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【3分で分かる】新郎タキシードのシャツの種類

皆さんこんにちは、新郎オーダータキシード:BOTTONEです。

このブログをご覧いただいているということは、
新郎タキシードに合わせるシャツについてお悩みのことと思います。

一生に一度の結婚式で、間違った選択は絶対にしたくないですからね。

このブログでは、新郎タキシードに合わせるシャツの種類について、
東京表参道の地で10年以上新郎タキシードのお仕立てをしてきた経験をもとに
『間違いないない選択』を解説させていただきます。

是非最後までご覧くださいね。

普通のシャツを着るのはNG

皆さんが普段当たり前のように着ているシャツですが、
タキシードなどのフォーマルな服を着るときには
それ専用のデザインのものを着なければなりません。

もちろん、普段着ているシャツをそのまま結婚式の時も着る!
なんて選択は絶対NGです。

襟、袖、身頃など各パーツ毎に適したデザインがあり、
それを間違えるとアンバランスな新郎タキシードになってしまいますので、
自分に適しているデザインをしっかり見極めるようにしましょう。

これから詳しく解説していきます。

シャツの襟型は2種類

まずは衿型のデザインについて解説します。

襟はどんな種類のタキシードを着ていても
必ず外に見える部分ですので、
ここをどんな種類にするかで大きく印象がことなってきます。

立ち上がっているウイングカラー

このように立ち上がっている襟型を
『ウイングカラー』と呼びます。

タキシード専用のシャツのデザインであり、
皆さんも映画やハリウッド俳優の着こなしから
何となく見覚えがあるかもしれませんね。

誰しもがパッと見でフォーマルな衣装だと認識することができ、
非日常感を演出することができます。

迷ったときはこのウイングカラーにしておけば間違いありません。

通常のレギュラー(セミワイド)カラー

写真はカジュアルなタキシードのデニムシャツですが、
このようにタキシードに普通の襟、
いわゆる『レギュラーカラー』や『セミワイドカラー』
を合わせてもなんら問題ありません。

タキシードはもともと欧米から伝わってきた服(洋服)ですが、
本場イギリスではタキシードにはレギュラーカラーを合わせるのが一般的です。
(実はタキシードのこともディナージャケットと呼びます。)

先程ご紹介したウイングカラーはアメリカ由来のデザインであり、
発祥や起源が違うというだけで
「どちらがよりフォーマルなのか?」
という点では大きな差はありません。

ですのでボットーネでご提案する際は、まずはウイングカラーを基本として、
「首が短く見えるな・・・」とか「あんまり好みの雰囲気と違うな」
という時にレギュラー・セミワイドなどの衿型を検討します。

皆さんはシンプルに、
「どっちがしっくりくるか」
という視点で見て問題ありませんよ。

前立てのデザインも2種類

前立てというのは、シャツ正面のボタンが
並んでいるところのことで、ここにも2つの選択肢があります。

フォーマルのシャツに限らず、
実は前立てには表前立て・裏前立ての2種類があり、
ドレスシャツ(ビジネススーツのインナーとしてのシャツ)には裏前立て、
一枚で着るようなカジュアルシャツは表前立てになっているケースが多いんです。

襟型と同様、かなり印象が変わる部分ですので見逃せないポイントです。

比翼仕様

比翼(ひよく)=フライフロントという、
一枚布が被さりボタンが一切見えないように
隠しているデザインがあります。

これには理由があり、昔はシャツ=下着であるという概念から、
「下着のボタンをみせるなんて恥ずかしい…!」
という目的で生まれたデザインだそうです。

現代的に考えると、シンプルですっきりしたデザインの為
いろんなタキシードに合わせやすいという特徴を持っています。

この後解説するスタッドボタンという装飾品を取り付けるものは、
よりフォーマル度が高くなりますので、
カジュアルなタキシードには向きません。

タキシード自体に色や柄があり、
カジュアルな印象のものでしたら比翼にするのが間違いないですよ。

ピンタック仕様

比翼がカジュアルなタキシードにおすすめなことに対して、
スタッドボタンを取り付けるピンタック仕様は
フォーマル度が非常に高くなります。

スタッドボタンの色はこのように黒が正式で、
それもオニキスという鉱石を素材に作られた物を合わせます。

従って、ブラックやネイビーなどの
フォーマル要素の強いタキシードには是非合わせてほしい装飾品です。

袖に付けるカフスボタンのように、
胸元にアクセントが付いて非常にエレガントな雰囲気になりますよ。

袖は『ダブルカフス』がベスト

タキシード専用のシャツの袖は『ダブル・カフス』といって、
折り返しになっていてカフスボタンで留めることで成立する仕様がスタンダードです。

立体感が出て、スタッドボタンと同じく
カフスボタンもオニキスという鉱石のものを付ければ完璧。

正直、ここは迷わずダブルカフス一択です!これにしましょう!

大事なのはサイズ感

これまでデザインを解説していきました。

いくつかのポイントを押さえればそう難しいものではありません。

ですが、知らないままお店で買ってしまうと、
なんだか物足りなくなってしまいますので注意が必要です
(意外と変なデザインのタキシード専用シャツたくさん売ってます)。

ここからは、サイズ感のポイントを押さえていきましょう。

首のフィット感が一番大事

皆さんが既製品のシャツを選ぶときは、まずはネックサイズを合わせて、
裄丈という首から手首までの長さが合うものを探しますよね。

ここで問題なのが、着心地=楽さを優先しすぎて、
ゆるっゆるのネックのシャツを着ている人が多すぎることです。

特にタキシードの場合は、首に蝶ネクタイを巻きます。

ここでいつもの感覚で選んでいると、
ほぼ確実にネックがゆるゆるでダサい感じなります。

絶対に注意しましょう。

苦しいのはさすがにNGですが、
かなりぴったりしている感覚でOKですので
多少きつくても、一日くらい我慢しましょう。

ここで楽をしても仕方ありません。

袖は最悪アームバンドで調整

シャツの袖丈は、ジャケットの袖から
1.0cmくらい出るのが目安です。

既製品のシャツは袖口がゆるい場合が多く、
そうすると袖丈が少し長いだけで
ジャケットからだらんと出てきてしまいます。

ジャケットからシャツがたくさん見えてしまうと
だらしない印象になってしまいますし、
ジャケットの袖自体も短く見えてしまいます。

首だけでなく袖丈にも注意して選ぶことをおすすめします。

シャツの袖丈が長い場合は
二の腕付近にアームバンドをつけて
ちょうど良いバランスで固定しましょう。

オーダーなら安心

オーダーでシャツをお仕立てする場合には
シャツの首回り、袖丈、袖口、肩幅、ウエスト周りなど
お客様のお身体やお好みのシルエットに合わせて
細部までフィットさせることができます。

またこれまでお伝えしてきました通り、
タキシードには専用のシャツがありますが、
それぞれのデザインに意味があり、タキシードの種類によって
どちらが適しているか判別が難しい場合もあります。

サイズ感はもちろんのこと、
タキシードや挙式のスタイル、お色直しの時はどうする?など
様々なポイントからあなたに合う最適なデザインを
提案させていただきますのでご安心くださいませ。

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当サロンのインスタグラムではタキシードの製作事例や
お客様より頂戴した挙式のお写真を掲載させていただいております。

ご結婚式に向けてタキシードのイメージ作りの
参考になさる方も多くいらっしゃいます。
是非チェック&フォロー頂けましたら幸いです。

現在タキシードのお仕立てに掛かる時間は約2ヶ月頂戴しております。

直近でオーダーを承りますと、
通常のお仕立てで【4月下旬以降】の仕上がりとなります。

ご使用日が4月上旬などお急ぎのお客様は一度コンシェルジュまでご相談くださいませ。

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nakanomaruライター:nakanomaru一度は大手IT企業へと入社。その後、心の声に従い上京しボットーネに。
人生で情熱を注げることは2つ、1つはサッカー、もう1つはスーツ。
何事もコツコツ、地道に基礎を固め着実に行う動作の安心感の高さはクライアントからの評価も高い。

2023年2月21日
小物の着こなし | タキシードのシャツ

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