【絶対に失敗しない！ 】新郎タキシードの選び方を徹底解説

結婚式場提携のドレスショップで、待ちに待った新婦のドレス試着。
「綺麗だなぁ…」と見惚れていると、「新郎のタキシードも着てみますか？」と3種類のタキシードを用意された。
ホワイト、シルバー、ネイビーの3色がある。
「ネイビーかな」その中からひとつを選ぶと、細かなサイズ感はおいといて、とりあえずさらっと試着してみることに。
鏡の前で自身のタキシード姿を見てみると、「おお…結婚式っぽい」。
普段着ることのないタキシードを初めて着て、なんだか見慣れなくてソワソワする感覚があるけど、
「まあ、こんなもんなのかな？」とイマイチ良く分からないまま試着を終えた…。

初めて新郎タキシードの試着で、皆さんこんな経験をしませんでしたか？

結婚式場の提携店では、豊富なドレスの着数に対して、タキシードの着数はどうしても少なくなってしまい、数種類の中から半ば消去法気味に選んでしまうという方がとても多いんです。

それでいて、決して安くはないそれなりの金額はしますから、もっとタキシード選びにも幅があるべきだよなぁと思うんです。

失敗しない為のタキシード選びのポイント

5種類のタキシードの中からどれかを選ぶのであれば、それほど難しくないかもしれません。

しかしそれが、本当に納得できるタキシードなのか？と考えると、心残りがありませんか？

一生に一度の、特別な結婚式で着るタキシードですから、数種類の中から選ぶのではなく、もっとこだわって選びたいという方も多いはずです。

提携店では「どのタキシードにしますか？」と、なんだか良く分からずに色々羽織ってはみたものの、
もっとたくさんの選択肢があるとしたら、実際にはどんなことを基準に選べば良いのでしょう？

順番に解説していきます。

ウエディングドレスとの相性

まずはなんと言っても、ウエディングドレスとの相性を第一に考える必要があります。

ウエディングドレスの形やデザイン、全体の雰囲気に合わせてタキシードを選んでいきますが、相性とは一口に言っても「このドレスのデザインには、このタキシード！」という風に、正解・不正解が決まっている訳ではありませんよね。

だからこそ、衣装選びは難しい。

ですが、あえてひとつの正解をお伝えしますと”ウエディングドレスより一歩控えめ”であることはとても大切です。

タキシードはブラックやネイビーなどのダークトーンがスタンダードなのですが、その理由のひとつは、本来のタキシードは「男性は引き立て役に徹する」という考え方があるから。

ホワイト・シルバーなどのTHE・主役のような衣装も、レンタルを中心に未だたくさん存在していますが、これみよがしでありますし、どうしても主張が強すぎる印象があります。

写真のように、ホワイト系のドレスとダーク系のタキシードが並ぶことで、お互いが引き立て合っていると思いませんか？

ホワイト＆ホワイトのように、色が揃っていることだけが相性ではないんです。

タキシードが派手になりすぎてしまうと、かえってドレスの邪魔をしてしまうことだってあります。

お二人が並んだ時にどのように見えているのか？このバランスをしっかり考えていきましょう。

会場の雰囲気

ホテルウエディングなのか、リゾートウエディングなのか？チャペルは光の入り方はどんな感じだろう？

そういった挙式会場の雰囲気も、充分に考慮すべき点です。

例えば、一口にホテルウエディングとはいっても、細部を見れば人それぞれ違いがあり、色々な雰囲気に挙式スタイルがあります。

ですので、たとえ同じ会場であったとしても、クラシックなブラックタキシードが合うこともあれば、一方で鮮やかなブルータキシードの方がマッチしている、なんてこともあるんです。

• 憧れのホテルウエディングだから、品格のあるフォーマルタキシードで。
• ブルーを基調としている会場だから、タキシードもブルー系で統一したい。
• 照明は暗めだから、あえて少し明るい色味にしよう。

こんな風に、ドレスの雰囲気と共に会場の雰囲気とも調和が取れたタキシードを選びましょう。

新郎の雰囲気

ここからは細かなデザインの話になってくるのですが、タキシードはジャケットの襟の形や幅、ベストの深さなどによって大きく印象が異なります。

例えば、丸い形をしたショールカラーのタキシードはどこか柔らかな印象をもたらしますし、もう一つのタキシード基本デザインであるピークドラペルは、威厳があり男性的な魅力を引き上げてくれます。

がっちり体型の人であれば、ベストの形によっては首が詰まって窮屈感があるように見えてしまいます。

逆に痩せ型の人であれば、ベストの深さを調整することで、華奢な部分をカバーすることもできます。

知っているか知らないかで、大きな違いが生まれます。

身体に合っているか

そして何より大事なのが、身体に合っているかどうかということ。

どんなに服としてかっこよく、さらに挙式のコンセプトにマッチしていたとしても、タキシードのサイズがしっかりと合っていなければ意味がありません。

• サイズ感はしっくりこないけど、全体のデザインが気に入っているタキシード
• デザインは２番手３番手だけど、サイズ感がフィットしているタキシード

仮にこの２つのどちらかを選ぶとしたら、迷わず後者を選んでほしいと思います。

それだけ、サイズ感は重要です。

手足の丈の長さはもちろんのこと、スラックスのシルエットやジャケットの絞り具合など、細部までこだわりぬかれたタキシードは、やはり存在感が違います。

レンタル店や提携店タキシードを試着した際に「服に着られている感」が出てしまうのはデザインだけでなく、サイズ感に問題があることがほとんど。

ボットーネ で新郎タキシードをオーダーいただくお客様の多くが、上の写真のような柄のない無地の生地を使った、”極めてシンプルなタキシード”をお選びいただいております。

そうしたシンプルなタキシードこそサイズ感がものをいいますし、しっかりと身体にフィットした細みのタキシードは、やはりレンタルや既製服のタキシードとは全くステージが違うことがお分かりいただけると思います。

それだけこだわりを持ってお仕立てしておりますし、お客様にとっても、自身の好みや理想をひとつの服にすべて反映するということは、またとない特別な経験にもなるとも思っています。

ミリ単位でサイズ感にこだわるのは、それだけの理由があるからなんです。

まとめ