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タキシードを結婚式で着るということは?

タキシード、格好良いですよね。

映画で見た、タキシード姿・・。

なかなか日本ではタキシードを着てパーティー!ということはありませんよね。

ところが結婚式になると、主役である新郎はタキシードを着るのが暗黙の了解のようになっていますよね。

一体どういうことなのか?

解説してみたいと思います。

結論 彼女を引き立てる特別な服

人は、制服の通りの人間になる。

こう言ったのはかのナポレオンです。

彼は軍服をランク分けし、指揮を高めました。

服の効果を知っていたのです。

かつてのイングランドも、日が沈まない国はないというほど植民地を持っていて、極論ですが各国を支配するにはそれ相当の見た目の方が有利です。

服(外見)にはパワーがあります。

タキシードは、中世ヨーロッパでは貴族が着ていた服。

ビクトリア時代などは夜な夜な豪華なパーティが行われていたわけです。

そういう服を、今、特別な日に装う。

シャツのボタンを留めながら、

あぁ、いよいよか・・と背筋が伸びるわけです。

こういう気持ちも大切ですし、タキシード姿を見た側も、

あぁ、今日は結婚式なんだ!

いつもと違う格好の彼がいる!と思うわけですね。

コブクロの、永遠にともにという歌の中にも、

特別な事は何もない

ただいつもより少し

シャンとした服を着てるだけ

とありますよね。

このシャンとした服がタキシードのような、正装というわけです。

タキシードは気軽な服だった

今でこそタキシードを着る!というと、何か特別な席のような気がします。

ですが、もともとは気軽な服でした。

今はもうタキシードは特別な服という世界共通認識ですが。

タキシードよりも格式が高い服というと、燕尾服という服があります。

演奏家の方などが着る、またはオペラで。

でも貴族は食事の時は燕尾服を着ていました。

ダンスもします。

食事に招待されたら、燕尾服を着る選択肢以外にはありえませんでした。

実話がモチーフになっているというアシェンデンという小説がありますが、

この中に、

皇太子に肩の力を抜いて、タキシードで食事しようよ、というように誘われる下りがあります。

燕尾服を着るほどのことはないから、タキシードで気軽においで。という。

そんなタキシードも、今は特別着というわけです。

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松 甫ライター:松 甫 詳しいプロフィールはこちら>> Twitter Facebook 表参道の看板のないオーダーサロン 株式会社ボットーネ CEO。
自身もヘッド・スーツコンシェルジュとしてフィッティングやコーディネートを実施。
クライアントは上場企業経営者、政治家、プロスポーツ選手の方をはじめ、述べ2,000人以上。

2019年5月21日
タキシード・フロックコート | タキシードの歴史

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