

クラシックなスーツスタイルとは
オーダースーツ 東京ボットーネの松はじめです。 スコットランドの名門生地、リードテーラーという生地で仕立てた一着。拝みボタンでクラシックフォーマルな仕様ですね。 イギリスの仕立て屋さんの街があります。 それが「サヴィル・ロウ」。 それが日本で「サヴィル・ロウ→→背広(せびろ)」という言葉に変わったという説もあるんです。 他にも、単純に、背中の一枚当たりの布の面積が、モーニングコートよりもスーツの方が広いから、背中が広い=背広、という説もありますよ。 そんなわけでありまして、どういうわけで背広と呼ばれ出したかは定かではないのですが、現在のスーツをたどると、必ずイギリスに行きつきます。 そもそも衣装というものは、もともと宮廷服、それが乗馬服になり、フロックコート、燕尾服から現在のスーツになりました。 でも、なぜイギリスの服が世界に発信されたのでしょう…?
それは、イギリスの植民地の多さです。
イギリスはアイルランドをはじめ、コロンブスの大航海時代から北アメリカ大陸、最初は交易を目的とした東インド会社から、インド、七年戦争でフランスと争いカナダを、
さらに19世紀ナポレオンを打ち破り、海洋の覇権を握り、大英帝国となります。東南アジアのビルマ、マレーシア、近年返還されましたが中国の香港、オーストラリア、ニュージーランド、アフリカではナイジェリア、南アフリカ、南アメリカ大陸でフォークランド諸島と、かなりの勢力だったんですね。
ブリティッシュスーツというのは、スーツの原点です。
そのブリティッシュスーツが、イギリスを起点にアメリカ、イタリア、フランスへと入っていきます。
アメリカントラッドというスーツスタイルがありますが、これもブリティッシュスタイルが原型となったスーツです。
写真はアメトラスーツ
こうしてイギリスの服装の文化は、世界中に大きな影響を与えていきます。
スーツは、コートと呼ばれていました。
コートには、外被、毛皮、塗料というような意味があります。
だから上に羽織るものはコートなのですね。
そうして現在の冬に着るようなコート、オーバーコートは、後に登場しました。
スーツのイギリスでの呼び名は、ラウンジコートでした。
ラウンジは、くつろぐという意味ですね。
つまり、くつろぐためのコート=スーツだったのです。
現代ではスーツを着ていればビシッと決めているイメージがありますよね。 ラフなスタイルといえば、Tシャツにジーンズになってしまいましたが、当時はスーツスタイルでもくつろぎのスタイルだったということでしょう。
ちなみにスーツという意味ですが、「適応させる」とか「合わせる」という意味があるようです。
もともとは17、18世紀と身分を表し分類する手段だった衣装が、一般向けの服になったということを意味しているのです。
と、いうことで、、、スーツスタイルは英国が基本であり、
それぞれの土地や文化で変化したのです。
私が好きなスーツスタイルで、英国にも近いミラノのスーツスタイルがありますが、これもとてもクラシックです。
ミラノはBANKER(銀行)の街ですので、富裕層の資産運用のために信頼を得られる服装をする必要があり、そこからクラシックでカタいスーツスタイルが生まれているといわれます。
英国との違いは、見た目のカタい雰囲気は同じでも、着た感じの柔らかさです。
イタリアの服作りは柔らかいのです。
クラシックなスーツは、ずっと変わりませんから、長く使えます。
そこに流行というスパイスを入れつつ、似合うものをチョイスしていくと、とても素敵な自分スタイルが出来上がっていくと思います。
そろそろいいスーツ揃えないとなぁ、と思ったら、クラシックなスーツを選ぶのが正解です。
着こなしブログ「スーツ着こなしの知識」もご覧ください。




