オーダースーツ オーナー様インタビュー
都内 大学教員 今井様
実際にスーツが登場する機会というのはどういったシーンは?
大学は特にドレスコードがあるわけではいのですが、
毎春初回の授業の時にはスーツを着て臨もうという風にしています。
ボットーネの以前に仕立てたことは?
父が使っていた銀座のあるテーラーさんで1着。
正直出来上がったものがあまり気にいらなくて、スーツそのものというよりも、
自分がスーツの似合わない体型なのだなというふうにあきらめモードだったのですね。
その後もデパートのセミオーダーなどで何着か。
ただ、鏡の前に立つと、スーツは似合わないなー、と自分で思っていたのです。
後に教職という世界に入って、また仕事以外でも冠婚葬祭で
フォーマルな恰好をしなければいけないということもあり、
ネットで色々探して、ボットーネさんと巡り合ったということだったのです。
ボットーネを知ったきっかけは?
最初は、御社のサイトやブログも読ませていただき、
魅せるスーツをつくる、というそういう趣旨のことが書いてあったように記憶していて。
単純に体型にフィットするだけじゃなくて、
演出するというようなことが書かれていたのが目に留まりました。
体型にフィットさせることを中心軸に置いていないというところが非常に、
求めていたものとこうシンクロする、共感するものがあったのです。
完成したスーツはいかがでしたか?
鏡を見てそれだけで、自己満足ということも無きにしも非ずではありましたが、
その後にそのスーツを着て、例えば仕事へ出たり、
あるいは友人やその他知り合いの人たちと集まる機会があり、
そういうところに着て行くと周囲からも、
あ、いいね、良いね、と言われるようになったのです。
周りの方たちから本当そのスーツすごく素敵、と言っていただけるようになった、
それまではそういったことははっきり言ってあまりなかった。
まさにそうやって他の人に見ていただいた上で、
そう思っていただけるようなスーツを手に入れられる事が出来たのだという嬉しさはありましたよ。
どのようにスーツを選ばれますか?
基本的にこういうコンセプトで、と抽象的で曖昧なものを丸投げすると、
何度もお話を重ねる中で、ストライク!というものをいつも選んでくださいますから、
最近ではある程度こういう方向性をお話して、あとはお任せという感じですね。
ボットーネに望むことは?
このボットーネさんのビジネススタイルがあるからこそ、
それが松さんやスタッフの皆さんのご努力で培われているからこそ、
毎日のようにフィッティングでお忙しく本当に発展されていることだと思います、
今の、一人一人のクライアントにアテンドしていくというこの姿勢というものは
ずっと保っていただきたいなと思います。
松さんご自身がブログで、
銀座の老舗には叶わないかもしれないけど、というのが当時はあったかと思うのですが、
銀座の老舗も、昔は何もないところからステップアップしてこと。
その老舗の持っている、ちょっと普通のお店ではない心配りとか気づきとか、
そうしたものがあるからこそ淘汰されていく中でも残っていくのだと思うのです。
高い商品を扱っている、そういうことだけじゃなくて、
そこに携わっている人の心、ちょっとした気遣いだとかそうしたもので、
実は小さいものなのだけど、大きな差がついていく。
どこのフィールドでもやっぱり人と人とのそのコンタクト、
出会いがあるということはそういうところだと思います。
皆さんの今のスタイルに既にそういったものがあって、
それを益々本当の意味での老舗としてボットーネの看板が残っていけるような、
そうした心遣いを頂ければ、一クライアントとしても嬉しいなって思います。