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【テラコッタドレスに合わせて】新郎のお色直しを解説

近年爆発的な人気を誇る『テラコッタカラー』のドレスは、お色直しのカラードレスとしてもはや定番ともいえる域になってきました。

お色直しなので当然新郎側も何かしら衣装チェンジする訳ですが、男性にとってはなかなか身近な色じゃないだけに新郎タキシードの色合わせの難易度も高いのが悩み。

解決策のひとつとして、BOTTONEオリジナルで製作したテラコッタカラーの蝶ネクタイで色を合わせたり、ベージュのタキシードにしたりすると、お二人が並んだ時にしっくりくる組み合わせとなります。

このブログでは実際に新郎タキシードをオーダーいただいたお客様から頂戴したお写真をご紹介させていただきながら、テラコッタカラーのドレスにどんな風に合わせているのか解説したいと思います。

ネイビータキシード × テラコッタ蝶ネクタイ

ネイビーのタキシードをオーダーいただいたI様。

正統派のクラシックなタキシードの装いからのお色直しは『テラコッタカラーの蝶ネクタイ』を軸にコーディネートを組みました。

蝶ネクタイをカラードレスの色に合わせる方法は定番ですが、ここはもう一工夫、白シャツからデニムシャツにインナーを変更することで『カジュアルダウン』と『テラコッタカラーを引き立てる』2つの役割を果たしています。

デニムシャツはネイビータキシードによく馴染みますので、テラコッタの蝶ネクタイが良く目立つんです。

新郎側には一カ所だけしかテラコッタカラーを用いていないですが、お二人で並んだお姿をみると、完璧なバランスですよね。

お色直しはベストも変えて、シャツも変えて、、、と足し算をしてしまいがちで、それだとすごくカジュアルな雰囲気になります。

それはそれで素敵なのですが、このようにほんの少し共通点があるだけで、これだけきれいになるんです。

ネイビーの普通のシャツでもいいですが、デニムシャツの方がリラックス感、カジュアル感が表現できますので、きちっとした挙式でのタキシード姿とガラッと印象を変えたいのであればこっちがおすすめです。

カラードレスにぴったり合う色の蝶ネクタイを既製品で探すのはなかなかに難しいので、今回もオーダーでお仕立てさせていただきました。

ブラウンタキシード × テラコッタの靴下

ブラウンのタキシードをオーダーいただいたM様。

ブラウンのタキシードがそもそもテラコッタと相性が良いので、大きなお色直しは必要ありませんでした。

こちらも大袈裟なお色直しはせずにワンポイントでソックスをテラコッタカラーに。

「え?靴下だけ?」と思うかもしれませんが、二人並んだ時にどう見えるかを考えるとワンポイントだけでも共通点があるということが重要なんです。

お写真を見ていただければ、ドレスとの相性の良さがお分かりいただけるかと思います。

これが普通にブラウンなどの靴下であれば、『二人合わせている感』が全くなくなってしまいますから、色としてのバランスが良くても、それだけじゃ物足りなくなってしまうのです。

耳にタコかもしれませんが、お洒落は足元からというのは本当なのです。

ベージュリネンタキシード

テラコッタに合うタキシードの色のひとつにベージュがあります。

こちらはベージュのリネンタキシードをオーダーいただいたH様。

リネンのカジュアルな雰囲気が、テラコッタのカラードレス、そして自然豊かな風景に非常にマッチしていますよね。

爽やかに季節感も表現できるリネンは、ボットーネでも人気の素材であり、その中でも特にベージュは毎年何着もお任せいただいております。

H様はもともとブラウンのタキシードもオーダーをいただいておりましたが、お色直しでは一式チェンジするということでベージュのタキシードもお仕立てさせていただきました。

このように並んでいるところを見ると、ベージュの優しい色味がハッキリとしたテラコッタのカラードレスを引き立たせているのがよくわかりますね。

お色直しでガラッと一式変えるのであれば、テラコッタドレスの隣に並んで違和感のないベージュがおすすめですよ。

ブラックタキシード × テラコッタ蝶ネクタイ

フォーマルなブラックタキシードをオーダーいただいたO様。

ボットーネで製作したオリジナルのテラコッタ蝶ネクタイでのお色直しですが、もう少し華やかさをプラスしようということで『シャンパンゴールドのベスト』を追加しました。

蝶ネクタイだけの変化ももちろんOKですが、『蝶ネクタイ+〇〇』のイメージで、シャツやベストで変化を付けるとガラッと印象が変わります。

そこまで難しく考えなくてもきれいにまとまりますので、こちらもおすすめのお色直し方法です。

テラコッタカラーの蝶ネクタイは既製品ではほぼ確実に売っていないと思いますが、とあるお客様の一言から試しにボットーネで製作してみたところ、思いのほか良い仕上がりになりました。

それから徐々にボットーネの定番蝶ネクタイになっていったのです。

オーダーだからこそ実現できることですね。

ベージュ(カーキ)タキシード

ベージュのような、カーキのようなお色味のタキシードをオーダーいただいたO様。

ひとえにベージュと言っても黄色味が強かったり、赤味が強かったり、雑味のないクリーンなベージュまで色々な種類があり、カジュアルな印象のベージュも大人の優雅な雰囲気を演出することができます。

ややビターなテラコッタのカラードレスには、少し濃い目のベージュがピッタリ。

テラコッタのカラードレスはもちろん 、挙式のコンセプト、会場の雰囲気などを踏まえ、何度もお打ち合わせを重ねた末にこの絶妙な色でお仕立てさせていただきました。

さらにもう少し華やかな雰囲気をプラスしようということでブラウンとグレーが混ざった細かいチェック柄のベストとエンジのアスコットタイを合わせています。

足し算をしてもまとまりのあるコーディネートになるよう、イメージにイメージを重ねてお仕立てさせていただきましたが、最高のタキシードが仕上がりました。

まとめ

私達コンシェルジュはタキシードが仕上がり、お渡しさせていただくまでは密にやり取りをさせていただくわけですが、実際に挙式でどうだったのかをお聞きするまでにはご納品から何ヶ月後かになります。

このタキシードなら絶対に合う!と思ってお仕立てしているものの、ほんの少し心の中ではドキドキしていたりするのですが、こうして挙式後にお写真をお見せいただくと本当にピッタリのタキシードだったことがわかりますね。

皆様素敵なお写真をありがとうございました。

ということで、近年人気のテラコッタのカラードレスに合うタキシードをご紹介させていただきました。

テラコッタカラーがブラウンやベージュと相性が良いことはイメージしやすいかと思いますが、ネイビーやブラックのタキシードも小物使いを工夫することで、お二人が並んだ時に調和の取れたお色直しをすることが可能です。

テラコッタのカラードレスに合うタキシードを考えている方は参考にしてみてくださいね。

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松 甫ライター:松 甫 詳しいプロフィールはこちら>> Twitter Facebook 表参道の看板のないオーダーサロン 株式会社ボットーネ CEO。
自身もヘッド・スーツコンシェルジュとしてフィッティングやコーディネートを実施。
クライアントは上場企業経営者、政治家、プロスポーツ選手の方をはじめ、述べ2,000人以上。

2023年12月22日
シーン別 | お色直し

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