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タキシードの袖からシャツを出した方が良い理由

タキシードを購入したり、オーダーしたり。そんな時にタキシードの袖からシャツは見えていた方が良いの?それとも見えない方が良いの?ふと悩んだ方にぜひ読んでいただきたい記事です。

結論からいえば、シャツは出ていた方が良いです。これには理由がありまして、、

ここでご紹介する理由を知れば、もう店員さんに言いくるめられることはありません。

今日は3分でわかる、タキシードの袖からシャツが出ていた方が良い理由をご紹介します。

この記事の目次

タキシードの袖からシャツの袖が出ていた方が良い!

それはなぜなんだろう?

そう思ったことはありませんか?

みなさんが今着ているシャツは、だいたいの方が着ているのはコットン素材ですよね?

暑い季節にはリネンのシャツを着ている方もいるかもしれませんし、耐久性や価格を考えてポリエステルなどの化学繊維のシャツという方もいらっしゃるかもしれません。

ところで、歴史を辿っていきますと、リネンシャツが基本でした。

これがタキシードの袖からシャツを出すことと少し関係しているんです!

タキシードは洗わない

フォーマルの服を考えてみるときに、19世紀のヨーロッパを想像してみてください。

宮廷文化が続いていた貴族は、たくさんの召使いがいます。

そして朝起きて、まず着替え。

ティールームに行くために、お茶用の服に着替え、今度はちょっと乗馬でもしようか。と乗馬服に着替え。

こうやって男性も女性もなんども着替えていました。

たくさんの高級な服ですが、今の時代のようなクリーニングはなかったわけです。

スーツを自分でじゃぶじゃぶと水洗いしよう!と思う方は少ないと思う。

今でも、スーツを水洗いしてみよう!と思う方はあまりいませんよね?大切なニットなどを洗濯機で洗ってしまって縮んでしまった・・・という経験をお持ちの方もいらっしゃるように、縮みます。

シャツは洗える

ところが、シャツは洗っていました。

洗濯機はありませんから、現代の洗濯方式とは異なった方法で洗っていました。

貴族はリネンシャツを着ていました。リネンが高級とされていたからです。

この高級リネンシャツをできるだけ汚れないように、がちがちに糊(のり)でコーティングします。

こうして汚れを糊にくっつけて、最後はお湯で洗います。

お湯といっても、糊をこれでもかというくらいにたっぷり付けていましたので、ぐつぐつと釜茹でにして、シャツから糊を落とします。

余談ですが、この行為がハードボイルドという言葉の語源なんですって。

タキシードの袖からシャツを出して汚れないように

こんな風に、シャツは釜茹でで洗いますが、タキシードは洗うことができません。

そこで、タキシードの袖や、タキシードの首元など肌に触れるところから、シャツが出るようにしてタキシードを汚さないようにしました。

タキシードの袖から、シャツが1センチくらい出す!という風になっているのは、おしゃれだから!ではなく、ルールだから!ということでもなくて、

汚れないようにした知恵!

だったんです。

シャツは下着

イギリスでは、シャツは下着と考えられています

日本でも下着だとはいうのですが、イギリスの方が言う下着というのはまさに下着。

見せるなんて、そんなエレガントではないことはできないよ!という感覚です。

ロンドンの一流レストランに行って、タキシードやスーツのジャケットを脱ぐと、お店の方がやってきて、注意されることがあります。

そんな風な文化がずっと残っているイギリスでは、昔から下着が見えないようにいろんな工夫をしました。

例えば、タキシードの胸元からシャツが見えてしまいます。

これはいけない!と、胸だけ違う生地をあてました。

実はこの生地が、タキシードを着る時のシャツのシャツのひだひだ(プリーツ)なんです。

衿と袖だけは見せても良い

こんな風に、シャツは下着だから見せないようにしたい!という英国紳士の考えはあったわけですが、衿と袖だけは下着という認識ではないんです。

だから、シャツの袖をタキシードのジャケットの袖から出すのは問題ないのです。

まとめ

タキシードの袖口から、シャツは少しだけ出ていた方が良い。

これはスーツなども同じルールと言われていますが、もともとは汚れないようにしたことが起源です。

シャツは洗えますが、タキシードは汚れたら洗う!という発想はありませんでしたからね。

今でも、シャツは着るたびに洗っても、タキシードを毎回水洗い!という方はいませんよね?

クリーニングも、あまり高い頻度でドライクリーニングに出してしまうと、生地の風合いを損なってしまうリスクもあります。

タキシードの袖からシャツを少し出すのは、現代でもタキシードを汚さないための有効な手段といえそうです。

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松 甫松 甫 記事一覧はこちら>>表参道の看板のないオーダーサロン 株式会社ボットーネ CEO。
自身もヘッド・スーツコンシェルジュとしてフィッティングやコーディネートを実施。
クライアントは上場企業経営者、政治家、プロスポーツ選手の方をはじめ、述べ2,000人以上。

2018年6月19日
タキシードの着こなし術 | タキシードのルール

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