嬉しい夜
2016年6月10日 スーツを仕立てたお客様 | オーダースーツのお客様
今日はオーダースーツの仮縫いと、
オーダータキシードのご納品。
ご結婚式で着用されるタキシードは、
挙式自体はまだ先なのだが、
6/19に前撮りがあるということで、
結果なかなかの短納期でのオーダーとなってしまったが、
納品の本フィッティングは一発で決まり。
「全然違う」との言葉を頂戴し、
これまでの努力はこのお言葉で一瞬で吹き飛んだのだった。
その後は仮縫い。
オーダースーツも時間の余裕があると、
この仮縫いでお互いのすり合わせができるから、
完成度は高められる。
明日もフィッティング、打ち合わせ、納品が盛りだくさんだ。
遊びの効いたお任せオーダー完成
2016年4月12日 スーツを仕立てたお客様 | オーダースーツのお客様
富山出身ながら、現在東京在住の私は、
【へぇ、松さん言うんや、え?まさか松たかこのお兄さん?】
という関西人100%のこの会話も、
違います、とまったく突っ込みにもなっていない回答となってしまう。
このケースの模範解答は何だったのだろうか?といつも思う。
今となってもわからない、
まったく思いつきもしないのだが、この問いだけなぜか脳裏に焼き付いているのだ。
そんな京都の、懇意にしてくださっているお客様からのオーダーは、
いつも【お任せ松セレクト】。
今回は2月から動いて、ドーメルのトニック。
京都からのお任せオーダーのお好みを捉えると、
ジレの背の内側はこうなる。
上着、ジレの背表と背裏も全部異なる柄を採用してしまう。
そして決まってファイブボタン。
さり気なく交互に違うボタンを採用。
そして、ジレは、
大きさまで交互にした。
21mm→16mm→21mmとなっている。
どんどん遊んで欲しい、というご要望から、ここまできたが、
次はこれを超える必要があるから、またワクワクする。
それにしても関西の方はどうしてあんなにボキャブラリーが豊富で、
頭の回転が速いのか。
あと、なぜテレビに対しても突っ込むのか。
大阪に行ったら必ず行くお好み焼き店の奥さんが、
【あーそこはアウトとっとかなあかんやろー】(阪神戦)とか、
【絶対2番やわ】と、クイズ番組に回答している。
ある時は、回答が出た後に
【やっぱそうやと思ったわ】と言っていたところがお茶目だ。
地下鉄に乗っていても、
上司(女性)と部下(男性)の会話が、漫才だった。
あのテレビで見る漫才だった。
話は続くのだが、もう一つ。
富山に住んでいた頃、立山さんという方に会った。
関西の方だ。
立山さんを紹介され、
ずっと立山さんだと思っていた。
すると、ある日、自分は横山なのだという。
何か事情があったらしく、仮名を使っていた。
富山といえば立山連峰だから、
横山が立山になったというのだ。
すごいセンスである。
しかし、この時も私は、
あぁ、そうなんですか。とシレっと返しており、
現在も模範解答はわからないままである。
そんな私だが、洋服だけは関西風にできたのかもしれない。
あ、いいね、良いね、と言われるようになった
2016年2月5日 クライアント | スーツを仕立てたお客様
某大学教員 今井様
単純に体型にフィットするということだけじゃなくて、
演出するというようなことがかかれていたのが目に留まりました。
それまでの自分は体型にフィットすることイコール、スーツが似合うか似合わないかということだと思っていましたので、
スーツは似合わない体型で、それは生まれつきだからしょうがないと思っていて。
またその昔は今よりもウエイトトレーニングをやっていて、
身長の割に胸囲がありまして、
それでスーツを作る、あるいは出来合いの既成のものを、
胸に合わせると丈が合わないとか、
そういうような不都合もあったのですね。
スーツは、自分は、
って思っていたところに松さんのそのブログ、
こちらのボットーネさんのブログで、
その体型にフィットさせることを中心軸に置いていないというところが非常に、
その時自分が求めていたものとこうシンクロするというか、共感するものがあったのです。
ただネット上の話なので、実際のところどうなのかなぁと思って、
でも、そうこうしているうちにスーツが必要なその日がどんどん迫って、
ま、とりあえず一着作ってみようと、ダメもとで、
当時の新宿のサロンに伺ったのです。
(完成して)自分で鏡を見てそれだけで、
自己満足ということも無きにしも非ずではありましたが、
その後にそのスーツを着て、例えば仕事へ出たり、
あるいは友人やその他知り合いの人たちと集まる機会があり、
そういうところに着て行くと周囲からも、
あ、いいね、良いね、と言われるようになったのです。
ですから、自分の中だけでいい、
自分がそうやって思い入れて作ったのだから、
良いように思わなくては!と、自分を仕向けていくという、
そういうことだけではなくて、
周りの方たちから本当そのスーツすごく素敵、と言っていただけるようになった、
それまではそういったことははっきり言ってあまりなかった。
まさにそうやって他の人に見ていただいた上で、
そう思っていただけるようなスーツを手に入れられる事が出来たのだという嬉しさはありましたよ。
オーダースーツを制作させていただいたお客様にインタビューしました
2015年12月23日 スーツを仕立てたお客様 | オーダースーツのお客様
当サロンが新宿にあった頃からのお客様に、
どうして当店にいらしていただいたのか、
ご着用なさってどうだったか?
といったインタビューを表参道サロンで行いました。
また、新郎のオーダータキシードの完成までの流れの撮影も。
写真や文章だけでなく、今回はどちらも動画でお届けします。
なんと、
これら以外もすべてがほぼ自作で運営しているため、
締め切り前の編集者のような空気になってきました、
洋服のケア特集、新郎タキシードの着こなし、スーツ研究所、、、
それにお客様からのオーダー。
特に本日はクリスマス前ということで、
クリスマスプレゼンととしてオーダージャケットやオーダーコートを、とご夫婦でのご来店も相次いでおります。
そこにストーリーがある方が、何でも楽しいですよね
2015年12月5日 クライアント | スーツを仕立てたお客様
本日はお日柄もよく、新しいスーツを仕立てに午前中から表参道へ。
今となっては仕事でスーツを着るのは新年会ぐらいですが、子供の卒業や入学式、はたまた冠婚葬祭に革ジャンやTシャツはまずいので、たまに揃える訳です。
でも、これが普段着選びとはまた違って楽しい。
その楽しさを教えてくれたのはBOTTONE、ボットーネというビスポークでした。
イタリア、イングランドなどなど、豊富な生地群に目移りして、たっぷり悩むこと2時間(笑)。悩み過ぎです。
優柔不断なO型ということもあるのでしょうが、この生地選びが一番楽しい。何だったら数日かけたいくらいですね。
声優M様
生地を選んだら、ボタン、裏地、仕立て方など細部まで煮詰めます。採寸はデータをとってもらってあるので今回はしません。これ以上太らなければ良いわけで。
さて、基本的にスーツ素人なので、プロのアドバイスやちょっとした話などがとても為になります。
普通の洋服屋さんとは違うので、ゆったりとした時間とスペースの中で、いろんな学びを得られます。
いまのご時世、ネットで調べれば何でも知識を得られ、どこでも大量生産品がすぐ手に入る。
反対に、対話しながら(be spoke)、知恵を拝借し、一点物が仕上がるのを気長に待つ。
そんなアナログな感じがとても好きです。
例えれば、デジカメと銀塩カメラのような。
どちらが優れてるとかではなくて、そこにストーリーがある方が、何でも楽しいですよね。
出来上がりが楽しみです。
Mさま、ブログに書いていただきまして、ありがとうございます。
声のお仕事をなさっているMさまにいつもお目に(お耳に)かかれますのを楽しみにしております。サロンが華やぎますのと、私もとても声について考えるようになりました。
今回はロンドンの生地となりましたね。次回はスコットランド生地などもご提案できる機会を楽しみにしております。今後も、どうぞ心行くまでごゆっくり生地選びにお越しくださいませ。
すごい方々がいるものです
2015年10月1日 クライアント | スーツを仕立てたお客様
久々、重鎮との打ち合わせ(洋服の打ち合わせです)
何がどうしたのか、
銀座某テーラーさんからの40年ぶりの浮気(笑)
日本を代表する企業を一代で築き上げられ、70歳で現在も現役であられる姿勢や、目の奥の輝きに刺激を受けます。
名画ゴロゴロの社長室もすごいですが、、、
オペラ歌手 佐藤泰弘様
2015年10月1日 クライアント | スーツを仕立てたお客様
年内最終日のお客様は、オペラ歌手 佐藤泰弘でした。
日清のCMに出ていらっしゃいます。
https://m.youtube.com/watch?v=g8yfNZ-ijZk
今年も良い年でした。
今日が仕事納め、やけに静かな表参道を一人後にします。
スーツがあまりにも良かったのでご連絡させて頂きました。
2015年4月5日 スーツを仕立てたお客様 | オーダースーツのお客様
会社経営者 O様<留守番電話にて>
えっとですね松さん、
スーツがあまりにも良かったのでご連絡させて頂きました。
今鏡の前で着ているとこです。
またぜひこのスーツでお会いできればと思います。
どうもありがとうございます。
立ち止まって留守番電話を3回連続で聞いてしまいました。
本当に嬉しい一言、ありがとうございます。
生地も最高の選択でございましたね。
今度ともメンテナンスやコーディネート、気になることがございましたらいつでもご相談くださいませ。