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新郎の結婚式タキシードに合わせるポケットチーフのルール

新郎タキシードのポケットチーフ結婚式を迎える、衣装を選ぶ、そうすると小物のコーディネートに迷います。
店員や着付け担当に全部任せる、というのも一つですが、
少しルールを知っておくだけでも着こなし度合いが変わるもの。
また、フォーマルルールは深く、ニュアンスの違いでも感覚でもコーディネートの提案が変わるため、
意外と間違った知識を持ったショップスタッフもいるのが現実。

その中で、胸に刺すポケットチーフも重要なアイテムです。
このポケットチーフは、必須アイテムなのかどうかというと
必須アイテムです。

タキシードのみならず、フロクッコート、モーニングコートを着用する際にも必要です。
なぜ必要かというと、ルールだからです。
なぜそんなルールがあるのかといえば、大きく歴史を遡ることになります。

まず、昔、カチーフというアイテムがありました。
女性が頭にかぶっている、これがカチーフです。

その後、カチーフを、手に持ち出しました。
これでハンド・カチーフと呼ばれるようになり、
略したハンカチとなります。

ところが、ハンド・カチーフが流行ると、
今度は皆目立とうとして、大きいカチーフやカラフルなカチーフを持つ人が現れました。
フランスの美しい街が台無し!統一感がない!!
そう感じたマリーアントワネットが、夫のルイの力を借りて、
以下のルールを作ります。

・ハンカチは、手に持たぬこと
・ハンカチは、四角のみ許す
・ハンカチは、白にするように

当時は絶体王政ですから、民衆も逆らえません。
ですが、じゃあどこのハンカチを入れるんだ?となり、
急遽胸にハンカチ入れポケットを作り、ここに入れることになりました。

このような経緯があって、
その後も正装の際は胸にチーフを挿すことになりました。
現代でも公式な式典で、正式な服装をする場合は、白いポケットチーフを胸に挿します。

見た目の印象としても、
胸元に白のポイントがあるだけでも普段とは違う印象が醸せるので、
教会での挙式や格式ある式場での挙式ならば、白いポケットチーフを挿して臨みたいところ。

白い四角い布であれば何でも良いのかというとそうではなく、
基本的には白のシルク素材のポケットチーフがベストです。

ビーチウエディングやリゾートウエディングであれば、
白ではなくファッションとしてカラフルなポケットチーフで遊んでも素敵ですし、
白でもリネン素材など素材感を変えても良いでしょう。

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松 甫ライター:松 甫 詳しいプロフィールはこちら>> Twitter Facebook 表参道の看板のないオーダーサロン 株式会社ボットーネ CEO。
自身もヘッド・スーツコンシェルジュとしてフィッティングやコーディネートを実施。
クライアントは上場企業経営者、政治家、プロスポーツ選手の方をはじめ、述べ2,000人以上。

2015年12月8日
タキシードの着こなし術 | 小物の着こなし

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