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結婚式に着るタキシードとは?ゲストが着てもOK?|タキシードについて徹底解説

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 タキシードのことをギュッとまとめた⁡パンフレットになっております。

 新郎タキシード選びの参考になると思いますので、こちらから是非ご覧ください!

 

タキシードとは『フォーマル』な衣装

『タキシード』

一度はみなさんも聞いたことのある言葉ではないでしょうか?
ハリウッドスターが着用していたり、結婚式で新郎が着ている服という印象をお持ちだと思います。
実際その通りで、タキシードは「フォーマルな衣装」とされており、フォーマル服としてのタキシードのデザインや合わせる小物などに細かくルールが定められています。

現代ではルールを守る/守らないの判断はあいまいになっており、実際のところ細かく気にしている人は多くないかもしれません。
ですが、和服には和服のルールがあるように、タキシードもルールに則って正しく着用することで初めて完成する服なのです。
テクニックとして「外す」場合も、元となるルールを知っているかどうかで全然違いますから、もちろん知っていて損はありませんよ。

タキシードはゲストが着てもOK?

新郎が着ている服としての印象も強いタキシードですが、ゲストが着ていてもいいのでしょうか?
結論から言えば、全く問題ありません。
細かく言えば注意点はありますが、ゲストとして結婚式に参列するときに最も重要なことは「お祝いの気持ちを服装からも表現すること」です。

「まあ無難にこの黒いスーツに、白いネクタイでいいや」と礼服を着るよりも、「今日は友人の〇〇の大事な日だ、俺もタキシードでビシッと決めていこう!」とタキシードに身を包む方が遥かに素敵ではないでしょうか?

ちなみに、厳密な注意点をとして、以下の二つの条件をクリアすれば怖いものはありません。
堂々と、胸を張って当日に臨みましょう。

◆挙式や2次回が夕刻以降の時間帯
◆タキシードの色は黒かミッドナイトブルー

【タキシードの基本ルール】①タキシードの色について

新郎としてもゲストとしても、基本的にはタキシードのルールについて違いはありません。

色はブラック、もしくはミッドナイトブルーという「限りなくブラックに近いネイビー/ブラックよりも深い色味」のどちらかが本来カラーであり、準じてダークネイビーが挙げられますが、新郎としては問題ないものの、ゲストとしてはできればネイビーは避けたいところです。

<新郎目線の色選び>

おしゃれな色のタキシードも最近は許容されてきていますが、本来のブラック(ミッドナイトブルー)は『花嫁のドレスを引き立たせる』という重要な役割を担っています。
隣に立つ新郎が暗い色であることで、対比でドレスが輝いて見える。
主役でありながらも一歩下がった大人のタキシードですね。

<ゲスト目線の色選び>

ゲストの注意点として『新郎以上に目立ってはいけない』という絶対のルールがある以上、ブラックを選んでおけば絶対に間違いはありません。
ちょっとだけ勇気が必要な服だからこそ、印象を決定づける『色』には最新の注意を。

【タキシードの基本ルール】②ジャケットのデザイン

タキシードのジャケットのデザインとしては、まずは襟のデザインが2種類あります。

ひとつはショールカラーと言って、丸みを帯びた優雅な印象をもたらすデザイン。


もうひとつはピークドラペルという、先が上向きに尖っている迫力のあるデザイン。
どちらも正式なタキシードのデザインですので好みで選んで問題ありませんので、襟は顔に近い部分になりますので、ご自身の雰囲気によってどっちがしっくりくるか決めるといいですよ。
(※深堀すればイギリス由来、アメリカ由来などの違いがあります。)

そのタキシードの襟には基本的にはブラックのシルク素材が使われます。
タキシードのボタンもスーツなどとは違い、シルクで包んだ「くるみボタン」が使われ、ポケットにも同じくシルクが使われています。
たまに見かけるデザインとして、「ポケットのフラップ全体」がにシルクが使われているのがありますが、これは間違いです。
正式には「フラップはそもそも存在しない」のがタキシードですので注意しましょう。

背中には切れ目が入っていない「ノーベント」仕様となり、後ろ姿も非常にエレガントなのです。

【タキシードの基本ルール】③スラックスのデザイン

タキシードの着こなしにおける一番多い間違いはスラックスで発生しています。
それは「ベルトを付けてしまうこと」です。

実はタキシードはベルトを付けてはいけません。
そして、正式なタキシードにはベルトと付ける部分(ループ)がそもそもデザインされていないのです。
代わりに何を付けるのかというと、「サスペンダー」。
もしくは「何もつけないか」のどちらかです。

正直この間違いは本当にたくさん見かけますし、せっかくのタキシードが台無しになってしまう一番の要因と言っても過言ではありません。

デザインとしての注目点はもうひとつ、外側についている『側章』と呼ばれる縦のラインがあります。
これは、タキシードのジャケットに使われたシルクと同じものを用いて、スラックスの縫い目を隠すように上から下まで縫い付けられています。
たまに太目のラインだったり、2本使われていたりしますが、1.0cm幅の一本線が正式なデザインです。

ベルトのループもついていませんし、実はお尻のポケットなども省かれています。
もちろん裾の仕上げはシングルですし、タキシードは無駄なものは一切ついていない非常にミニマルなデザインであると言えますね。

【タキシードの基本ルール】④シャツのデザイン

タキシードを着用するときは、もちろんスーツとは違ったデザインのシャツが必要になります。

まず代表的な衿型がふたつあり、もっとも選ばれるのは『ウイングカラー』と呼ばれる立ち上がったタイプのデザインです。
タキシードは蝶ネクタイをしなければなりませんが、その時も蝶ネクタイがしやすい衿型ですし、いつものシャツとは明らかに違う特別感があります。

もうひとつ、実は普段皆さん着用しているレギュラーカラー/セミワイドカラーなどの襟型も、タキシードに合わせて問題ないんです(ボタンダウンが絶対にNG)。

ウイングカラーとの違いとして、レギュラーカラーはイギリス人がタキシードを着るときに好まれたりするそうですよ。

胸には『ピンタック』と呼ばれるプリーツが付いているデザインもありますが、これはよりタキシードの着こなしとしてのフォーマル度が高く、新郎としてはより正式なタキシードを着こなすことになります。

<新郎目線のシャツ選び>

ホテルウエディングなどの格式高いウエディングにおいては、ピンタックがついたシャツを着るとより雰囲気が高まります。
さらにスタッドボタンと呼ばれるオニキスのボタンを取り付けるとより一段とタキシードの格が上がりますのでおすすめです。

<ゲスト目線のシャツ選び>

ゲストとしてタキシードを着用する場合は、ピンタックまでついたシャツだとやりすぎかもしれません。
比翼というボタンを隠したデザインがあるのですが、そちらの方が立場に適していると思います。
襟もレギュラーカラーの方が控えめでいいかもしれませんね。

【タキシードの基本ルール】⑤靴のデザイン

タキシードは洋服だけでなく、足元までしっかり定義されています。

一番の正式な靴は『オペラパンプス』と呼ばれる、甲にリボンが付いたスリッポン型のエナメルシューズです。
これは古きヨーロッパの時代から受け継がれており、靴をきれいにする炭がドレスにつかないように、最初から磨く必要のないエナメルが使われていると言われています。

次いで、『ストレートチップ』と呼ばれる紐靴のデザインがあり、通常の革靴同じような材質の革でもOKですし、オペラパンプスのようにエナメルが使われているものでも問題ありません。
タキシード以外のフォーマル服にはストレートチップは良く使われているデザインですので、安心して履いていただけると思います。

<新郎目線の靴選び>

ブラックかミッドナイトブルーの色味、スラックスには側章も入れるようなフォーマルなデザインであれば、足元は是非とも『オペラパンプス』で決めていただきたいところ。
単体で見ればオペラパンプスはあまりピンとこないかもしれませんが、タキシード全体で見た時はシンプルにかっこいいですよ!

<ゲスト目線の靴選び>

ゲストとしてのタキシードでは、靴はそこまで神経質にならなくてもいいかもしれません。
例えばお持ちの靴をきれいに磨いて・・・という感じでもOKですし、少し「外し」を入れるなら靴が丁度いいかもしれませんよ。

タキシードのまとめ

ここまでタキシードのルールについて解説しましたが、実際にはもっと細かく定められており、今回は軽く全体像に触れただけでした。

あまりに細かくルールを解説しても、それが重荷になってしまってはいけませんから、「この辺りはしっておくといいですよ!」という点に絞ってまとめています。

これから結婚式を迎える新郎の方はもちろん、「ゲストとしてタキシードを着ようか?」と考える方や「パーティでタキシードをビシッと決めよう!」という方は是非参考にしてくださいね。

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nakanomaruライター:nakanomaru一度は大手IT企業へと入社。その後、心の声に従い上京しボットーネに。
人生で情熱を注げることは2つ、1つはサッカー、もう1つはスーツ。
何事もコツコツ、地道に基礎を固め着実に行う動作の安心感の高さはクライアントからの評価も高い。

2023年3月24日
フォーマルアイテム | タキシード・フロックコート

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