕様に比べよりフィットすることが求められます。

切れ目がない分、タイトすぎてもゆとりがありすぎても目立ってしまいます。

貝ボタン模型

ボタンは貝ボタンをセレクト。

オフホワイトリネンの場合、ホワイトの貝ボタンが最もベーシックであると思いますが、ブラックの貝ボタンも味があります。

天然の貝ボタンならではの輝きがあり、決して悪目立ちしないアクセントになっています。

このようなクラシックなスーツですので、タイトフィットのではなく、程よくゆとりを持たせています。

サスペンダーで釣り上げることで完成する1930年代を思わせるようなシルエットです。

もちろん、フィット感やシルエットは決めつけるようなことはせず、素材や仕様、そしてお客様ご自身のお好みも踏まえて、最適なご提案をさせていただきます。

このような仕立て服は、20代の若者ではとても着こなすことができないでしょう、、、。

(私も憧れはありますが、まだ早いなと)

50代、60代の年を重ねた男性こそ、お似合いになるものだと思います。

今回O様はクルーズパーティーでお召しになられることを想定し、年明けから計画的にオーダーいただいておりました。

リネンですので、当然ウールのスーツとは着心地が全く異なり、仮縫いは必須です。

伸縮性もほとんどなく、後々微調整を加えることもできますが調整箇所によっては跡が残ってしまうこともあります。

※写真は他のお客様の仮縫い風景です。

このご時世の中、残念ながら予定されておりましたクルーズパーティーは中止となってしまったそうです。

ですが、来年、再来年と、何年経っても色褪せることのないクラシックで普遍的なこのスーツは、むしろ年数を重ねることで輝きを増していくことでしょう。

いつもご来店時は必ずシャツをお召しになられ、首元にはスカーフを巻きお洒落な装いのO様。

そんなO様がこのホワイトリネンのスーツをどのように着こなすのか、、、、私共も大変楽しみにしております。

▼あわせて読みたい

万能なネイビージャケット

2020年5月30日 明日は何着よう?松はじめのスーツの着こなし術 | スーツ ジャケット スタイル

今後はビジネスシーンでのカジュアル化がさらに進むことが予想され、そうした観点からもジャケットのオーダーをいただくことが非常に増えてきました。

今まで以上に、画面越しでのオンラーインミーティングやリモートワークが普及し、そんな時の服装はより着心地重視になってくることでしょう。

下は着心地重視の動きやすい服になり、オンラインでのやり取りの際だけジャケットを着る、なんてことも増えてくると思います。

実際にアメリカなどでは、ジャケットだけが売れているという話も聞きます。

在宅勤務中の服装には皆さん悩まれていることと思いますが、ジャケットは一つの解決策になるかもしれません。

このブログで何度もお伝えしているように、もし1着もジャケットを持っていないという方は、やはりネイビージャケットから取り入れるのが良いと思います。

清潔感のあるネイビーのジャケットは、それだけで相手に与える印象を180度変えてしまうほど威力があると思います。

Tシャツ一枚、ポロシャツ一枚の服装でも、その上からネイビーのジャケットを羽織るだけで簡単にビジネスマンに求められるあらゆる要素満たしてくれます。

それでいて着こなしの範囲は幅広く、

ネクタイをするスタイルが最もキチンとしていて、

Tシャツ・ポロシャツなどの上にさらりと羽織ってもいいでしょう。

季節が変われば、ニットとの相性も抜群です。

スラックスも同様に、

この時期であればチノパンやオフホワイトのスラックスあたりが季節感があっていいでしょう。

グレーのスラックスと合わせれば、ベーシックなジャケパンスタイルにもなります。

カジュアルなシーンであれば、デニムでもいいですし、お若い方であれば綺麗なスキニーパンツも合うと思います。

一着でこれほどまでに汎用性があるものは、ネイビーのジャケットをぐらいではないでしょうか。

後は素材にこだわることです。

まずはホップサックこれは外せません。

さらに今回お仕立てさせて頂いたバンブーを始め、今までになかった新しい素材もどんどん開発されています。

スーツに使われる梳毛ウールのように、つるんとした綾織の素材ではなく、少し立体的な素材を選ぶと良いと思います。

スーツの上着だけ着ているように見えてしまうのは一番もったいないです。

最近はスーツそのものの仕立てがジャケットよりになってきている節もあります。

そのような境目は今後なくなっていくのかもしれませんが、ジャケット素材の中には耐久性などの面からパンツには向いていないものも多くあります。

例えば、しなやかさや光沢感を出すためにシルクが混ぜられている素材があったとします。

シルクは基本的な非常に繊細です。

ネクタイをイメージしていただければ、とてもパンツにかかる負荷には耐えられないということが容易に想像できると思います。

ですが、シルクにはシルクにしか出せない特有の色気良さがたくさんあり、それを求めていくとどうしてもジャケット素材になる訳です。

ジャケット生地、ジャケットのために作られた生地には、それなりの理由があります。

ということで、話をこのジャケットのことに戻しますと、こちらの記事でもご紹介した通り今までにない素材を使っています。

まずはこの時期から楽しみたいということで、爽やかな黒蝶貝のボタンをあしらいました。

ボタンひとつでイメージは大きく異なりますので、オーダーする際は色々と楽しんでみると良いでしょう。

アウトポケットに柔らかいナチュラルショルダー、構築的にはせず全体として柔らかい雰囲気のジャケットに仕上げております。

素材としては、春夏だけにとどまらずオールシーズン着用しても問題ないと思います。

そうなると季節が変われば、ボタンを変えてみてもいいかもしれません。

私も時々、何年か着用したジャケットやカーディガンのボタンを変えています。

ボタンひとつで季節感を出すことも出来ますし、全体の印象も意外と変わります。

なんだか新しいジャケットを手に入れたような感覚にもなりますのでおすすめですよ。

特に、オールシーズン用の素材は、素材そのものに季節感を感じるわけではないので、春夏は貝ボタン、秋冬はナットボタン等に変更することで、ひとつのジャケットでも旬な装いができると思います。

【オーダージャケット】カジュアル 私服で着るチェックジャケット

2020年4月14日 クライアント | スーツを仕立てたお客様

オーダージャケット グリーン×ネイビーウインドーペン

イタリア製上質な生地(ウール・シルク・リネン)の素材で仕立てたオーダージャケット。

グリーンをベースに、少し大きめのネイビーのウィンドーペンが入っています。

このような柄ですから、ビジネスで着用するというよりは、カジュアル(プライベート)メインのオーダージャケットです。

定番のネイビーやグレーのジャケットが揃ったら、その次は是非このようなチェック柄に挑戦してみてください。

グリーンという色味は、コーディネートが難しいようにも思えますが、この生地のようにブルーの柄が入っていると、ネクタイやチーフにその色を取り入れるだけでまとまりのあるコーディネートが完成します。

このオーダージャケットを中心に組み立てると、シャツやネクタイ、スラックスはおのずと無地になりますね。

今回は少しグリーンがかったネイビーという、このジャケットのためにあるかのような無地のニットタイを合わせました。

グレーのナットボタンも相性抜群です。

ナットボタンは経年変化も楽しめる通なボタン、革製品のように早く変化が見れるわけではありませんが、5年10年と着用していくと少し焼けたような何とも味のある表情になってくれます。

ナットボタンと言うとブラウンのイメージが強いと思いますが、このオーダージャケットにブラウンのナットボタンだと少しごちゃごちゃした印象になってしまいます。

無彩色のグレーを選択することで、ジャケットのもつ良さを自然に引き立ててくれていますね。

私服、カジュアルメインなので腰のポケットはアウトポケット。

個人的には、カジュアルなオーダージャケットにはアウトポケットがおすすめです、このように柄合わせもばっちりですので逆に遠目には気付かないくらいです。

そのくらいが丁度良いですよね。

もちろん仕立ては軽やかに、肩パットを省き極力副資材を使わずお仕立てしております。

もともと生地も軽いので、驚くほど「着ている感じがしない」オーダージャケットになっています。

私服としてカーディガン感覚で羽織れるようなイメージです。

軽さだけでなく、リネンとシルクが入った素材であることにより、少しひんやりしてきていて気持ちがいいんです。

「暑いときにジャケットなんか着てられない」という方にこそ、一度羽織っていただきたいな、、、と思います。笑

タイドアップする際はこのようにニットタイがおすすめですが、私服としてもっとカジュアルに着こなすのであれば T シャツやポロシャツの上に羽織ってもおしゃれだと思います。

おすすめは襟付きのポロシャツ、ホワイトやネイビーの色味が相性が良いでしょう。

スラックスは、ホワイト・グレー・ベージュといろいろなカラーと合わせることができますし、私服としてカジュアルに着るのであればデニムと合わせても違和感なく着こなすことができそうです。

シルクが加わっていることによりほんのりと光沢感も漂っていますし、リネンの持つ清涼感も十分に感じられる、まさに春夏に最適なオーダージャケットです。

オーダージャケット アクアブルー×ベージュのチェック

続いては、アクアブルーをベースにベージュのチェックが入ったオーダージャケット。

先ほどのグリーンは少しシックな印象でしたが、こちらの爽やかなアクアブルーはもっと華やかさを持っていますね。

爽やかなイメージを崩さないよう、ベージュの貝ボタンを2つ付けました。

ホワイトの貝ボタンでは光沢も強く目立ってしまう為、チャック柄にも使われているベージュの色味で調子を合わせました。

ラペルの返りも美しいですね。

アップのお写真だと分かりやすいですが、こちらもリネンが配合された生地でお仕立てさせていただきました。

リネンらしい表情とアクアブルーのバランスが絶妙です。

私服としてコーディネートする際は、ベージュの色味を拾ってチノパンなどと合わせると良いと思います。

もちろんホワイトのパンツやデニムとも合わせて、カジュアルスタイルを楽しんでください。

カジュアルにTシャツやポロシャツの上に羽織るのも間違いありませんし、ネクタイを締めるのであれば濃い色味の方が引き締まったコーディネートになると思います。

ベースがアクアブルーですので、全体が淡くぼやけてしまわないように意識すると、このオーダージャケットを活かすことができると思いますよ。

まとめ

最近は、私服としてのオーダージャケットをご注文いただくことが増えてきました。

ビジネス用であれば、ネイビーやグレーの無地、もしくは控えめな柄になってしまいがちですが、私服として着るのであれば当然そのような制限はございません。

ビジネスはもちろん様々な方面でカジュアル化が進む中、「カジュアルの中でも上品な服装をしたい」という方に、オーダージャケットはニーズが当てはまります。

自分自身の好みを最優先に生地を選べるというのは、本当に楽しい時間です。

もちろん、裏地やボタン、ポケットの仕様、襟の巾などのディテールも細かく選定できますし、オーダージャケットですのでサイズ感があっていることは言うまでもありません。

私服でこんな素敵なジャケットを着ていたら、、、一目置かれること間違いなしです。

やっぱり、良い服は気持ちを高めてくれますね!