人気のベージュで仕立てるウエディングスーツ
ハワイや沖縄などのリゾート挙式において
絶大な人気を誇るベージュ。
ボットーネでも1・2を争う人気カラーであり、
これまでに何度も
お仕立てをさせていただきました。
青い海、白い砂浜、太陽の光に
ベージュは大変よく映えます。
最近では緑豊かなガーデンウエディングや
コンクリート打ちっぱなしのモダンな会場での
挙式に向けてお仕立て中。
そこで今回は改めて
ベージュのウエディングスーツについて解説をいたします。
この記事の目次
ベージュの魅力
ベージュが人気の理由は、
なんと言っても爽やかで明るいカラーリングです。
真っ白のウエディングドレスや
テラコッタのカラードレスとの相性が良く、
結婚式という非日常的な空間にはピッタリなお色味です。
しかし、ベージュはそれだけでカジュアルな色味でもあります。
いくらカジュアルとはいえウエディングですから、
デザインはあまり崩しすぎず、
素材や配色を工夫してスタイリングすることも大事です。
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柔らかなシワ感のリネン
ベージュでお仕立てをする際に
1番多くご提案させていただくのが、
リネンやコットンなどの『植物系』の素材。
こちらはリネンでお仕立てをさせていただいた
ウエディングスーツなのですが、
同じようなトーンの色味であっても、
後述のウールとはまるで雰囲気が違います。
植物系の生地は素材自体が
カジュアルな雰囲気を持っていて、
ある程度シワにもなりやすく、
ただそのシワも味と捉えることができるのが特徴。
海辺での写真や、背景に緑があっても映えるのは、
リネンやコットンの植物系素材ですよ。
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クセのないクリーンな印象のウール
リネンとは全く別物の
表情を見せてくれるウール。
雑味のない一色単のベージュは、
ウールのつるんとした光沢と相まって
エレガントな印象を添えます。
フォーマルな雰囲気も欲しい!という場合には、
こういったクリーンな生地を選ぶことで
カジュアルな雰囲気はありつつも、フォーマル顔になります。
ウールでお仕立てする際にも
デザインはあくまでもシンプルにまとめることで
洗練された大人のタキシードに仕上がりますよ。
シルエットに関しては、
リネンもウールもやや細身でお仕立てすると
すっきりと見えるのでおすすめ。
そこは私たちがしっかりヒアリングさせていただき、
お好みのシルエットをつくりますのでお任せください。
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デザインはカジュアルに崩しすぎない
タキシードの衿には黒いシルクを合わせるのが一般的です。
しかし、ベージュでお仕立てをする場合には
それでは重たい印象になってしまいますので、
ベージュ一色にまとめるとgood。
今回はウエディングスーツいうこともあり、
衿は普通のスーツと同じ形にしています。
ここでビジネスシーンでも合わせるような長いネクタイを合わせると
途端にスーツっぽさが出てしまうのですが、
このようにウィングカラーのシャツと蝶ネクタイを合わせれば
結婚式の主役にふさわしいフォーマル感を演出できます。
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タキシードといえばフロントは1つボタンと決まっており、
これによりウエストの絞り位置が高くなります。
そうすることで相対的に足が長く、
スタイルが良く見える
という視覚的な効果があルのですが、
ウエディングスーツの場合でも通常の2つボタンにしつつ、
ややボタン位置を高く設定することで
タキシードの恩恵を得る工夫を施しています。
2つボタンであれば挙式後にリメイクせずに
そのままカジュアルなセットアップとして
着るための工夫でもあります。
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カジュアルなテイストのウエディングスーツだからといって
「何でも良し!」とするわけではありません。
タキシードのようにフォーマル仕様のデザインも
組み合わせてお仕立てをしており、
ポケットは両玉仕様にしています。
スーツのポケットについているフラップ(雨蓋)がなく、
これには雨や埃がポケットの中に入るのを
防ぐ役割があるのですが、
本来のタキシードは室内着でしたので
フラップをつける必要がないのです。
使わないモノはなるべくつけない、
実用性は考えていなからこそ、
エレガントな印象に見えます。
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ボタンは茶色の貝ボタンにしています。
あまり濃い色のボタンですと
重たい雰囲気になりかえって目立ってしまいますので、
調和を意識してセレクトすることが大事。
貝ボタンを合わせることで
爽やかさが一段と増しているように見えますね。
見た目の雰囲気からも分かるように
リネンとの相性は抜群ですし、
貝ボタンにしていれば
挙式後にボタンを買える必要もないので
今後も見越してのご提案をさせていただいております。
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素材だけでなく、スーツの仕立てにも
こだわりのポイントがあります。
通常のタキシードやスーツは
特に肩周りは構築的なシルエットにするべく
肩パットや芯をちゃんと添えてお仕立てをするのですが、
柔らかな印象のリネンですので、
肩周りはふんわりとさせ、肩パットや芯などは入れず
軽い着心地になるように設計することが多いです。
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言うまでもなく茶系のシューズとの
相性は抜群です。
フォーマルシーンでは茶靴はNGとされていますが、
ベージュでお仕立てするのであればその限りではありません。
足元も同系色で合わせることで
ベージュがより一層引き立つコーディネートとなります。
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ということで、
ベージュのウエディングスーツについて
解説させていただきました。
ベージュのウエディングスーツをお仕立てする際は
挙式会場の雰囲気に合わせて素材を選び、
選んだ素材に合わせて
デザインと仕立てにとことんこだわりましょう。
ライター:その他クルー
2022年11月29日
結婚式の新郎衣装を制作したお客様事例 | タキシード
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