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え!? フランスではカマーバンドをしていなかった!?

みなさんこんにちは、クルーの林です。

ジリジリと暑い日が続きますが皆様いかがお過ごしでしょうか?

熱中症には気をつけて、張り切って参りましょう。

 

さて、今回はタキシードのカマーバンドについて。

先日いらっしゃったクライアントのI様からタキシードに関する気になるお話をお聞きしました。

 

とあるフランスでの出来事

以前フランスでの結婚式に参列されたI様、挙式会場では男性はブラックタキシードで統一されていたそうです。

さすがはフランス、フォーマルの着こなしが文化として根付いているな、と感動していたところ、

何かが足りないことに気づきました。

「あ!皆、ベストもカマーバンドもしていない!」

誰一人、ベストもカマーバンドも着用していなかったのです。。。

タキシードにはベスト?カマーバンド?

まず、タキシード着用の際にはベストもしくはカマーバンドが必要とされています。

ベストの場合はジャケットの前ボタンを開けても良いとされ、

カマーバンドの場合には立っている時はジャケットの前ボタンは閉め、座る際にはそっと外すというものがあります。

また、ジャケットを脱いでもベストは上着代わりになりますが、カマーバンドではそうはならずジャケットを脱いではなりません。

実際にはカマーバンドはほとんど見えないのです。

暑さにも負けず 装う英国人が思いついたのは、、、

このカマーバンドが文化として根付いた背景には、インドが関係しています。

インドがイギリスの植民地だった時代にイギリス人はインドでもきちんとした服装をしていました。

ですが、インドでもイギリスと同じ格好。

、、、暑いに決まっています。

そこで、インド人が頭に巻いていたターバン(カマー)を見て、「なんだか涼しそうだ!」とベストの代わりにお腹に巻いたのです。

暑さに耐えかねて、でも何もしない、安易にジャケットを着ない、とならないのはさすがイギリス人ですね。

しかしこれは当時本国では絶対にタブー、植民地なら良いですよ、という暗黙の了解があったそうです。

つまり略式ということになります。

なぜ結婚式でカマーバンドをしていなかった?

話を戻しますと、フランスでの挙式でベストもカマーバンドもしていなかったのか。

、、、、わかりません笑

恐らく、ホスト側にあまり畏まらずカジュアルにいこう、というような構想があったのでしょう。

それを参列する皆で共有したのでは?と仮説を立てました。

英国の結婚式でも、最近はベストにピンクを取り入れたりと、ルールにとらわれすぎずファッションを楽しむということもあるそうです。

ウエディングには人それぞれ、想い想いの形があって素敵だなと思います。

実際にお聞きした話では、「沖縄での結婚式、全員かりゆしで!」ということもありましたし、何かしらのアイテムに白を取り入れるドレスコードが定められた式もありました。

(白なんて、新婦のドレスと被ってしまうので、通常であれば絶対NGですよね。)

まとめ

フォーマルに準ずるも良し、形式ばらずカジュアルも良し、大切なハレの日に自分も含めた誰かの為に”装う”ことが大事なのだと感じました。

ということで、海外での挙式やパーティーなど、現地でのドレスコードについても、もっと知識を深めていきたいなと思った瞬間でした。

さて、お盆は何を着て出掛けよう?

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ライター:その他クルー

2019年8月12日
結婚式タキシード タイムズ <新郎ルールブック> | フォーマルアイテム

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