礼装ってなに?基本的な考え方を知っておこう

序文

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礼装というと、何だかそれだけで難しいのではないか?と思いますよね。

「失礼がないように、粗相がないように、恥を欠かないように、一体どんな格好をすれば良いのだろう?」

と身構えてしまう方もいらっしゃるのではないでしょうか?

礼装について学ぶ前に、基本的な考え方を理解しておきましょう。

礼装の基本的な考え方とは?

礼装はテーブルマナーに似たようなところがあると思います。

テーブルマナーばかりに気を取られていると、大切な食事を味わうことができませんし、一緒にお食事をしている方との会話も楽しめません。

本来の食事の目的は、美味しい食事を通してコミュニケーションをとることではないでしょうか。

コミュニケーションを円滑にするために、マナーがあるというわけです。

実は、礼装も同じようなところがあります。

パーティーや結婚式などの式典の場にどのような気持ちで参加するのか?

「私は今日、特別な気持ちで、祝福をしたくて来たのですよ。」

という、そんな気持ちを服で表現することが礼装の原点ではないかと思います。

また、テーブルマナーのように一つの型があります。

この場合はこういう服を、こういう風に着る。

そのルールというのは、色々な意味があって決まっているんです。

例えばゴルフなら、手を使ってボールを運んではいけませんよね。
そういうルールがあるから面白くなります。

なんでもOK、制約がないのではスポーツはつまらなくなるのと同じように、
服を着る場合もルールがあって、そのルールを基に遊ぶから楽しい、と考えてみてはいかがでしょう?

まずはルールを知るところからはじめよう

ルールの中で遊ぶには、まずルールを知る必要があります

礼装という言葉を耳にすることがありますが、実は服は装って初めて服装になります。

例えば、黒のタキシードさえ着ればその場ではOK、というようなことではなく、
タキシードという服を、ルールに基づいて装って初めて礼装となるのです。

すると、礼装とは一体何か?といった話になっていくのですが…。

実は、18世紀、19世紀のヨーロッパ貴族の服装なのです。

礼装は貴族の普段着だったわけなんですね。

現代においては特別な場で着るというイメージが強い礼服ですが、
当時は今よりも気楽にきていた服だったんです。

ということで、
当時の貴族の服装を、特別な日やドレスコードのあるパーティーで着ることができる。

普段の服を着るように、とはいかないまでも、
礼装を着ること、そのものが楽しいことだと捉えてみて下さい。

それでは具体的なルールをみていきましょう。

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