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オーダースーツから本切羽が生まれる

スーツを折角オーダーするのですから、私たちは本切羽を推奨しています。
本切羽(ほんせっぱ)また本開き(ほんびらき)といった呼び方もありますが、これはジャケットの袖口部分のボタンホールが開く仕立てです。
ボタンをかけたり外したりすることができる本切羽の仕立ては、ビスポークなどオーダースーツから発祥しているといわれています。
さてこの本切羽には別名ドクタースタイルという名前があります。
ヨーロッパでは、スーツはジャケットは脱がないのがルールです。
その理由は、シャツが下着なのに対して、ジャケットは上着であるから。
ジャケットを脱いでしまっては下着姿を人前に晒してしまうことになるわけです。
(もちろん日本の皆様も本来人前で上着を脱ぐのは失礼に当たるのでご注意を…)
ところが、どう足掻いても上着の袖をめくらなければいけない、もしくは上着を脱がなければいけない職業の方もいました。
その職業はドクター。
患者を診察する際や手術の際に、この紳士の着こなしルールはちと邪魔であります。
とはいえやはり紳士たるもの、ルールは重んじたいもの。
そこでスーツの袖自体をめくれるよう仕立てる考えが生まれました。
これが本開き誕生の由来という説の一つです。
こうした様々なドラマに想いを馳せながら、今日の時代もスーツを着た紳士は、ビジネスという名の戦場で、着こなしと実用性のバランスの中せめぎ合いながら戦っているというわけです。
着こなしブログ「スーツ着こなしの知識」もご覧ください。




