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タキシードを着こなすコツは?

いよいよ2018年がスタートしましたね。

サロンでは年明けから、春先の結婚式に向けたタキシードの打ち合わせが続いております。

いざ結婚式を控え、衣装選びがはじまると、もちろんドレスも大切ですが、

その横に並ぶ人間としてはやはりきちんとした服でドレス姿の彼女を引き立てたいですよね。

さて、やはり検討するのはタキシードでしょうか?

現代では、フォーマルというと「タキシード」をイメージされる方も多いと思います。

007でジェームズボンドといえばタキシードだし、レットカーペットのような映画祭も、

結婚式で新郎です、といってもタキシードですよね。

フォーマル、礼装、タキシード、、、、と聞くと、なんだか難しそうで、堅苦しいような印象さえするかもしれません。

そんなタキシードをかっこよく着こなすコツをお伝えします!

その前に、ボットーネのブログでも度々お伝えしているフォーマルの知識について少しだけ説明しますね。

その昔、英国ではずっとずっと、フォーマルシーンでは後ろが長い着丈の燕尾服が着られていました。

オーケストラの指揮者の服をイメージすると燕尾服の姿が出てきませんか?

この服はウエストのあたりから後ろに切れ、ツバメの尾っぽに見えることから、

英語ではスワロウテイルと言われています。まさに燕の尾の服です

日本では、この燕尾服が夜の【正礼装】とされており、その次に【準礼装】のタキシードがあります。

フォーマルパーティの案内状には燕尾服はホワイトタイ、タキシードはブラックタイと書かれています。

タキシードが普及したのは1930年、燕尾服をあまり着なくなり、タキシードを着るようになったのです。

そこで、本当に公式な服が燕尾服、少し砕けたものがタキシード、という位置づけになりました。

タキシードが砕けたもの?と思うかもしれませんが、イギリスのアッパー層にとって、正装ってのはホワイトタイ。

その時代のアッパー層にとってブラックタイとは、なんだ(ブラックタイ=略装か、気楽なパーティーなんだ)ということなのですね

ホワイトタイ(ボウタイ)を身につけ、それは燕尾服を着用することを意味しています、つまり公式な場であるということです。

そしてタキシードを着る、ということはドレスコードはブラックタイと書かれている。つまり、砕けた服装、リラックスしておいで、ということなのです。

現代ならばここぞとタキシードを仕立て、ピシッと背筋を伸ばして立ち、いよいよ、と顔を強張らせて着るタキシード。

特別なシーン、食事会、パーティーで着るというようなイメージがありますよね。

「タキシード着用で」を意味するドレスコード:ブラックタイが招待状にあったならば何と畏まった場なのか!と思うかもしれません

しかし、本質は《そんなにキッチリした場ではないのだし、タキシードで来たら?》ということなのです。

色々と難しそうなフォーマルですが、実はこうして源流を追っていくと奥深いし、面白く、そして理解することが装いの一歩ではないでしょうか?

タキシードを着こなすポイントは、「肩の力を抜いて、リラックスして装うこと」です。

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松 甫ライター:松 甫 詳しいプロフィールはこちら>> Twitter Facebook 表参道の看板のないオーダーサロン 株式会社ボットーネ CEO。
自身もヘッド・スーツコンシェルジュとしてフィッティングやコーディネートを実施。
クライアントは上場企業経営者、政治家、プロスポーツ選手の方をはじめ、述べ2,000人以上。

2018年1月13日
タキシード・フロックコート | タキシードの歴史

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