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リゾ婚はグリーンのリネンタキシードで!

 BOTTONE 新郎タキシード デジタルパンフレットを配布中!

 タキシードのことをギュッとまとめた⁡パンフレットになっております。

 新郎タキシード選びの参考になると思いますので、こちらから是非ご覧ください!

 

ハワイ婚にはリネン!

先日ご納品させていただいたのは、ハワイでの挙式に向けてオーダーいただいたリネンのタキシード(ウエディングスーツ)。

写真を見ていただければその美しさを感じていただけると思いますが、生地選びのポイントやシルエット、仕立てのポイントなどあらゆる角度からご紹介したいと思います。

人気のグリーンですが、オーダーのタキシードの場合、実際に完成してくるまで完璧な完成形は分からず、どうしても「想像していただく」という部分が増えてしまいます。

となると、珍しい色味などは特に勇気が必要になってくるのですが、こうして実際に完成すると、想像以上に素晴らしいことがたくさんあるのもオーダーならではです。

生地選びのポイントは『リネン×〇〇』

今回選んでいただいたリネンの生地は、実はりねん100%ではなく、ウールも一部混ざっています。

リネンとウール、相反する2つの素材を混ぜ合わせた生地は、メリット・デメリットががっつり補完し合うことができる理想の組み合わせなんです。

例えばリネンであれば、メリットはなんといっても清涼感のある見た目、リネンにしか表現できないような絶妙なカラー、光沢感などが挙げられますが、一方でシワにはどうしてもなりやすく、伸縮性も無い為どうしても着心地が優れているとは言えません。

その点ウールは、ナチュラルな伸縮性がありますし、そのおかげでシワにもなりにくい、シワになったとしてもしっかりと復元できる力を持っています。

この両方が合わさることで、

◉しっかりとリネンらしい見た目(清涼感・カラー・光沢感)

◉さらに防シワ性や着心地が向上

見た目・着心地ともに完璧なリネンタキシードになってくれるという訳です。

また、生地の織り方にも特徴があり、「暗い糸」と「明るい糸」の2種類が使われている為、単色のグリーンとは違って奥深い表情になっています。

これは光の加減でも見え方に変化があり、強い日差しの下ではグリーンがもっと明るくなります。

ウエディングでは色んなロケーションで写真撮影を行うでしょうから、見え方が異なると面白いですよね。

リネンらしく、軽やかに

普通のタキシードの場合、やはりカチッとした印象にしたいので、肩周りの縫い方とかパットの有無とかは比較的フォーマル重視で設計していくのですが、今回はハワイウエディングでのリネン素材ですのでフォーマル感はあまり必要ありません。

せっかく素材からにじみ出るような軽やかさがあるのに、それを殺してしまっては意味がありませんからね。

かといって、セレクトショップとかファストファッションとかでよく見かけるペラッペラのジャケットでははっきり言って安っぽいですから、「軽やかだけど、細部はしっかりしている」というこの塩梅が大事です。

言葉では中々伝えきれませんが、お客様へのご提案時は仕立てサンプルを見比べていただいた上でちゃんと理解していただいて進めていきます。

一番のポイントはやはり肩ですね。

肩パットは省いて、丸い感じでなだらかになるようにしていますので、リネンの表情もあいまって優しい雰囲気が溢れています。

首元にも隙間が生まれず吸い付いていて、、、こういった細部が当たり前ですが簡易的なジャケットとの差であり、細部の違いが分からない人が見たとしても「身体に合っていて綺麗だなあ」と感じるのです。

コーディネートのポイント&デザイン

ボットーネでお仕立てさせていただくリネンタキシードには実は共通していることがあります。

その一つが「蝶ネクタイ」もタキシードと同じ生地で作っているということです。

ベージュでもネイビーでもグリーンでも、基本的には同じ素材で揃えています。

なぜなら、シンプルにそれが一番かっこいいと思っているから。

リネンのような生地の場合、スタンダードなシルク素材の蝶ネクタイではアンバランスですし、中途半端に似た色にしたところでしっくりきません。

それなら、オーダーらしく蝶ネクタイも一緒に作ってしまおう!ということになり、思いついて以降はずっとそのようにお客様にも提案し続けてきました。

ボタンは今回は、これまた同じ生地を使ったクルミボタンを使用して、全体的にワントーンで揃えたコーディネートになります。

素材がいいので、シンプルで身体にあったサイズ感が一番なんです。

料理なんかと一緒で、余計にあれこれ加えてしまう方が遥かに危険。

カジュアルウエディングによくあるのが、チェック柄とか、ジャケット・ベスト・パンツを全部違い生地にしてカジュアルにまとめよう!という行為で、これは正直めちゃくちゃ危険です。

洋服のプロでも、満足いくコーディネートは難しいと思います。

ボットーネのお客様はあまり多くないですが、やはり私たちは無地でシンプル、だけどサイズ感と素材にはとことんこだわった大人のタキシードが一番だと考えてますので、それはたとえリネン素材であっても変わりません。

引き算の美学とでも言いましょうか、とにかく大事にしている価値観です。

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nakanomaruライター:nakanomaru一度は大手IT企業へと入社。その後、心の声に従い上京しボットーネに。
人生で情熱を注げることは2つ、1つはサッカー、もう1つはスーツ。
何事もコツコツ、地道に基礎を固め着実に行う動作の安心感の高さはクライアントからの評価も高い。

2023年7月1日
結婚式タキシード タイムズ <新郎ルールブック> | ハワイ挙式

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