あなたのスタイルコンシェルジュ ボットーネ 問い合わせ

【タキシード小物】新郎が持つグローブの意味とは

nknkizbr1

タキシードを着た新郎の手には、
時々グローブを持った姿を見かけます。

一体なぜグローブを持つのでしょうか?
そして、これは必要なのでしょうか?


新郎が新婦を守る、グローブは剣である説

206a01bf

結婚式当日に、なぜか持つグローブ、
嵌めるわけでもなく、
一体なぜ持つの?
と疑問に思われた方も少なくないのではないでしょうか?

日本では、新婦を守る白い剣だ、との見解もあります。が・・・


闘う意思はない!という表明である説

o0400026720130815-00000007-dramanavi-1-00-view

古来男性は、右手に剣、左手に盾を持ち、
常に闘いとは切っても切り離せなかった、
しかし、結婚式だけは戦闘の意思はない、
だからその意思を示す意味でグローブを持つという説もあります。が・・・

もともとはグレーのグローブ

タキシード小物 セーム革のグローブ


1930年以前はグレーの山羊革、
以降はオフホワイトの鹿革にスイッチします。
そもそもは白というわけではないのです。

そして・・・

このグローブが必要になるのは、
現在の礼装の定義でも、フロックコート、モーニングコート、燕尾服(テイルコート)なのです。

タキシードにはグローブ不要?

7Q6A7986


タキシードというのは室内着です。
例えば室内着なので、スーツやコートにある、
腰のポケットのフタ(フラップ)もありません。
これは雨が入らないように、という目的で付けられていますが、
雨の降る場所に行かない室内着であるタキシードには、フタがないのです。

そしてグローブというのはそもそもが防寒のアイテムのように思われますが、実は違います。
冬の寒い日に身に着けるグローブ(手袋)は、
現代にも通じますが、コートとセットで身に着けるもの。

ですが、これはもともと19世紀、肌を露出するのがタブーとされていたのです。
女性など食事の時以外は外さず、パラソルとともに必ず良いものを揃えていました。
ですからそれを持っています。

ただしタキシードはディナージャケットと英国で呼ばれますが、
食事の時ですから、グローブは持たなくても良いということなのです。

  • この記事が気に入ったら いいね! しよう
    FACEBOOK

松 甫ライター:松 甫 詳しいプロフィールはこちら>> Twitter Facebook 表参道の看板のないオーダーサロン 株式会社ボットーネ CEO。
自身もヘッド・スーツコンシェルジュとしてフィッティングやコーディネートを実施。
クライアントは上場企業経営者、政治家、プロスポーツ選手の方をはじめ、述べ2,000人以上。

2016年6月7日
フォーマルアイテム | 新郎タキシードの小物

おすすめ記事

  • ボットーネ アクセス
  • ボットーネ メールでのお問い合わせ
  • 世界各国から取り寄せ 選べる生地 有名ブランドから隠れた名門生地までイタリア・英国・フランスなど選りすぐり
  • ボットーネのスーツ・ジャケットスタイル365ブログ
  • 大西基之先生の素材の講義

新着記事

FEEDFeedly